帰去来兮
先週末、一泊二日で地元にとんぼ帰ってきました。
久しぶりに夫も一緒です。
五時起きでぐらんぐらんなりながら空港に降り立つと
おじいちゃん(=私の父)と甥っ子チビ助くん(小2)が迎えにきてくれていました(涙①
家に着くと
マイ母トチーがウェルカムティーコーナーを作ってくれていました(涙②
カップは両方ともミントン。
左側のカップの縁、金彩に葉っぱのような浮き彫り模様がついています。
これは1863年にミントンが発明した、アシッドゴールドという技法だそう。
金の表面を酸(アシッド)で腐食させて
細かな凹凸をつける金装飾の方法が用いられています。
また、ターコイズブルーの部分は
ジュールといって、トルコ石を用いた釉薬が使われています。
一つ一つ手描きで点が打ってあって、立体的で手ざわりもおもしろい。
ガラス釉とも言われていて、とてもきれいな色です。
ポットはアールデコ様式の形です。
つるんと見えますが、銀がしっかり使ってあって、大きさの割にかなり重いポット。
前衛的なフォルムながら、イギリスつながりなのか
100年前のミントンともまとまる(気がする)のがおもしろいなと思いました。
夫がこのあたりが好きなので、考えて選んでくれました。ありがたや。
後ろは母のおはこ、半端になったソーサー(ブルーウィロー)に
グラスを乗せてお花を飾ってくれています。
そしてとてもすてきなお昼ごはんテーブルが(涙③
手前は私の父です。
よく見ると奥に爽健美茶@チビ助くん持ち込みも←え
サンドイッチとスコーンに、スープ(とお好みでおこわ)を作ってくれていました。
銀器が選べるってスバラシイ。
食器はブルーウィローに見えますが、ヴィンテージのアラビアなのです。
ばらのような花模様のリムに、中央に田園風景が描かれています。
風景は川遊びをしていたり、丘でピクニックをしていたり、
ものによって少しずつ柄が異なっています。
いわゆる北欧ヴィンテージからはかなり遠い印象のクラシックな柄ですが、
昔はこんなデザインのものもあったんですね。
白と濃い青のきりっとしたコントラストや
縁ぎりぎりに一本通ったラインなどに
どことなく北欧の空気も込められているような気がします。
一部(砂糖つぼやカップなど)はスポードのブルーイタリアンなのですが、
同じ青×白なので違和感なく混ざっていました。
(うちとブルー×ホワイトの歴史?についてはこちらの<おまけ>に:◆
)
食後は父が淹れてくれたコーヒーを頂きました(涙④
チビ助くんは夫が一度教えただけですぐにうちのデジカメの操作を会得して、
みんなの写真をたくさん撮ってくれました。
これが小学生とは思えない上手さで、帰宅してびっくり。
上のサンドイッチもチビ助くんが私の携帯で撮ったものです。
どうやったのか、ソフトフォーカスぽくなっていてやわらかな印象に。
手前にのりたまおむすびのふりかけが写っているところがまたよし(笑
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しばらく遊んで、今度は車で10分くらいの妹の家へ。
姪っ子チビ子ちゃん(2歳)と夫は初対面です。
どうなるかなと危ぶんでいましたが、チビ子ちゃん、とってもフレンドリー。
最初こそ「これは誰かしら」とちょっと物陰風味でしたが、
すぐにうちとけて、リボンや積み木やトミカなど、いろいろ進呈してくれたそうで
夫もとても喜んでいました。
そして
お兄ちゃんが向こうへ行けばすかさず追いかけ
こちらへ来ればまた追って舞い戻り
お兄ちゃんが驚異的なジャンプを披露してくれれば
(右側のすべり台の上から思い切りジャンプし、左のトランポリンに着地?して
さらに高く飛びあがるという驚愕の技。打点の高さにご注目ください…)
私も!とソファに駆け上り、と
ハイテンションでいろんな技を見せてくれました。
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妹は私が紅茶好きなのを知っているのですが、
「お母さんのところで何飲んだ?」と訊いてくれて、
「紅茶はたくさん飲んできたかと思って」と、緑茶を淹れてくれました。
たしかに紅茶は好きですが、ここは緑茶がとても嬉しかった(涙⑤
紅茶→コーヒーを頂いたので
お湯のみと日本茶がとても和みました。
好みを覚えてしまっていると、この人は○○ネ、と
深く考えずに、それを自動的に出してしまうことが多かったのですが(ひどい;
そのときどきで、同じ人でも飲みたいものが違って当たり前なんですよね。
これからはそのあたり、こういう気配りを見習ふやうにしなくてはと
お湯のみを手にしみじみ思ふ姉でありました。
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翌日はお法事に出て、そのまま地元空港へ→羽田に戻ってきました。
急なことで、かなりタイトなスケジュールでしたが
いろいろとほっとして戻って参りました。
次はもう少しゆっくり帰れるといいなと思います。
大きくなったら東京にも遊びに来てね~。
そして飛行機の中で仕事を片付けつつ帰ってくれた夫もありがとう~(涙⑥
横で茄子のように眠っていてスミマセン…