美かさ @ 宮崎台(神奈川) | たべるたべる時折あるく

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1日3食じゃ足りません。食べるの大好きなtabaのひとりお家ごはん&グルメ日記


ぶれてるけど…



もしかしたら初めてかも!
天ぷら屋さんでコースを食す贅沢な晩ごはん。



そもそも、
お友達のお子さんが劇団四季のオーディションに受かり
ドキドキで公演を見に行ったのです。

生まれた時から知ってるからもう涙・涙・涙
大勢の人たちの注目を浴びて
舞台で歌ったり演じたりできるなんて!!!

普段はスーパーマリオがめっちゃ得意な
普通の小1の女の子やのに
楽屋口では先輩女優さんに向かって
「今日もありがとうございましたっっっ!!!」と90度の角度でお辞儀。

楽譜やら注意された事をメモしたノートやら
重たい重たいリュックを小さな体で背負って通ってる。
もう、もうもう!
おばちゃん、ほんと感動したよーーーー。



感動はこれだけでは終わらなかった。

帰り際に旦那さんが私の友人に向かって
「ずっとお稽古付き合って、
 送り迎えも大変だったね。
 今夜はtabaさんと羽伸ばしておいで。
 天ぷら予約しといたから。」

ってええええぇーーーーーー!



世の中に、こんな素敵な旦那さんがいるのね
ドラマちゃうん。
雑誌「VERY」のような世界が目の前に。。。



という訳で、
なかなか予約が取れないらしい
宮崎台の天ぷら屋さん「美かさ」に来ました。



待合のお部屋に通され
予約のメンバーが揃ったら一斉にカウンターへ。



舞台に登場するように
カウンターの奥にご主人がスッとあらわれ
流れるような手さばきで天ぷらを揚げていきます。



コースは2種類のみで
お造りありの9800円と天ぷらのみの9000円。


天ぷらは
海老の頭、ぎんなん、さつまいもでスタート。

そのあとに車海老が出てきます。
小ぶりながらも
中がレア気味で外はサクっと。




続いて、
もう一度海老が出てくるんだけど
これはみそがたっぷり入ってて、まったく違う味わい!

いか(写真失念)、アスパラ、きす、と続きます。

お野菜は中からじゅわっと
野菜の旨味がつまった水分があふれて
奇跡の美味しさ。
このお塩がまた旨いんだ。



まいたけ、れんこん、はも、万願寺とうがらし。
レンコンと鱧は写真撮り忘れ
あっつあつをすぐに頂きたいので
ついつい食べちゃいますね。

レンコンは、
これは火を入れ過ぎじゃないのか…!?ってくらい
しっかり揚げてあるんだけど
そうする事でレンコンの香りが強くなるそう。
しゃくっとした歯触りとねっとりした味わい。
レンコンの良さが最大限に引き出される揚げ方なんだなぁ。

そして写真の右下は・・・・・・、ハゼ!!!

これを目当てに訪れる人も多いそう。
天候のせいか最近はあまり捕れないらしく
この日は「運がいいよー」とご主人が何度もおっしゃってました。

ハゼの沿った背中の部分に
たっぷりの天つゆをすくって口に運ぶと
「!!!」
サクっと衣が一瞬くるんだけど
そのあとがクリーミーに溶ける!
うまぁぁぁーーーーー♪



雲丹の紫蘇巻揚げ、松茸、穴子

立派な松茸を半分まるっと揚げる気風のよさ。
お隣の方が
これで土瓶蒸しを何個作れるんだろう…と
ため息をついてらっしゃいました。
確かに!

長野県産の松茸。
これだけでも相当なお値段がすると思われます。

ハフハフと熱々を頂くんだけど
隠し包丁が入ってるので食べやすいんです。


穴子は活きのいいのを
目の前でさばく様子を見られるのがまた楽し。
長さは小ぶりな穴子でしたが味が濃厚。
最後の最後まで楽しめました。



〆は「天茶」か「天丼」のどちらかを選びます。
私は天丼を。

周り見渡すと、ほとんどの方が天茶を選ばれてました。

帆立とエビのかき揚げがのった
小ぶりな天丼。
お漬物と赤だしがこれまた美味しくて
最後までするんと胃に収まります。


あまりの美味しさに
女二人でビールにハイボール、
しまいにはワインフルボトルを空けてしまった。



しかもいい気分になって
次の予約をとってしまいました…。

なんと12月。
忘れないようにしないとーーー。