助けたいのに殺されていく命たち | アニマルフォスターペアレンツ

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捨てないで、傷つけないで、殺さないで・・・。犬猫達の心の叫び声が聞こえますか?

どんなに助けたくても殺処分という名のもとに殺されていく犬たちが数多くいます。

 

 

野犬(野良犬とも呼ばれています)の存在を知ってから、もうすぐ28年になります、今はもうない保護団体の一員として保護のお手伝いや預かり、里親探し、お届けをしていました。

 

 

昭和が終わり平成の始まりの頃です、自分が住んでいる地域には野良犬など見たこともなかったのですが、関わった地域には群れをなして道ばたを歩いていました。

 

 

それから段々と減ってきました、自然淘汰されたのでしょうか、ただゼロにはならないのです、繁殖力が強くてたくさんの仔犬を産むのです、行政もやっきになって捕獲器を設置して殺処分をしていました。

 

 

警戒心が強く利口な野犬たちは捕獲器を見ただけで警戒して寄り付かなくなり、最後の手段として毒ダンゴをまかれ殺されたこともあり抗議もしました。

 

 

野犬たちの苦しみを目の当たりにして、どうしたら減るのか、そんなことばかり考えていました、野犬たちは(野良猫もそうですが)食べるものがなければ草を食べ木の実を食べ泥水を飲み生きながらえています、時には養鶏場の鶏糞を食べていることも多々あります、痩せこけてフィラリア症で短命です、産まれて来ても良いことなど何もない一生です。

 

 

野犬たちを減らすためには仔犬が産まれたら何とか捕獲して育て新しい飼い主探しをすることです、巣穴を探し出して這いつくばって捕まえます、それでも保護できないと少し大きくなった頃に捕獲器に入ってしまいます、捕獲され行政に抑留されたら引き出しはほぼ不可能となります、譲渡対象のために判定という大きなハードルがあります、唸ったり噛みつこうとしたら譲渡不可となり殺処分になってしまいます、助けたいのに殺されていく命です、昨日まで山の中を走っていた子たちが野犬ということだけで生きることが許されません。

 

 

野犬たちに餌を与えるから悪いし増えるし減らないと言われることがあります、生きている子たちを飢え死にさせることは出来ません、世の中の人が優しくなったらと心から願っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

罪のない命が殺されることなく過ごせますようにクローバー