食事が終わると、寝る体勢になってみようと、右側の肘かけにあるボタンを操作。
まずは、ちょっと背もたれを倒してみたり、足置きを上げてみたり。
いや、ここはフラットにするとどうなるのか、確かめてみなければ。
そこで、フラットボタンを押してみると、一旦、「リラックスポジション」という体勢になってから、一気にフラットへ移行しました。
この「リラックスポジション」ってのは、以前のJALのビジネスシートの寝る態勢に近く、背もたれがちょっと倒れて、足置きがちょっと上がったポジションです。
フラットに移行する際は、足置きがグーンと前の座席の下部分に伸びていく感じで、気をつけないと、そこに置いてある自分のバッグが足置きに潰されます。
私もまさか、バッグの置いてある場所まで伸びていくとは思っていなかったので、慌ててボタンを停止させて、バッグを移動しました。
そして、フラットになると、全体が足に向かって斜めになった状態で止まります。
だから、足置きの高さ(長さ)を調節しておかないと、頭が枕の位置からずり落ち、どんどん足置きの方に体が滑っていっちゃいます。
感覚としては、足置きの上に斜めに立っているようなスタイルで、寝てる感じ。
なので、全然、安眠できません。
これなら、「リラックスポジション」の方が、体が安定して寝やすいですよ。
つまりは、新型のシートを導入してますが、前の方がよかったってこと。
実際に、私が落ち着いたのは、「リラックスポジション」より、ちょっと背もたれを倒したスタイルでした。
結局、その体勢で、照明の落とされた機内で眠りについたわけですが・・・。
ところが、なぜか、1時間後ぐらいには、目が覚めてしまいました。
どうも、今回のシートとの相性がよくないらしい。
そこで、寝るのをあきらめ、持参していた本を読んで時間潰し。
そして、気づけば、もう到着2時間前で、朝食の準備が始まっていました。
これが、ハワイ便の恐ろしいところなんですよ。
ゆったりと、夜出る機内食を食べて、ちょっと映画でも見よう、なんてやっていると、寝る間もなく、着いちゃうんですから。
今回の私も同じような感じで、完全なる寝不足のまま、運ばれてきた朝食に目を落とすと、さすがハワイ便!
「アサイボウル」が出たんですよ~!
まぁ、ハワイで食べられるような冷たいスムージー状のアサイではないですけど。
それでも、これで気分は完全にハワ~イ!
その後、予定より30分も早く、現地時間の10時にホノルル国際空港に到着。
飛行機を出ると、日本とは違って、湿気のない爽やかな空気に触れて、あ~、またハワイに来たな~と実感。
ただ、そんな感慨にふける間もなく、みんなの後をついて行くと、これがまた、何て遠いゲートに着いてしまったんだろってぐらい、長い通路を歩かされるハメに。
途中では、他の飛行機から降りてきた人たちとごちゃ混ぜになって、人をかき分けかき分け、進んでいくことに。
そして、やっとたどり着いた入国審査場には、イヤになるような大行列が。
そこで、なるたけ、短そうな列に並んで、ずーっと順番を待っていました。
やっと自分の番になって、パスポートを提示すると、またしても、親指、その他の4本の指の指紋の採取。
顔の撮影をして、やっと無事に入国。
ターンテーブルにトランクを取りに行くと、すでにテーブルから降ろされた状態で置かれていました。
トランク、そしてキャリーバッグを転がして、個人用の出口から出たところで、友人からメールが来ていないかチェックしてみました。
というのも、現地集合になったものの、私が先に着いた場合は空港で待つはずだったのに、いざ、自分が待つ立場になったら、先にワイキキに行ってる、という話になっていました。
なので、空港に着いても、そこには友人親子の姿は当然、ないんですよ。
というわけで、先にワイキキに行っている友人親子が、今現在、どこにいるのか知りたかったので、メールを確認してみた、というわけです。
こちらの到着時間はわかっているわけだから、当然、メールが来ているもの、と思っていたら、全然、音沙汰なし。
一体、どうなっているんだろ?と、出口で動けずに困惑していたら、しばらく後に直接、友人から電話がかかってきました。
それによると、8時に到着した友人親子は、ワイキキに出た後、割と早い段階でコンドミニアムに入れたらしい。
なので、コンドミニアムまで直接、来て!と言われました。
となると、2年前と同様、個人用出口の付近から出ているワイキキに送迎してくれるシャトルバスに乗らなければ。
前回、乗せてくれたシャトルの案内員は確か、黄色いシャツが目印だったはず。
ところが、周りを見渡すと、それらしき人がいない。
そこで、友人にシャトルバスにはどこから乗ったの?と聞いてみました。
すると、友人は申し訳なさそうに、「私たちはHISで送迎を頼んだから・・・」。
・・・え?そうするなら、私にも勧めてくれたらいいのに!とちょっと内心、ムッとしながらも、「へー、そうなんだ~」と平静を装って、電話を切りました。
となると、自分で探すしかない、か。
そこで、キャリーバッグとトランクをゴロゴロ押しながら、付近を捜索。
でも、どう見渡しても、前回のような大型バスや黄色いシャツがどこにもいない。
しょうがなく、近くにいた警備員らしき男性に、聞いてみることに。
そしたら、道の先の方を指さして、「すぐそこに停まってるよ」と言いました。
え?すぐそこ?と、指さす方を見ると、小さなバンがたくさん路駐していました。
もしかして、大型バスから、こんなバンに変更になったのかしら?と、ちょっと疑いながら近づいていくと、近くに、派手なアロハシャツを着たにーちゃんが。
そこで、近寄りながら、ワイキキに行くか聞いてみると、行くよ、という返事。
なるほど、2年の間に送迎バスは、送迎バンになっていたんだね、と思いながら、行き先と名前を聞かれたので答えました。
そして、片道か、往復か聞かれたので、とりあえず、片道で、とお願いすると、アロハにーちゃんがこう言いました。
「フィフティーンダラー!」と。・・・え?フィフティーン?フィフティーンって15ってこと?
