凍てつく寒さの中、動けなくなっている猫を保護しました | アニマルフォスターペアレンツ

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捨てないで、傷つけないで、殺さないで・・・。犬猫達の心の叫び声が聞こえますか?

凍てつく寒さの中、動けなくなっていた猫を保護しました。

 

 

少し前から相談がありました、高齢の方が野良猫の不妊手術をして地域猫として餌やりをしていたのですが、最近は餌やりの方が居なくなって猫がうろうろしていて日ごとに痩せてきていると、、、何とか捕まえて下さればこちらで保護しますと伝えたのですが、猫の姿を見なくなったと言われて気になっていました。

 

 

昨日、突然現れたと連絡がきました、もう歩くこともままならない様子だと聞き、すぐに捕獲をしました。

 

 

 

 風邪が酷く脱水状態でした、体温も下がっていて何日間食べていなかったのか、まさに飢えと寒さとの戦いだったのでしよう。

 

 

 

 

 鼻がガビガビで目は目やにで明かない状態で、これでは食べ物があっても見えないし匂わないしで、食べることはできなかったのでしよう。

 

 

 

 

首の下に大きな穴が開いていました、何か他の動物に噛まれたか、ケンカをしたのか、処置をして衰弱しているので無麻酔で縫って貰いましたが、本当におとなしくて我慢していました。

 

 

 

 
雨に打たれていたように全身が毛玉で、まるで亀の甲羅のようにカチカチになっていました。
 
 
 
 
少しずつ少しずつほぐすようにバリカンで刈りました、時折、何かを訴えるように泣きました、辛かったと言っているような、そんな気がしました。
 
 
点滴をして風邪の治療もして血液検査もしました、幸いエイズ白血病は陰性でした。
 
 
一日中日当たりの良い保護施設の猫部屋へ移動しました、美味しいご飯をたくさん食べて、ゆっくりのんびりして欲しいと思います。
 
 
たまたま保護できた1匹の猫です、野良猫の多くは人知れず物かげや草むらで命が尽きるのです、外で暮らす猫たちのことを思うと心が締め付けられる思いです、野良猫や野良犬にも優しい世の中になって欲しいと今年の終わりに思っています。