★週刊エコノミスト<経営者・編集長インタビュー> 澁谷省吾 千代田化工建設社長 2013年12月17日特大号
「当社は水素を有機溶剤のトルエンに溶かして常温の液体にし、再び取り出す唯一の技術を持っています。この技術によって貯蔵輸送が難しかった水素の低コストでの大量貯蔵が可能になりました。すでに神奈川県の守屋町で実証プラントを稼働させました。今後は、次世代自動車として本命視されている燃料電池車などへの水素供給事業者として、水素社会実現のキープレーヤーを目指します。」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131209-00000001-economist-bus_all
★週刊東洋経済海洋、新エネで攻める!千代化の野望 千代田化工建設 澁谷省吾社長に聞く
将来、燃料電池車が普及すれば、大量の水素が必要になる。そういう時代がもうじき、確実にやってくる。これまで水素は、経済合理性の観点から長距離輸送や大量貯蔵・供給が難しいとされてきたが、当社は独自の触媒技術を開発し、こうした問題を克服できた。
水素はトルエンと化学反応させると常温・常圧下でメチルシロヘキサン(MCH)という液体になり、通常のタンカーや備蓄タンクといった既存インフラを使って効率よく大量に輸送・貯蔵できる。しかし、その液体から再び水素を取り出すのが難しかった。正確に言うと、やろうと思えばできるが、従来の技術では非常にコストが高くなり、非現実的だった。当社が開発した独自の触媒技術を用いれば、そのコストを劇的に下げられる。
――その技術をどうおカネに変えるのですか。
このコア技術を大きな武器として、水素のサプライチェーンに入っていきたい。大量消費地で必要になる大規模な脱水素プラント(液体状のMCHから再び水素を取り出す専用施設)のEPCはもちろん、自ら脱水素プラントを運営して販売事業者になることも視野に入れている。中東など海外からの輸入業務も検討する。ただ、この輸入業務はかなり資金負担が大きくなるだろうから、やるとすれば他社との共同になると思う。




