今日スーパーでいつもは置いてない馬刺しや鴨肉が売っていました。

馬刺しは好きですが、50グラムくらいの冷凍パックがけっこうなお値段でした。

あきらめてオージービーフを買いました。



それがきっかけで、同僚のお子さんの担任が出した頭がおかしいんじゃない?と思ってしまう宿題の話を思い出しました。


小学校2年生の国語で『スーホの白い馬』というお話を読みます。



この絵本もいきさつがいろいろあり、それもおもしろかった。



スーホという少年と白馬の強い絆を描いた本です。

王様に白馬を取り上げられたが、馬は隙をみて少年のもとに帰ろうとした。逃げ出すときに矢傷を負い少年の看病も虚しく死んでしまう。少年は死んだ馬の皮などを使い楽器を作る。それが馬頭琴のはじまり。(下手な要約ですみません。)


この物語を学習したあと担任が出した宿題。

「馬肉を食べてみよう。」

同僚は困惑したって。

少年が愛した馬が死んでしまうストーリーなのに、馬の肉をたべろと?

意図がわかりません。

でも宿題をしないと強く責められるので、熊本料理屋さんに連れて行ったんだそうです。

冒頭にも書いたけど、そこらへんのスーパーではいつも売っているわけではないし、比較的高価だし。

お取り寄せしたくても、共働き家庭が多いからそれも手間でなかなか難しい。

何より、児童たちの気持ちが心配になる宿題です。

馬頭琴の音色を聞いてみよう、とかでいいのでは。

それだって担任が音源を探して授業中に聞かせてあげればわざわざ宿題にしなくていい。



横浜は公立小中学でも、外国に繋がる生徒保護者が多いです。

馬肉を食べる文化がある国は限られる。

宗教的な問題もあるし。

そういう土地柄なのに、あまりにも配慮がない宿題だと思いました。



ちなみに、モンゴルでは馬肉もマントウなどにして食べるそうです。



この先生は、何か食べさせる宿題を出す癖?があるらしく 工藤直子の「ふきのとう」という詩を読んだときにも、ふきのとうを食べてみよう というのを出したんですって。

横浜も郊外だとふきのとうはそこらへんで採れます。

が、同僚が住んでいるところにはふきのとうは中心部だから生えていません。

公園とかならあるかもだけど、公園の植物は採取してはいけません。

しかも、シーズンが違う。



同僚は家から行ける範囲内のスーパーを全て探したけどありませんでしたと連絡帳に書いたそうです。

思うに担任自体、ふきのとうを摘んだり食べたりしたことがないんじゃないかな。

だから、思いつきで無茶な宿題を出すんじゃないかしら。

それとも、味わえば文学が理解できるとでも思っているのかしら。





子どもが食べて美味しいものではないと思います。

わたしはおばが存命中に毎年送ってくれたのを料理したことがあるけど。

都会育ちの若い保護者は見たことも食べたこともない人がいるんじゃないかな。


その担任は、保護者に向かって職業差別的発言もあったそうです。

進級して担任が変わったときは心底ほっとしたそうです。

こんな酷い話は初めて聞きました。