「タ・プローム寺院」は、「ジャヤヴァルマン7世」が、母親のために造った仏教僧院でしたが、後にヒンドゥー教寺院に改造。
その際に、仏教色の強い彫刻の多くは、削り取られてしまったそうです。
東西約1000m、南北約700mの壁に囲まれた、広大な敷地の中にあり、建立当時は、5000人ものお坊さんが住んでいたんだとか。
その広大な「タ・プローム寺院」の外通路を、さらに回り込んで行くと、この寺院が有名たる所以、となっている木がありました。
それが、クメール語で「スポアン(榕樹)」と呼ばれる幹が白っぽい巨木。
右の太い木から、板張りの通路の下を、根が通って伸びています。
この木は、樹齢が300~400年にもなり、石が好きで、その根をどんどん、這わせていくのが、特徴です。
元々は、鳥のフンで運ばれた種が、遺跡に入り込んで発芽したモノ。
このような木が、遺跡に圧し掛かるようにあるのが、ここでの見所なのに。
いまだに、それが見られる内部に入れていない!
さらに、外通路を回り込み、「東側入口の塔門」まで行ってから、やっと内部へ。
入ったすぐ右手には、その「スポアン」が、大蛇のように根を這わせている名所が。
この辺りは非常に狭く、通行の妨げになるので、一瞬、撮影するのみ。
グルっと回り込むと、同じ木の反対側が見られます。
ガイドさんに記念撮影をお願いすると、勝手に「パノラマ」で撮ってくれました。
下から上まで、木が全部が入った状態で、素晴らしい写真ですが、容量が大きすぎて、アップロードはできません。
この木のそばにある小さな祠堂に入って、壁に背を付け、胸を叩くと、エコーが響くそうで、みんなでやってみました。
確かに、胸を叩くと「ボワ~ン」と反響音が響いて、おもしろい場所です。
ここを抜けて、「第2回廊」に入ると、こちらには、ちゃんと、天井が残っています。
この「第2回廊」のそばに、かつては、樹木の隙間から「デヴァター」の顔が見えていることで、名所になっていた場所がありました。
ところが、現在はその木自体が、倒れてなくなってしまったそうで、神秘的な要素がなくなり、誰も注目していないとか。





