行政(包括支援センター)からの相談で、ひとり暮らしの飼い主が認知症で入院、その空き家にいる猫たちの捕獲を年末からお正月明けまで片道1時間くらいを掛けて毎日の様に通っていました。
行政の担当者は5匹位と言い、親族は10匹位と聞いていたのですが、昨日までに15匹の保護(捕獲器での)が出来ました。
家の中の猫は室内をくまなく探したので、これで終わりだと思うのですが、当初は窓が開け放っていたので、まだ外に取り残されて居る猫が居るのではと引き続き屋外で捕獲器をしかけています。
暖房もない薄暗い部屋で、決して帰ることはない飼い主を待つ猫たちが哀れでたまりませんでした、ドアを開けると飼い主が戻って来たのかと勘違いをするのか泣きながら近寄って来ます、すぐ違う人だと気づき逃げていく、それを見るのが辛くて仕方がありませんでした。
捕獲した15匹のうち避妊手術済みは1匹だけでした、室内には餌の一粒も落ちてはいませんでした。
親族から聞きたくもない複雑な家庭の事情を聞かされました、費用の捻出が出来ない言い訳にも聞こえましたが、いつでも人間の犠牲になるのは物言えぬ動物たちだと再認識しました。
念のための捕獲は続けますが、取り合えず15匹は暖かな部屋でご飯をお腹いっぱい食べています。
どの仔も丸顔で可愛い子たちです、できたら新しい家族の一員として幸せになって欲しいと心から願っています。