ブログマラソン第2回目
映像教材でフランス語を学習し、ブログにアウトプットしていきます。

第2回は、パレロワイヤルに佇む小さな小さなお店『MissBibi』が紹介されています。
実はこちらのお店、小さいのには理由があります。

今回はインタビュー形式で、ナビゲーターのアガットさんと店員のマルゴさんとの会話で話が進んでいくため、生の会話を体験することができました。
またホームページも覗いてみると、Bibiさんは3年間日本で働いていたようです。
こちらも読んでみると勉強になりますね。
↓ホームページはこちら(可愛いアクセサリーがたくさんあります)

http://www.missbibi.com/fr/


では、今回学んだことを挙げていきます。voilà~

<気になった表現・単語>
attitré
意味:専属の、ひいきの、いつもの
名詞+attitré de la cour impériale で「皇室御用達~」の意味となる

le talon aiguille
かかと+針で「ハイヒール」を表現しているのが面白いと思いました。

ça peut aller avec n'importe quel sorte de style vestimentaire!
どんな服にも似合いそうですね!と言っているシーン
「n'importe quoi:メチャクチャ」という意味でよく使うので、これまで文章をつくる際には「n'importe~」という表現を避けていました。
使用方法を一つ学んだので、今後使ってみようと思います。

du coup
意味:その結果、そのために、とたんに、すぐさま
マルゴさんの話の中で何度もこの言葉が出てきました。1回目の解説にあった中の「donc」のように会話の中で意味のない繋ぎ言葉として使用されるようです。
人それぞれ話し方に癖があるのがわかりますね。

<解説授業まとめ>
①生の会話だからこそ!言い直し
 A:...Margot, donc qui est la vendeuse attitrée...
 M:Non, deux jour par semaine!
 A:Deux jour par semaine!
Donc qui est la vendeuse deux jour par semaine...

 常勤の店員さんだと思い紹介したところ、実は週2日のみだと意外な答えが返ってきて
 アガットさんが驚きもう一度言い直しています。

②Bibiさんの創作の根底にあるもの
elle a développé cette univers de créations inspiré de l'enfance...
...enfin des objets du quotidien mais miniaturisés....

日常のものをミニチュア化したものがアクセサリーのモチーフになっていることを説明しています。
子供の頃に楽しんだ「ままごと(dînette)」からインスピレーションを受けて創作の世界観が出来上がったそうです。
「l'enfance」にはままごとをして遊んだ経験が隠されています。説明をうけると納得できましたが、文章だけだと想像がつきませんでした。会話をスムーズに進めるには、文法だけでなくその国での常識も知り、暗黙的に指し示す背景などを想像できることも必要だと思いました。

③お店の基本理念
...dans l'esprit de la maison
②から話が続き、日常のものをミニチュア化することがこちらのお店の基本理念となっている事を話しています。
そしてお店が小さい理由はここにあります。基本理念を忠実に再現しているのだそうです。
ここで、こちらのお店にぴったりなフランスのことわざを教えていただきました。
Tout ce qui est petits est mignons.(小さいものは全てかわいい)

④一目惚れ
...trouvent les bijoux mignons, regardent, essayent et c'est vraiment au coup de coœur, souvent!
「au coup de coœur:一目惚れ」ですが、ここではもう一歩行動が進んで「衝動買い」と訳すのがしっくりきます。
⇒「ウインドウショッピングをしていて思いがけず可愛いアクセサリーを見つけ、手にとって見て試して、衝動買いしてしまう」このような様子が目に浮かびますね。

⑤急に出てくるdeux
leur collaboration à elles deux
Bibiさんのこと、お店のコンセプトについて話していたところに突然elles deuxが出てきました。
これは、お店を立ち上げたメンバーがBibiさんともう一人いることを話しているそうですが背景を知らないと理解しづらいですね。
話している本人にとっては当たり前のことだけれど聞いている側にとってはそうでないこと、会話ではよくありますね。
こちらも生の会話だからこそ、突然異色な情報が入ってきた一例だと思います。

⑥少しずれたもの??
Des objets qui sont un peu décalé
「décalé:ずれた」ですが、直訳すると「変なもの」のような印象があり、可愛いアクセサリーの話をしているのに何か違和感があります。
ここでは「ずれた」を発展させて「あまり見られないような」と解釈するそうです。
なるほど!変なものから特別なものに印象が変わりました。
辞書の言葉に捕らわれずに頭を柔らかくしてイメージを膨らませるということも必要ということでしょうか。

今回の映像は1回目よりも話すスピードが速く、また会話ならではの言い直しがあったりとスクリプト無しでは理解するのが難しかったです。文章は複雑ではないけれど会話ならではの難しさがあったように思います。
そして、内容を紐解いていくと興味深い情報が詰まっていて、フランス語での表現方法を学べたのはもちろん、1つの世界が出来上がる様子も垣間見れたなぁと思います。