デジタルへっつい幽霊 下 | anemone-baronのブログ

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落書き小説根底にあるもの!
私の人生は、「存在しなければ、何を言っても正しい」という数学の存在問題の定義みたいなもの。小説なんか、存在しないキャラクターが何を言っても、それはその世界での真実なのだ。

 

 

 

sumaho
 

 





前半からの続き


職場にて
 
 俺はいつものオフィスの片隅で、モニターの前でウォレットのパスワード解読情報を探していた。
 
 左遷された身なので、いつも仕事なんか大していなかったのでデスクには、書類の山々とコーヒーカップの輪ジミが、まるで月面のクレーターのように広がっている。
 
 会社の同僚たちも、真面目に打ち込んでいる俺を不思議がってチラチラ見ている。
 
 しかし、今の俺は月面ウォークに出かけてる気分で、デジタル通貨の謎を解くことに全神経を集中させていた。
 
 ビットコインウォレットのセキュリティは、まるでスターウォーズの宇宙要塞のように堅固だ。
 
 プライベートキーという名のコードを知らなければ、財宝には手が届かない。
 
 俺は、このコードを取り戻す鍵は、幽霊の生前の情報にあると確信していた。強靭なシステムのパスワードには必ず意味があるって事を経験値でしっているから。
 
俺は「まずは幽霊の生前の情報を聞き出すのが要だな」と思い、夕方会社を後にした。
 
 
 自宅
 
 オレの部屋は、安物のビールの缶が散乱する戦場のようだった。相変わらず安いビールを飲みながら、会社で調べた情報を整理していた。
 
「そういえば、幽霊の野郎が用事あったら呼んでください。って言ってたけど、呼び出し方聞いてなかったな?」って事にいまさらながら気がついた。
 
すると、俺のスマートフォンが着信を知らせるように震えた。画面には「Unknown Caller」と表示されている。
 
 俺は、これが幽霊からのサインだと直感した。電話に出ると、幽霊の声が聞こえてきた。「元金さん、呼んでいただけましたか?」
 
「いや、呼んでないけど…どうやって電話してきたんだ?」と俺は尋ねた。
 
「ああ、それはですね、あの世にもWi-Fiが整備されてまして、スマートフォンも使えるんですよ。ただ、通信料が高いので短めにお願いします」と幽霊は答えた。
 
 俺は、このテクノロジーが進んだ霊界に感心しつつも、幽霊にウォレットのパスワードについて尋ねた。
「おい、パスワードなんだけど、何かヒントになるようなことは覚えてないか?お前の生前の情報が必要なんだよ」
 
 幽霊はしばらく沈黙した後、「そうですね、私が生前の…それがヒントになるかもしれませんね」と言った。
 
「話を詳しく聞きたいから出てきてくれね~か?」
 
「分かりました、あっし共幽霊は現世に出れる時間が決まってますので、後ほどお伺いします。」
 
「後ほどって何時だよ」
 
「え~夜中の2時ごろでしょうか」
 
「おせいよ、寝てるじゃね~か」
 
「寝ていも結構です、起こしますからご安心を」と言って電話を切った。
 
 苛立っても仕方がないので取り敢えず寝た。
 
深夜
 
 夜中の2時、幽霊との約束の時間になると、元金の部屋は静寂に包まれていた。俺は、幽霊の訪問を待ちわびながらも、安いビールの酔いに任せて眠りについていた。
 
 すると、突如として部屋に冷気が流れ込み、時計の秒針の音がやけに大きく響き始めた。
 
「元金さん、元金さん、起きてくださいよ」という声が、まるで遠くの霧の中から聞こえてくるようだった。目をこすりながら起き上がると、そこにはあの半透明の男、幽霊が立っていた。
 
