「六雁」のだいご味は
料理もさることながら
なんといっても広大なオープンキッチン。
作る様子をライブパフォーマンスのように
食べる人が見られるとこにある。
で、
総料理長の秋山さんもその下の料理人の人たちも
折に触れテーブルやカウンターにいらして下さり
お料理へのこだわりや工夫、素材について気軽にお話ししてくれる!!!
途中で生きてる鮎を見してくれて
めっちゃ活きがよくて驚いたり。
(金魚鉢みたいのに入ってたw)
私たち一見さんやし
なんの紹介もコネもないというのに。
高級やのに気取らんと
気軽に話してくれて質問にも答えてくれて
なんといい人なんや~。
習っているお教室で
包丁をひとしきり買うかどうか迷ってたから
料理人の方の包丁について少し伺ったら
なんと使ってはる包丁をテーブルまで持ってきてくれた。

こんなサービス精神旺盛なん初めて。
間近でみる
磨き上げられた包丁に圧倒されました。
一番手前の包丁は20年の間に
当初の半分の高さに減ってしまったそう。
そして一番奥の包丁の柄に注目。
使い込むうちに手の形にフィットするように
自然と真ん中がへこんでるんわかるかな。
毎日毎日
すごい時間をかけて包丁の手入れをするそう。
プロやなぁ。

ちなみに↑こちらは
トマトエキスを煮詰めて煮詰めて煮詰め続けて
密状になったものだそう。
砂糖は入ってなくてトマトの糖度だけ。
デザートのかき氷を何度もおかわりして
居座り続けてたら
最後に出してくれはった。
拘りは飲み物にも。

中国茶、日本茶それぞれ
こだわりの茶葉をこだわりの釜で入れてくれる。
これが驚きの美味しさ!
私が頂いたのは
「金糸雀(かなりあ)」という静岡県のお茶。
衝撃だわよ…。
このお茶飲んで
世の中には知らんことがまだまだあるんやって思ったわ。
どうやら銀座の「うおがし銘茶」で購入できるとのこと。
けど、自分で淹れても
この美味しさ出せるやろか。
きっとお湯の温度とか
器の温め方とか微妙な違いで
味が変わりそうな気がする。
というわけで、
今回の「六雁」は
学びと感動の多い夜になったのでした。