今朝、食器を片付けようとして不注意でご飯茶碗を割ってしまいました。

こんなとき、母に

「ごめんなさい、不注意で割ってしまいました。」と謝ると言ってくれた言葉を思い出しました。


「形ある物はいずれ壊れる。怪我しなかったなら気にしなくていいよ。たまには割れないと作っている方々のお仕事にならないし。」


母は気難しいところがあって、だらしなくしている私をよく叱りました。

でも、何かやろうとして失敗したことを叱ることはなく、上のような言葉を言ってくれました。

初めておからを煮たとき、砂糖と塩を間違えたてしまったのも笑ってくれました。

あまり大量に塩を入れてなかったので、具材を多くすることで味も調整できて何とか食べられるように

作り直せました。


あまり料理が好きではなかったわたしが、鏡開きの日に母がやらなくなったお汁粉を作ったときは


鏡割り 50の娘の 初汁粉


という俳句もどきを作って私をからかってきました。

(全く〜、くえないばばぁだと心の中で言い返しました。←口が悪くてすみません。)

母は料理上手でしたから、何を作っても母のようにはいかないから、長らく料理を積極的にする気になれなかったのでした。


母が嫁いできてすぐ急須を割ってしまい、義理父母に叱られる!と困ったことがあったそうです。

父が察して、すぐにデパートに行き同じようなのを買ってきてすり替えてくれたそうです。

お父さんほど優しい人はいないとよく言っていました。


祖父母は萬古焼の急須を愛用していて、使い込むといい色になるんだ、と言っていました。



こんな感じの。



今でも5000〜6000円します。

お小遣いの少ないサラリーマンには結構な出費になったでしょうが父は全然母を責めることはなかったということです。


我が家には何代目かの萬古焼の急須がありますが、

Mrs.雑 のわたしは茶葉が捨てやすく洗いやすいのを使っています。



こんな感じの。

紅茶、緑茶、烏龍茶、何でもこれで済ましてしまう。


さらに、最近はお茶を飲むのがわたし1人になったので茶漉しつきマグカップを愛用しております。