恐怖の「忠烈祠」見学を終えると、雨の降る中、ツアーでは恒例の「手工芸センター」という、おみやげ屋さんに寄らされました。
カタコトの日本語を話す店員さんに付きまとわれながら、何か買うまでは逃げられない、そんなお店。
今回、参加者がたったの6人なので、まさに標的にされたら、逃げられないこと必至。
さらに、最悪なことに、1人参加の白人女性は、英語しか通じないので、店員さんもノータッチ。
おかげで、私たち3人が見事なターゲットになってしまったのでありました。
何とか、逃げ回って買わされないようにしているっていうのに、友人の子供が一言、「これが欲しい」。
こういう時に、子供って空気を読めないから、困ったものですよね~。
その「これが欲しい」と言った一言を聞き逃さなかった店員さんに、友人はまんまと捕まり、結局、翡翠のついた小さなストラップやら、絵ハガキやらを買わされておりました。
何も、買わされずに無事に生還を果たした参加者と共に、ミニバンに戻ると、ついに最後の観光場所「故宮博物院」に向かいました。
おみやげ屋さんから近かったのか、割とすぐに到着すると、ガイドさんについて館内に入っていきました。
すると、今までで見たことがないような、人・人・人の数。
さすが、台北一の観光地だけあって、それはそれは尋常じゃない人数の観光客がいました。
しかも、この日は前述通り、日曜日。こりゃ、間違った日に来ちまったな・・・。
人で混み合う中、ガイドさんに連れられて行ったのが、団体専用の通路。
そこに、たったの6人で並ばされて、ガイドさんがチケットを買ったり、イヤホンガイドを受け取ったりしてくるのを待たされました。
隣の列には、日本人のトラピックスの団体客が大行列してましたよ。
しばらく待った後、入場チケットとイヤホンガイドを渡されて、入場口から入っていきました。
ここで、残念なお知らせ。この「故宮博物院」は、館内写真撮影禁止。
なので、一番の見所であるモノも、館内の様子も、何もかも、お見せできません。
唯一、写真を撮れたのは、入場口に入る直前の様子、建物の外観だけです。
入場口から入ると、まずは3階までエレベーターで上がりました。
すると、そこには目を疑うような大行列が形成されていました。
この大行列こそ、この博物館一番の見所を見るためのモノ。
その一番の見所、というのは、「白菜」です。
現在も、上野の「東京国立博物館」で、この「故宮博物院」の収蔵物の一部を展示していて、その中に「白菜」があったので、大行列をなした、とニュースになっていました。
その「白菜」が、日本での展示を終えて、この場所に戻ってきていたから、大行列になっていたんです。
この「白菜」、正式名称は「翠玉白菜」といって、翡翠が本物そっくりの白菜のように彫られた逸品。
緑の葉っぱの部分には、キリギリスとイナゴまで、彫られています。
ガイドさんは、その行列を横目に見ると、その列に加わることもなく、館内の奥の方へ。
そして、その辺りにあった「古代青銅器の輝き」というコーナーの銅器の説明を始めました。
う、うそ!?やっぱり、並んでまでメインは見ないつもりか、というのは内心の呟きです。
でも、もしかしたら、この後、行くのかもしれないし・・・、と思っていたら、移動を始めたガイドさん。
「白菜」のあるコーナーに近づいていったと思ったら、そこを完全にスルーして、その先にある「中国歴代玉器展」というコーナーで説明を再開。
こうなると、もう絶対にメインを見るつもりはないと確信して、友人とこっそりと密談。
子供が疲れたから、休みたい、とか言って、ここから個人行動しよう、と決めました。
すぐに、ガイドさんにその旨を伝えると、指定の時間に再集合場所に戻るなら、いいよ、と承諾。
そこで、グループから離れると、そそくさと「白菜」へと並ぶ行列に加わりました。
その行列自体は、かなりの長さでしたが、聞けば10分程度で見られる、という。
実際に、並び始めてからは、あっという間に「白菜」の飾られている部屋に入ることができました。
これなら、ガイドさんも並べばいいのに・・・。
そして、ガラスケースに展示されている物を見ようと、人の頭の隙間から覗き込むと、そこにあったのは、「角煮」でした。
この「角煮」、正式名称は「肉形石」。その名の通り、まさに肉のような形をした石です。
それも、豚の角煮にそっくり。とても、石とは思えないような、豚のバラ肉そのものの質感をしています。
(「角煮」も「白菜」も、後半の写真で、大体の雰囲気をご確認ください。)
ただ、実物は思いのほか、小さくて、他のお宝と一緒の展示だったので、危うく、見逃しそうでした。
このガラスケースになかったってことは、隣のケースだな、と覗き込んでみると、そこにやっと「白菜」が。
この「白菜」も、メインであるにもかかわらず、他に3点ほどの展示物と一緒に並んでいました。
大きさは、「角煮」よりは大きいですが、それでも想像よりは小さく感じました。
これらをさらっと見終わると、もう他に見たい物はほとんど、ありません。
そこで、混み合う館内を突き進んで、「故宮博物院」のギフトショップに行って、おみやげを買うことに。
そのショップは、一旦、出口から出ないとないらしく、すぐさま退場。
入場口のある1階から地下1階に行くと、大きなギフトショップがありました。
店内には、展示物のミニチュアの置き物があったり、「白菜」を使ったストラップやアクセサリーなどが売られていました。
私のお目当ては、まず、この「故宮博物院」のカタログ。そして、恒例のミニチュアの置き物。
それも、お安いのから、本格的な物まであった中で、中程度の物を買いました。それが、こちら。
友人は、ガチャガチャで出てきそうな、もっとおもちゃっぽいのを買っていました。それは200元。
ちなみに、実際の「白菜」は、高さが18.7cm。「角煮」は、5.73cmの大きさです。
カタログの他に、見ることはなかったけれど、コレクションにしたらよさそうな、こちらも購入しました。
小さな陶磁器のセットで、450元。これは、友人のバアバに大好評でした。
最後に買ったのが、マイ・マザーへのおみやげ。
白菜のついた耳かき。マイ・マザーは、耳かきのコレクターだから、なんですよ。