 俺はぱっと起き出して「やっと来やがったなこんちくしょうめ」
 
 幽霊は申し訳無さそうに「こっちにも色々ルールが有りまして、現世に出れる時間が決まってるいものですからスイマセン」
 
 俺はすぐにワークステーションに向かって、情報を入力する準備をした。「とにかくお前の個人情報をありったけ聞くから答えろよ。」
 
幽霊は張り切って「はい、がんばります」
 
 俺は最初に一般的な質問から始めた. まずは、名前、生年月日、住所、職業…。
 
 幽霊は「え〜と名前は、サトシ、生年月日は分からない、住所も分からない、職業もよく分からない」、殆答えられない。
俺は苛ついて、「てめ~迷子の子猫じゃあるまいし、やる気あんのか、お前が頼むって言うから睡眠の貴重な時間をさいてやってるんだぞ、おい!」て捲し立てた。
 
 幽霊は申し訳無さそうに「スイマセン、こっちに居ると昔の記憶が少しずつ消えていくもんですから~」
 
俺は、怒っていてもしょうがないので気を取り直して、「こっちで分かる情報を伝えるからゆっくり思い出してみろ」
 
「はい、分かりました。頑張ります。」
 
「頼むぞほんとに」
 
「まず、このワークステーション内のアプリケーションやデータを見るとお前は、プログラマだな、それもフリーじゃないかな」
 
幽霊は膝を叩いて「あっそうですプログラミングの仕事をしてました。」
 
 よし、それでいいぞ「メールの履歴を見ると、名前はサトウ サトシだな」幽霊は嬉しそうに「そうです、サトウ サトシです。うれしいな~」俺はそんな事で泣くなよっと思いながら質問を続けた。
 
 幽霊の記憶は、まるで古いハードドライブの断片的なデータのように、断片的で不完全だった。しかし、俺は諦めることなく、幽霊の断片的な記憶を辿りながら、パスワードの手がかりを探し続けた。
 
 時間が4時半頃になると幽霊は「元金さん、あっしそろそろ帰らないと」俺は、「まだ半分も分かっていないぞ」
 
「スイマセン。あっしらには現世に居られる時間が決まってるもんでして、また明日ってことで」
 
焦ってもしょうがないので、「つまんねえルールがあるんだな、分かった。それまで、出来るだけお前の情報をあつめてみるよ」
 
 幽霊は頭をかきながら「よろしくお願いします。こちらも何か思い出したら携帯でお知らせします。」と言い残して消えていった。
 
 
 
 仕事人
 
 職場では、自宅のワークステーションにネットワークで入って、仕事そっちのけで、サトウサトシと暗号通貨の情報をかき集めていた。
 
 昼食時も、彼はサンドイッチを片手にキーボードを叩く俺の、サーカスの曲芸師のような芸当を披露した。
 
 同僚たちは、俺の異変ぶりを見て、まるで宇宙飛行士が地球に帰還するのを静かに見守る管制官のようだった。
 
 俺は、幽霊が生前に使っていたであろうパスワードのパターンや、訪れたであろうウェブサイトのURLや、ヤツが好んだでたであろうキャラクターやAV女優や買い物の履歴まで、見えない恒星を探すかの様に調べ続けた。
 
 俺は、日中はスマートフォンを片手に、夜は幽霊とのやり取りを続けていた。
 
そのおかげで、サトシの生前の情報は殆ど分かり、死因やいつ死んだかまでヤツに伝えた。その頃から幽霊の奴を「サトシ」と呼んでいた。
 
サトシは感謝して「いや?元金さん凄いですね、どうやったらそこまで調べられるんですかね」
 
 俺は多少自慢気に「金融屋にはそれなりのネットワークが有るのさ、帝国データバンクや警察何かも、とにかく身元が分かれば後は早い」
 
 サトシは感心して「ハッキングとかしたんですか?」
「ま?多少はな、とにかくサトシの生年月日は1982/08/24だ、死んだ日は2020/4/15(推定)死因はクモ膜下出血、場所は自宅マンション、発見は死後30日後(推定)これは警察発表だ」
 
