切れ込みのように小さい入口を入っていくと、両サイドはツルツルの壁。
通り抜けた後に振り返って写真を撮りましたけど、こんな狭さ、なんですよ。
この入口を通り抜けてすぐの両サイドには、「偽扉」と呼ばれる扉がありました。
写真のように、両サイドに扉の形をした石、そして、上の所には蝶番があるかのように造られてるんです。
芸が細か~い!
ちなみに、「偽扉」ってのは、死者の魂が冥界と行き来するための扉、だそうです。
「偽扉」から先は、ずーっとパピルス柱の並ぶ「柱廊」が。
ここにある「パピルス柱」は、もっとも初期のタイプのモノ。
2列に並んでいて、全部で20本、あります。
ほとんどの柱が、上部がなくなっていて、たま~に天井部分の残っている場所がありました。
そして、長い長い「柱廊」を抜けると、中庭に出て、その中央に「階段ピラミッド」!
これを造った「ジェセル王」は、「スネフェル王」より70年ぐらい前のファラオ。
なので、「屈折ピラミッド」よりも先に造られているピラミッドです。
元々、この「階段ピラミッド」が造られる以前は、お墓は「マスタバ墳」という、単なる長方形のモノが主流だったそう。
この「マスタバ」っていうのは、アラビア語で「ベンチ」という意味。
まぁ、ベンチのように座れるお墓、ってことではないんでしょうけど。
一番最初は、従来通り、1辺が63m、高さが8mの「マスタバ墳」を造ったんです。
だけど、その後、どんどん積み上げていったら、おもしろくね?って考えて、どんどん積み重ねてみちゃったんですね~。
で、その完成形が、この階段状になったピラミッド。これが初ピラミッドですよ。
当時にしてみたら、斬新なアイデアだったんでしょう。
実際には、最初は4段だけ積み上げてみて、その後、その4段を取り囲むようにして、6段積み上げたんだそうですよ。
そんな思いつきのように積み上げちゃった「マスタバ墳」が、後になって巨大なピラミッドに変化していく、なんて、この時は想像もしていなかったでしょうね~。
ピラミッドを前にして、ゴマちゃんの説明を聞いている間、私たちのそばにラクダを連れたにーちゃんが忍び寄ってきていました。
ラクダを入れて写真を撮ったら、ワンダラー請求してやろう、と考えているのか?
それとも、ラクダに乗ってもらおうと、チャンスをうかがっているのか?
そこで、コッソリと隠し撮りをしてやりましたよ。うまく撮れてるでしょ?
それにしても、このラクダはどこから入ったんだろ?
まさか、狭い入口を通り抜けたわけじゃないよね?





