家庭科の授業。


ある制作物が一段落して、次は栄養について学ぶよと話し始めたAさん。

Aさんは、教員免許だけでなく栄養士の資格をもっていると得意になって話しまくる。

それはいいけど。


成長にどんな食べ物が必要かの話では、背をのばすのに牛乳🥛を飲まされたが大嫌いだったし、遺伝のせいでのびなかったとか。

結局何が言いたいかわからない話が続く。

途中から、なぜか納豆を激推しする話に変わりました。

わが職場は外国に繋がる生徒が多いから、納豆はいくら激推しされても家で出されることはない人も少なくない。

彼女の頭にはそんな配慮は微塵もない。

もう少しクラスにいる人が誰でも食べられるものについて話してくれたらいいのに、、、。

幸い食物アレルギーがある子はいないのですが。


そこまでは、はてなと思うことはありましたが、まだ聞いていられました。


この中で、夕ご飯が9時過ぎになることがある人?と挙手させた。


お母さんが仕事が忙しいときはたまに9時過ぎになることがあるとB君が手を挙げました。


Aさん、そうなんだと言いながら、次に、、、。


わたしは栄養学を学んだときよき言われたことですが

9時過ぎの食事は毒でしかないから!!

と、いい放ちました。


B君のご両親は、誰もが知っている有名企業でバリバリ働いています。

忙しいお母さんがやむを得ない残業をして疲れているでしょうが子どものために整えた夕食を、毒呼ばわり!!!

わたしは、びっくりしてしまいました。

頑張っているB君ママが聞いたら、深く傷つく言葉だと思います。


たしかに夕ご飯は6時から7時くらいに食べた方が身体には負担がないでしょう。

でも、Aさんが学んだ50年前とは社会状況も家庭環境も、子どもの生活も変化しています。

我が家も次女が大学受験のときは、塾の休み時間にパンやおにぎりを食べたり、スープジャーに入れたスープを食べていました。

帰宅してから、11時くらいに、軽く食事をとらせていました。

子どもたちの中にはシングルマザーが夜間工場で働いていて、夕食代をテーブルに置いて貰っている子もいます。

それで、ラーメン🍜屋さんに行ったり、コンビニで買ったりしている。

親が子どもの食事を気にかけて何とかしてあげようとしているのだから責められる筋合いはない。


個別支援級の家庭科で教えるべきことは。

9時すぎの食事は毒!ではなく。


◯9時過ぎに食べざるを得ないならどういうメニューにするかとか(B君のママは考えていると思う)


◯ご飯の炊き方、カレー、シチュー、肉じゃが、味噌汁、野菜🥦スープなど、自分で作れるようにする。(個別支援級は火気や刃物の使用はNGな方も多いからこれはハードルがかなり高い。)


◯電子レンジの使い方


◯インスタント食品の使い方


◯コンビニやスーパーで惣菜やお弁当を買う時どんなものを選んだらよいか。


などだと思います。



Aさんは70歳を過ぎている。

非常勤講師なんだけど、3年前から物を置き忘れたりしまい忘れたりする、鍵の管理ができない、昨日のことを忘れてしまう、授業が支離滅裂など認知症?と思われる。

管理職に訴えたんだけど、居ないよりましでしょうと言われ今年も働いている。

病気療養中の方と、お子さんが小さい方がいらしてその方々が休まざるを得ない日もある。

家庭科はAさんのプライドのために担当して貰っていますが、同僚は家庭科の免許があるし同僚とわたしのやりたい教科です。

最近はいないよりまし、より、いるからのトラブルがある。

いろいろ忘れちゃうのにご家族は気づいてないのかしら。

わたしと同僚は、ご家族からもう十分だから非常勤はやめたらと言ってくるるのを期待しています。













ファミマのスープ

ゆずが効いていて気に入りました。

今夜のご飯にいただきます。