サトシは嬉しさが込み上がってくる様で「色々思い出しました、自分が死んだ時何かも」
 
 サトシは続けて「あの日は、プログラムの締め切りに追われて毎日の様に徹夜続きだった、もう完成と思って、デバッグしている時に、一瞬頭痛がして目の前が暗くなってハイお終い」
 
俺は興味本位に「で、死んだ後どんな感じだった」
 
「最初はワケが分からない状態が続いて、生前の景色が無くなって行く感じかな」
 
「なるほどね、死ぬ時の心構えが出来るね。良い事聞いた」
 
 俺は少し気になることを聞いてみた「な~死んだら健康なときの自分に戻るって丹波哲郎が言ってたが本当か?」
 
サトシは手を横に降って「それは裁判の後、上の霊界、一般的に桃源郷って所に行けた奴だけですよ。それまでは死んだときの身なりのままです。酷いもんです」
 
「へ〜そうなんだ」と考えた。
 
 そうそう、まだ分かっていない情報を聞かないと「どうしても判らなかった事があってな、重要な事でな!」
 
「へ?何ですかね?」
 
「女の事だ、彼女の事、良く彼女や女房子供の生年月日や名前何かをパスワードに絡めて来る奴が居るんでね結構重要な情報なんだ」
 
 サトシは照れ臭そうに「それなら心配いりません。あっしに彼女は一度でも居ませんでしたから、童貞のまま死にました」
 
「まじか、38歳まで!国定天然記念物みたいな奴だな」俺は笑いを堪えるのに精一杯だった。
 
「あっしはね、思春期から右手てが恋び…」
 
 俺は話しを遮るように「もう良いよそんな話し、とにかく女が居ないなら今ある情報だけでパスワードは解析出来るな」
 
サトシは「元金さんだって一人じゃありませんか。」
 
「俺はバツイチだし、昔、羽振りが良かった時は女房以外に他にも女居たし、それが離婚の原因の一つで…そんな事はどうでもいい」
 
「元金さん、僕はね、童貞を守り通したんです。それはそれで一種の偉業だと思いませんか?」幽霊は得意げに言った。
 
元金は、その幽霊のナイーブな告白に、さらに笑いを堪えるのが難しくなった。「お前、あの世でようやく初デートができるかもしれないぞ。」
 
幽霊は、その言葉に少し照れながらも、「そうですね、あの世での初デート…。それはそれで楽しみかもしれませんね。」と答えた。
 
 
あの世での出来事
 
 
 サトシは霊界の役所に呼び出されていた。
 
 死番役が「お前が死番弐ノ3874のサトウサトシだな」
「はい、私が死番弐ノ3874のサトウサトシに間違い有りません」と答える。
 
 死番役が偉そうに「お前は最近度々生界に足を運んでるそうだな。仕事熱心なのは良い事だ。」
 
 死番役はサトシを覗き込むような仕草で「元金とか言う人間と何度も会っておるな」
 
 素直に「ハイ、生前の頃のお金を引き出して貰おうと思いまして…」死番役は鉄扇を床にコンコンと叩いて「そんな事はどうでも良い、お前は、死後条例の刑法113番66条を知らんのか?」
 
「え〜と何でしたっけ」全く知らない。
 
 死番役は呆れたように「よく聞けよ、”生現者とコンタクトする時は、生現者と寿命萎縮の契約を結ばねばならない。これを怠って生現者を殺めた死靈は苦界にて禁錮100年の刑とする”これは、禁固刑だ再審や上告は出来ない」
 
