老犬との別れ | アニマルフォスターペアレンツ

アニマルフォスターペアレンツ

捨てないで、傷つけないで、殺さないで・・・。犬猫達の心の叫び声が聞こえますか?

長年の保護活動の中で高齢の保護犬がたくさんになって見送る子たちも多くなりました。



2015年10月、ブリーダー崩壊で30頭の犬たちを引き取りました、どの子も悪臭を放って体調も最悪な状態でしたが、次々に幸せを見つけて巣立って往きました。



その中でガリガリに痩せて、しかも全盲のイングリッシュコッカスパニエルのお爺ちゃんがいました、昏々と寝てばかりで長くは生きられないと思っていました。



その後、立ち上がれるようになってトリミングもしました。




すぐにでも死にそうだったお爺ちゃんが2年と4ヶ月生き抜いて2月の20日に亡くなりました、たくさんの幸せはあげれなかったけれど、ゆっくりのんびりと過ごして貰いました。



2016年6月、飼育放棄として行政に持ち込まれた14歳の雑種犬を引き取りました、20Kもある大きな子でしたが悲しげな表情が印象的でした。



高齢の為に新しい家族は見つかりませんでしたが、岳と名づけて1年と9ヶ月の間、仲間と共に楽しく過ごし、3月8日静かに眠りにつきました。



今、我が家や仲間の家には20頭以上の高齢犬がいます、日々の世話もさることながら人間の身勝手で不幸になった子たちに安らぎとささやかな幸せを感じて貰えるように過ごしています。