認知症介護日記

義父「じい」89歳!

〜 老人ホーム入居準備②〜

 
 
私は大きな仏壇を気にしながら、
施設入居の準備をしている。
 
どうしよう???
 
施設入居で、仏壇の管理ができない。
自宅に持ち帰ることもできない。
 
お彼岸やお盆の墓参りは、車で往復4時間の距離。じいも89歳、体力的に墓地に行くのは難しい。じいの認知症状も進むと思う。
 
仏壇、墓じまいを提案したいが、嫁の立場でとても話しにくい。
 
けれども・・・
 
施設入居にあたって、後悔のないように手続きを進めたい。
 
亡き夫(長男)の代わりに
 
じいの意思決定ができるうち
少しずつ話を切り出そう!
 

 

私:

「仏壇大きいね。施設の部屋に運べるかな?どうしよう?」

 

じい:

「そうやなぁ。思い切って処分しようか。今の時代にあった方法でええよ。よろしく頼むな。」

 

私:

「えっ?うん。そうするね。お義母さんの遺影写真も、小さくなるけどいいかな?お墓参りも遠くて、なかなか行けないし、亡き夫(長男)と同じ寺院で永大供養にするのはどうかなぁ?」

 

じいが、理解してくれた。

私は思っていることを

全部伝えてみた。

 

じい:

「ええよ。全部任せて申し訳ないなぁ。私1人で何も出来ないから手続きをよろしく頼むな。」 

 

じいの意思表示である

 

嫁に全て任せて申し訳ないと、

私を労ってくれた。

 

私はじいの意向に沿って、

じいが忘れないうち 

お坊さんの手配、

仏壇じまい、墓じまい

その場で電話をかけ、        

手続きを済ませた。

 

つづく→