 サトシは青い顔を更に青くして聞いていると。
 
「これは、閻魔様から勅令で来ている。お前の身の上などどうでもいいが、管理役の我々全体のボーナスに響くし出世レースからも落とされるほどの一大事なのだ。」
 
 サトシは震えながら「あっしはどうしたらいいんでしょうか」
 
 死番役「とにかく元金氏とすぐ契約を結んでこい。まだ間に合う。それと、契約を結べたらお前に褒美をやる」
 
「えっ、褒美ってなんですか」
 
 死番役はサトシの耳元で「渡しフェリーのチケットだ。内緒だぞ、俺の出世が掛かってるからな」
 
 サトシは半ば呆れながらも禁固刑だけは免れるため、死番役の条件に頷いた。
 
 
 ある夜
 
 俺は、上機嫌で安いビールを飲んでた。ウォレットパスワードの大体の見当が着いてきたからだ。「さて、幽霊サトシの出現を待つか」
 
 案の定、深夜の2時に奴が出てきた。俺は、「パスワード分かったぜ」と言いかけた時、サトシが「元金さん、大事な話があるんですが」と言って、俺に霊界での出来事を全部話してくれた。
 
「へ~、どこの世界も面倒な決まり事があるもんだね。」俺は気にもせず
 
「合うたんびに命が削られるのか牡丹燈籠みたいだな、でもよ、あっちの話はいい女の幽霊と毎晩いいことして死ぬんだが、俺はお前の仕事の依頼を受けて死ぬのか~」
 
俺は少し考えて「でも、金が入ればやりたいことやって死ぬものいいな。こんな糞みたいな世界に未練なんかないし。分かった了解してやろう。」
 
 サトシは心配そうに「死ぬの怖くないんですか」
 
「お前から死後の世界の情報色々もらったからな、事前学習が出来てると平気なもんだ」
 
俺は気を取り直して「パスワードは4s2A80t2O8S9h1iだな」
 
サトシは目を凝らして「どうして解析したの」
 
 俺は少し自慢げに「ROMのパスは2s4A80t2O8S9h1iだ分解するとsAtOShi+19800842、名前と生年月日の逆てれこだ」
 
 俺は続けざまに「ただ問題は42だが、警察の情報だと19800824だ24ここだけ逆になってる、って事は重要なパス4s2A80t2O8S9h1iを何処かで使ってるって推測ができる。ROMロックと同じくらい重要なパスはウォレットしかないだろ」
 
 サトシは「へ〜すごいっすね、そんな事したような気がする。で、この後どうするんですか」
 
「俺の作ったウォレットにサトシのウォレットからビットコインを移動する。その後俺の口座に現金化して終了だ。パスさえ分かれば簡単な作業だ、多少送金時間が掛かるがな」
 
サトシは感心して「もう移動したんですか」
 
俺はニヤついて「折角だから、移動する所を2人で見てみようじゃねか」
 
俺はサトシのウォレット承認のパスを打ち込んでEnterKeyを叩くと、ウォレット情報が開いた二人で「やった成功!」と雄たけびを上げる。
 
見ると「…26.3256」のビットコインが計算されて出てきた。
 
 現在相場は1ビットコイン420万円位だから約1億1千万の価値だ。
 
サトシも驚いて「そんな金額になってるんですか、改めてびっくりです」
 
 
「後は送金作業だけだな、送金はマイニングと同じだから多少時間がかかるか…よしこれでOK」で作業を終了させる。
 
 送金が終了したら俺の銀行口座に暗号資産交換業者をとうして現金化した金を振り込んでもらうだけだ。
 
 俺はサトシに向かって「でっ、俺の報酬は幾らくれるんだ」と単刀直入に聞いた。
 
サトシは少し考え込んで「元金さんに全部あげます」
 
「おいおい、いいのかよお前、金必要だったんだろ」
 
「はい、必要だったんですけど先程話した通り、三途の川の渡りフェリーの切符は有りますし、生前特に悪事は働いてないので割とすんなり裁判が進むと思いますし、今ぁ金が必要なくなった感じでして」
 
