「エジプシャン・バザール」で、複雑な心境の買い物をした後は、そのまま、徒歩で次の観光に向かいました。
ガイドさんについて歩いて行くと、地下へと下りる階段がありました。
どうやら、その階段を下りて、地下通路を通り抜けるらしい。
人で混み合う階段を下りていくと、地下にあった通路もまー、スゴい人!
先が見えないぐらい、人の頭でいっぱい。
地下の通路なのに、両サイドには所狭しとお店が並んでいました。
その人混みの中を、前の人とはぐれないように必死についていきました。
反対側の階段を上がった先にあったのが、海峡をクルーズする船の船着き場。
路上では、たくさんのワゴンが色々なモノを売っていたり、海峡に浮かぶ船の上では、トルコの名物の「サバサンド」を売っていたり。
そんな中、ガイドさんに先導される形で、あるクルーズ船に乗り込みました。
そう、これから、「ボスフォラス海峡」のクルーズに出るんです。
イスタンブールのヨーロッパ側と、アジア側を隔てている「ボスフォラス海峡」。
北にある黒海から、南のマルマラ海までの間、約30kmの海峡です。
幅は、一番狭い所で660mだそうですよ。
そんな海峡をクルーズする船は、2階建てになっていて、1階が室内席、2階が屋根があるだけの屋外席になっています。
最初は2階の方が、外がよく見える、と思っていたんですけど、それも最初だけ。
出港して、4~5分でほとんどの人が、外の寒さにギブアップ。
みんな、1階に引っ込んでいきました。
私は、一応、下調べでどちら側に座っていた方が、色々な景色が見られるというのを知っていたので、がんばって、しばらく2階席で写真を撮っていました。
このクルーズは、ズバリ!進行方向左側に座ると、色々とよく見えますよ。
まず最初に、くぐりぬけたのが、新市街と旧市街をつなぐ「ガラタ橋」。
この「ガラタ橋」の近くに、たくさんの船着き場があるんです。
橋の上には、隙間なく、釣りを楽しむ人たちがいて、壮観ですよ!
「ガラタ橋」をくぐりぬけると、新市街に係留されている豪華客船が見えてきました。
しかも、2隻!ものすごく、でかい!
あー、いつか、こんな船に乗って、世界一周してみたいもんですな~!
そんな豪華客船の横を通り過ぎると、その先に「ドルマバフチェ宮殿」が見えてきました。
この「ドルマバフチェ宮殿」は、1843年から10年以上の歳月をかけて完成した宮殿で、できあがると、スルタンは「トプカプ宮殿」から、こちらに居を移したそうです。
元々は、スルタンの別荘と庭園を造るために、入り江を埋め立てたことから、「埋め立てられた庭園」という意味で「ドルマバフチェ」といわれているんだとか。
ツアーによっては見学することもあるんですけど、私たちのツアーは船から見るだけ・・・。
誠に、残念であります。
宮殿を過ぎると、先の方に見えてきたのが、「ボスフォラス大橋」。
1973年に完成した、全長約1000mの橋で、ヨーロッパ側とアジア側をつないでいます。
この橋の手前左手にあるのが、「チュラーン・パラス・ケンピンスキー」という最高級ホテル。
元は、「チュラーン宮殿」という、スルタンの夏の離宮を改装して作られたホテルだそうですから、さぞ、豪華なことでしょうね。
機会があったら、ぜひとも、泊まってみたいものですな~。
橋の直前の左手にあるのが、「オルタキョイ・ジャミィ」。改装中でした・・・。
この「オルタキョイ」というのは、この辺りの地名で「若者と芸術家の町」なんだそうですよ。
そして、大橋をくぐりぬけた所で、私もギブアップ。1階席に入りました。