不動産屋兼ラーメン屋さんの事務として働いていた頃、
同僚に2歳年下の女の子がいました。
失礼ながら、その子へのファースト・インプレッションは、
『まさかり担いでそう (゜д゜;)』
でした。
自分の事を
『オレ』もしくは、『オレッチ』と言う彼女は、
語尾も『~だぜ』やら『~だべ』、たまに、『~ぜよ』
と、バリエーション豊富。
知れば知るほど、
『まさかり食べちゃいそう (゜д゜;)』
だと思いました。
なので、
わたしは心の中で、親しみを込めて、
『金太郎』
と呼んでいました。
そんな彼女もお年頃。
キムタク似(?)の奇特な彼氏が出来、
「声が大きいから1人暮らしがしたい」
とか気持ち悪いことを言い始めました。
そして、いざ探し始める段階で、
わたしは彼女に、
「会社の近くで探したいんだけど、
一緒に行って意見を聞かせて欲しい」
と頼まれたのです。
多少安くなる、自社物件の中で探すということもあり、
お昼を食べた後に一緒に内覧してまわることに。
いくつか見た中で、
わたしのお薦めは、
1階だけど、築浅で、角部屋、日当たりの良い、
フローリングのキレイなオートロックのワンルーム。
ベランダを開けると、
大家さんの家(一戸建て)の庭に面していたので、
通行人も気にならず、不審者も入ってこられない。
大家さんの家とマンションの間には、植え込みがあり、
大家さんと目が合うこともなさそう。
1階だけど。
わたし「ここいいんじゃない?」
金「え~・・・1階は怖くねぇ?」
わたし「金太郎は大丈夫じゃないかなぁ」
そんなやり取りをした後、
次の物件へ。
そこは、鉄階段がついた、2階建てのアパートの2階部分で、
ベランダもなく、収納もなく、角部屋でもなく、しかも狭い。
なのに、さっきの物件と家賃ほぼ変わらず。
金「ここ2階だしー、オレここにするわ」
『2階』に惹かれ、
金太郎、即決。
(°Д°;≡°Д°;)早!ホントに?!
わたし「ここにするの?!さっきの方がいい部屋だと思うよ?
収納ないよ?」
金「オレ、そんな物ねぇし」
わたし「ドアも壁も、金ちゃんが蹴ったら穴が開きそうなくらい薄いよ?」
金「でも2階だし」
わたし「でも・・・砂壁だよ?殴ったらパラパラ砂が落ちてくるよ?」
金「いいじゃん、ここ。オレ気に入ったぜ」
わたしは、
「そんなに気に入ったならいいけどさ・・・」
そう言って、唯一ある窓をガラッと開けた。
家賃の割りに、ひどい部屋なのは、
目の前に広がる景色が売りなのかもしれないと思ったのです。
そこでわたしが見たものは・・・
見たものは・・・・!
墓地・・・・・!!!!!
l||liガァァーΣ(||oдo|||;)l||lーン・・・・
墓石の裏に木の札みたいのがいっぱい立ってる~・・・(iДi)
わたし「・・・窓の下、墓地だよ・・・?」
金「オレッチ、墓地なんか怖くねぇもん。幽霊に勝つ自信あるぜ」
勝つ?幽霊に?
あ、そう・・・。
(°д°;)