 俺は、コイツ正直な奴だな童貞だったのも頷けるわ~と感心して「じゃ、遠慮なくいただくよ」
 
「どうぞどうぞ、好きに使ってください。元金さんも寿命縮まってますんで、気をつけて、それじゃあっしは帰ります。」と言って消えていった。
 
「もう4時半か」現金化は、昼間やることにして今は寝た。本当に疲れた。
 
 
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 俺は、会社のデスクに突っ伏して、1億の使い道を考えていた。でも、どうもピンとこない。
 車?マンション?女?旅行?全てが霞んで見えた。そうだ、慰謝料を叩き返す?いやいや、それだけは絶対にしない。そんなことよりも、もっと何か、もっと意味のあることに。
 
 自分でも意外と凡人だな〜と思って笑いが込み上がる。そんなことを考えているうちに、ふと幽霊のサトシの言葉が頭をよぎった。「元金さんも寿命縮まってますんで、気をつけて」って。あいつ、最後まで心配してくれてたんだな。
 
 俺は、自分がどれだけ寿命を削ってこの金を手に入れたのか、改めて考えさせられた。何だかんだ楽しかったな、この先いつまで生きられるか判らないが取り敢えず現金にしてから考えるか。
 
 俺が、暗号通貨を交換業者に送ろうとした時、突然胸に電気が走って、コンセントを抜いたテレビの様に目の前がBLACK OUTした。
 
 どれだけ時間が​経ったのか判らなかった。何か見えてくると会社の同僚達が俺の周りで大騒ぎしている風景だ。
 
 俺は死んだのか?金にする前に死んじまったのか?すると後ろから「元金さん、元金さん」って誰か呼んでる聴き覚えのある声だ。
 
振り返ると案の定サトシだ。サトシは申し訳無さそうに「こんなに早く寿命が無くなるなんて、すんません自分が無知だった物で」
 
「気にすんな、今度はこっちの世界で生きてくだけだ」
 
 サトシは困った顔おして「いや〜生きてるってのとはちょっと違いますが」
 
 俺は段々と霊界の様子が見えてきた、しかし結構賑わってるもんだと半ば感心してた。
 
 サトシは心配そうに「元金さんウォレットは現金化出来ましたか?」
 
「それだ、カネにする前に死んじまったよ、まったくカネがないと三途の川の船に乗れねんだろ」と毒づいた。
俺はサトシの顔を見ながら「お前と同じ事するか」
 
 サトシはビックリして「いや〜だれがやってくれるか、待ってるだけ何で凄い時間が、それと記憶が薄れてきますんで」
 
 俺は自信げに「心配すんな、絶対忘れない方法があってな」
サトシは慌てて「そんな事無理ですよ、自分でコントロール出来ないんだから」
 
 俺はサトシの前で上着を脱いだ。サトシが目を丸くしていた。
全身に俺の個人情報と、ID、パスワードを全部タトゥーで入れて来た。「どうだ、これなら記憶が無くなっても大丈夫だろ」
 
サトシもたまげて、「元金さんにはかなわないっス」
 
「元はと言えばサトシの情報のおかげだ、お前は船のチケット持ってるだろ俺に気にせずサッサと渡な。」
 
 俺は胸を張り「大丈夫、俺はこの世界でも強かに生きられる」
サトシは「だから生きるのと…」言いかけたが「元金さんなら生きられるかも」
 
「ま、こんな早くこっちに来るとは思わなかったけどな。サトシ、あっちでゆっくりやろうぜ。女の扱い方を教えてやるぜ、金なんかより、時間がある方がいいってことか。」と言って消えていった。
 
 サトシは船の上で霊界の河岸を見つめていた。彼の目には、新しい世界への好奇心と、過ぎ去った人生と霊界に感謝が浮かんでいた。
 
この世
 
 時が経って、あのパソコンショップに例のワークステーションがひっそりと飾られていた。機械の中には、かつての熱狂と今は失われた夢が静かに眠っている。しかし、俺の冒険は、残したデータのビットとバイトの中で、次のターゲットを見つけるまで生き続ける。
 
 終わりテキストを入力