今年の3月末、飼い主が自ら行政に持ち込み殺処分前日に引き取った老猫のキキ、死にかけたこともありましたが何とか半年経ちました。
引き取った当日のキキです、無表情で目も合わせず悲しみの中にいました。
まるで生きることを拒否するように、ご飯もお水も口にしないで立ち上がることさえしませんでした。
これでは死んでしまう、そう思い経管栄養に切り換えました。
生きる希望のない子に無理矢理生かしているのかと自問自答の日々でした。
起き上がることすらしなかったキキですが、名前を呼ぶと少しだけ小さな声で答えてくれるようになりました。
ある日、突然立ち上がってご飯を食べ始めました、生きるという気持ちになれたんだと思いました。
経管チューブをはずして食べるようになって表情も変わりました。
うれしそうにノドもゴロゴロ鳴らします、キキの気持ちも分かる様になりました。
お気に入りの場所で気ままに過ごしています、ゆっくりと時間が流れています。
半年前、殺処分の前日に救い出したキキ、穏やかな日々が一日も長く続きますように、、。