まぁ、フィフティーンといったら、15以外の何物でもないわけですけど、驚いたのは15ドルという値段。
だって、2年前は大型バスでありながら、片道で9ドル、往復で15ドルでした。
それが、片道で15ドル?もしかして、往復と間違えてんの?と一応、再確認すると、どうやら、本当に片道で15ドルらしい。
うわっ!値上がりしてやんの!しかも、小さなバンだってのに。
それでも、他にワイキキに行く手段はないので、しょうがなく、お支払い。
すると、すぐ近くにいた出発間近と思われるバンに案内されました。
そのバンにはすでに、後ろの観音開きの扉の中にうずたかく積まれたトランクが。
その山の上に、私のトランクが積み込まれました、
そして、さらにキャリーバッグが運ばれていくのを横目で見ながら、バンに乗り込もうとすると、3列ある後部座席はすでに満杯。
おい、これで、どこに座れってんだよ!と思っていたら、助手席が空いていました。
お?ここに座れってことなのね?と勝手にドアを開けて乗り込みました。
しばらくすると、後ろの扉が閉められ、運転手が乗り込み、バンが出発。
空港からあっという間に遠ざかっていくと、ふと、私は自分のキャリーバッグが確かに積み込まれたかを、ちゃんと確認しなかったことに気づきました。
トランクまでは積まれたのを見たけど、果たして、キャリーバッグはちゃんと積まれたんだろうか?
もしや、路上に置き去りとかないでしょうね???
と思い始めたら、急に不安になって、かといって、バンを停めてもらって確認するわけにもいかず、ワイキキに着くまで、ものすごく落ち着かない時間を過ごしました。
そして、「アラモアナホテル」、「ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ」と乗客が降りていく中、やっと、コンドミニアムの近くでバンが停車。
急いで、助手席から出ると、運転手が開けようとしている観音開きの扉をガン見。
開かれた扉の中に、トランク以外にちゃんと、キャリーバッグがあるのを目にするなり、やっと不安から解放されました。
というわけで、海外では片時も荷物から目を離してはいけませんよ~。
そして、ちゃんと荷物が積み込まれたかを確認してから、乗りましょうね~。
一応、乗り込む際にコンドミニアムの名前を言っておいたんですが、実際にはコンドより、ちょっと手前で他の乗客と一緒に降ろされていました。
そこが、DFSからワンブロック東側にある「シーサイドアベニュー」という通り。
しょうがなく、トランクとキャリーバッグをゴロゴロ押しながら進んでいくと、コンドが見えてきました。
ただ、コンド自体の入口がどこなのかが全くわからない。
とりあえず、目についた入口らしき場所で立ち止まってみたんですが、どう見ても、入口横にあるレストランの入口っぽい。
ならば、別の入口があるんだろう、と建物の周りを回っていきました。
シーサイドアベニューを山側に進んでいくと、そこが「クヒオ通り」。
前回のコンドも、この「クヒオ通り」に面していたわけですが、バスも通る大通りなので、きっとそちら側に入口があるんだろうと、さらにゴロゴロ。
すると、コンドの駐車場の入口がありました。
お?きっと、ここが正面玄関なんだろう、と駐車場内に入っていくと、それらしき、入口が全然、ない!
どこだ~?とさらに進んでいくと、駐車場の真ん中辺りに、小さな入口が。
これが入口?とトランクを押しながら入っていくと、ロビーのような場所に出ました。
先を見ると、先ほどレストランの入口だと思っていた場所とつながっているよう。
ここは一体、どうなってんだ?大体、友人親子はどこだよ?
とロビーの真ん中で立ちつくしていると、すぐ後ろにあったエレベーターから、その友人親子が登場。
ここでやっと、今回のハワイ旅の「現地集合」が達成されましたよ。




