わたしは高校生の頃、家庭教師のアルバイトをしていました。
アルバイト、というか、そんなたいしたものじゃなかったんだけど。


当時の付き合ってた彼氏は、福山雅治似のかなりカッコ良い人で、

駅や道で女の子の小集団がワラワラと後をついてくるほどでした。
しかし!!!彼は、ちょっとばかり残念な頭の持ち主だったのです・・・。

(そして、自信過剰でもあった)



どのくらいかとというと、
彼の中学生の弟の宿題をみてあげて、悩みぬいた挙句の全問不正解という、

ある意味ミラクルな結果をたたき出すほど。
(ちなみに、わたしの1つ年上でした)

見かねたわたしが、弟の宿題を見てあげていたら、
偶然その光景を見た彼の両親に、
「ミミちゃん、弟今年受験なのよ・・・勉強みてくれないかしら・・・?バイト代出すから・・・」

Σ(・ω・ノ)ノ!!エェェッ?

「おばさん、わたし頭良くないよ?!ムリだよ!!!」

何度か断ったものの、結局は流されて、みてあげることに・・・。

家庭教師用に用意してもらった客間で、週3回、2時間、時給1000円。

お菓子付き。

高校生にしては、なかなか楽ちんなバイトだと思うでしょ?
しかし、世の中そんなに甘くない。
初日開始10分で、頭を抱えることとなったのです。

残念な頭を持つ彼氏の弟は、衝撃的な大おバカさんだったのですよ!!!


「この間返ってきた、期末テストを見せてくれる?」

差し出されたテストを確認。

・・・ん?

国語0点、数学0点、英語5点、社会0点、理科1点・・・


・・・これは、おばさんが心配するのも無理はないかも~・・・




「ええと・・・例えば、この英語の一問目なんだけど、『彼は昨日、プールで泳いだ』、どの単語が、わからなかった?」

弟「・・・ベー動詞


ビョ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!


べー動詞!!!!!


ローマ字読み?!

しかも、ベー動詞使わないよー!!!


弟「ねぇ、ミミコさん・・・ベー動詞って、何


ハァ!!??

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) !!

それは、あたしが知りたいよ!


弟「これって、動詞?」


そこか!そこなのか!!

『ベー』ではなく、『動詞』に疑問!!



「・・・まぁ、英語は後で・・・この国語なんだけど、これ・・・なんで全部ひらがななの・・・?」
(この辺で、首すじがゾワゾワし始める)


弟「漢字間違うと、マルもらえないから・・・

ガガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!

(なんとなく分かってたけどさー!)

全部ひらがなで書いても、一個も合ってなくて0点なんですけど!?


ひらがな全く意味ナシ!!!

ってゆーか、頼む!

自分の名前は漢字で書いてくれ!



「あの、じゃあ・・・理科の『水は、何と何に分かれるか』ってゆうやつ・・・答えの欄の『バッソ』って何・・・?」

弟「バッソ

ガガガガガ━━ΣΣ(゜Д゜;)━━ン!!

新しい元素!!

勝手に作っちゃったんだねー!!


一応答えを言ってみる。

「・・・水素と酸素だよ?」

弟「そうなの?!水だよ?!




弟、中学3年生の夏・・・。

引き受けた以上、どこでもいいから合格させなきゃ・・・
と、重圧に胃がキリキリした、高校2年生の夏でした・・・。


追伸:名前を書けば受かるという黒いウワサが飛び交う、某私立男子校に合格しました。




    

昔々、

わたしがまだ、ピヨピヨの大学生だった頃、

池袋のカラオケ屋でアルバイトをしていました。


そこの店員は、

イケメンカワイ子ちゃしかいないという、

社長の採用基準が一目でわかる店だった。(←ミミコは別です)


男の店員は、

顔だけじゃなく、

学歴も採用基準だったらしく、

東大を始め、慶応、立教、理科大など、

みなさん頭も非常によろしかった。

(1人、専門学校の人がいたが、

V6の岡田くんそっくりだったので、

学歴の基準はすっ飛ばしたと思われる)


女の店員も、

みんなお洒落で細くて、かわいい子ばかり。

ファッション誌のモデルもいました。


そんなところへなぜか迷い込んでしまった、

地味~で、さえないわ・た・し・・・。

猫の手も借りたいほど忙しく、かなり切羽詰ってたと思われる・・・・・・(iДi)


大学生になって、

親からのおこずかいがストップされてしまったミミコは、

平日の朝から、せっせとバイト。


朝一の仕事は、掃除です。



風船をパンパンに膨らませた体型の社長は、

落ちるズボンを片手で引き上げながら、

バケツ4杯くらいの水を店中に撒く。



都心のカラオケ屋、勝手に大洪水ー



「器械が故障するからやめて下さい」

そんなミミコの声なんて、水撒きという使命を帯びた彼には届かない。


バシャー!

ツルッ!スッテーン!!!


焦るあまり、いたるところで社長は転ぶ。

そして、毎日、お昼代として、1万円ほど渡して帰っていく。


そう。

彼はこの後、急いで行かなければならない場所があるのだ。

それは、もはや日課の、北口ソープ・・・(T▽T;)

(北口は池袋で、いかがわしいお店があるエリアの1つ)



そんな社長、

大入り手当てのハードルもユルユルで、

金曜や土曜のバイト代が、

4時間で2万円になることもよくあった。

バブルなんて何年も前に崩壊し、世間は不景気真っ只中なのに、



都心のカラオケ屋の店員、勝手にバブル全盛。お金



その頃の店員同士の会話

「お金ってなかなか無くならないもんだね~」


・・・あの頃に戻りたい・・・!( ̄ー ̄;)




ちなみに、開店時に来た客も、もちろんすっ転びます。





社長は、禿げちらかしたサザエさんみたいな髪型でした。

朝6時半。

今日も、愛犬にムリヤリ起こされシブシブ起床。


ともすれば、歩きながら寝ちゃいそうな飼い主なんか気にせず、

アンディはガンガン走る。


よろよろついていくと、散歩コースである隅田川の土手が、なんだか騒がしい。



早朝ピクニック・・・?


いえいえ、答えは、NOです。


正解は、早朝酒盛りでした~。


『でした~』とか、のん気なこと言ってる場合じゃない。

眠い目をこすって、よーく、よーく見ると・・・・・・


・・・知り合いだー!!!!



うわ~・・・いやー・・・なんで?

なんでこんな時間に、こんなとこで飲んでんの?

ねぇ・・・なんで・・・?



起きぬけなのに、フツーにビール缶を手渡されるわたし。

知り合い「遅~い!」


・・・・!!!

(ええっと・・・約束した憶え全然ないっす・・・)


朝一のビールは胃にくる・・・

ガックリと頭が落ちたものの、せっかく差し出してくれたものを断ることも出来ず、

飲みましたよ、ええ。

エビサラダも食べました。



家に帰って時計を見ると、午前8時。

リビングの床で力尽き、気付いたら昼の12時。




・・・なんだこれ・・・?






写真は、力尽きた飼い主を見くだす愛犬。