「普通の女の子として存在したくないあなたへ」
昔の村上龍。
本のタイトル。
村上龍のタイトルにはいつも引き込まれました。
「五分後の世界」とか。
「コインロッカーベイビーズ」とか。
そもそも、アメブロ始めようと思った時、ハンドルネームを考えました。
その時には既に傾倒していた時期も過ぎていたけど、抽象的で、でも思い入れもあって、そんなのがいいなって思ったので、「コインロッカーベイビーズ」に登場するアネモネにしました。
村上龍の熱はその後、私の中からは消えて行き、村上春樹はしばらく大興奮でした。
「普通の女の子として存在したくないあなたへ」
刺さります。
かつての思春期の頃、すごくこう思っていたからです。
特別になりたい。特別に憧れる。個性的とか。
なんだったんでしょうね。
あの衝動。
特別な何かが無いと認められないような?
特別な何かがあれば満足するような?
すごくグラグラしていたからこそだったのかもです。
平凡が怖い。
誰にも気付かれないようで。
誰かに気付いてもらいたい。
そんな消え入りそうな渇望を抱えていました。
今は。
何か特別である必要性を感じないです。
平凡上等。
ただ、私は普通に生活してます。
とりたてて何かに秀でることもなく。
そのことに満たされている私を嬉しく思います