腰部脊柱管狭窄症 その2 症例 2 (続きです) | ange-0104さんのブログ

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(続き)


更に、2年程通われておりましたが、

ある日、慶応病院の担当医からオペ

(手術)を強く勧められたとの事。



私としましては、症状も改善傾向に

ある事だし、1日に、ゆっくりでは

あっても15000歩のお散歩が出来ている

状態でのオペは、如何なものかと・・

私は、オペは最後の手段して、現状を

保存療法的に維持して行く事をお薦め

しました。



数実後、再び、担当医からオペの勧めを

受け、ご本人は大変迷っておられました。

年齢的に言えば、担当医は、少しでも

早いうちにオペを・・逆に私は、年齢を

考えれば、このまま保存療法で・・と言う

感じでありました。



そして、私は、奥様とご本人に、セカンド

オピニオンを勧めてみました。そこで、腰部

脊柱管狭窄症の豊富な症例とオペを

行なっていると言う病院をご本人がどこからか

情報を得て、そちらへセカンドオピニオンと

して受診されたのです。


しかし、そこでもやはり、オペを強く勧められて

・・尚且つ、1ヶ月後には、今の状態とは

雲泥の差」とまで言われたとの事でした。

(本当に、そんな事をドクターが言ったのかな??)


本人にして見れば、私の所で状態はかなり改善

されてはいても、昔の様に、サッサと軽快に歩き

たい・・と言う思い、欲?があったのかと思います。



結局、その方は、セカンドオピニオンを受けた

病院にて、オペを受けられました。



ところが・・オペ後の経過がすこぶる悪く、

オペの箇所が化膿し、更にそれが良くない方へと

行ってしまったそうです。

糖尿病があるので、化膿しやすく、傷もつき

にくい事は、私は、オペをすると聞いた時にお伝え

していたのですが、その通りとなってしまいました。

私の母が同じように糖尿病で、

オペ後の経過がすこぶる思わしくなかった

経緯がありましたので。



そして、結局2~3週間で退院出来る予定

だったのが、何と1年以上の入院生活を強い

られたそうです。その間、色々な経過の

変化や既往歴・現病歴にあるものが悪影響を

及ぼした可能性もありますが・・・私にとっては、

想定外であり、最悪な結果に

思えてなりませんでした。

(確かに悪い方へと雲泥の差が出ました)




ご本人が退院されて、数ヶ月が経った頃なの

でしょうが・・ご本人から私に電話がありました。

「どうしても1度、伺ってお話をしたい」・・と。

私は勿論、快諾しました。



そして、来院された時、私は息を飲む程に、

変わり果てた姿をしておりました。長期入院に

よる筋力低下、一人では歩けなくなっている姿、

溌剌とした表情も面影なく・・ただただ、うなだれて

いる姿に痛々しく、私自身がとても悲しい気持ちに

なったものです。




(更に続く事に・・)