冬ソナから始まった韓流ブームが到来してから10年以上経過し、
日韓関係の悪化から韓国離れが進んでいる今日この頃になって
ようやく韓国現代ドラマの良さがわかるようになってきました。
とにかく韓国人はドラマが大好きなようで、ありとあらゆる設定の
いろいろなドラマが世の中に溢れ、しかも1週間に2話ずつ話が
進んで行くというハイペースな番組構成。
日本のドラマに慣れ親しんできた私たちにとっては、どうしても
リアリティに欠けると思ってしまうシーンやシナリオも多数あります。
家や、会社や、町のシーンが明らかにスタジオセットであったり、
家族で食事をするときに必ずカメラ側の席は空いていて、
他の席に家族全員がぎゅうぎゅうに座っていたり・・。
基本的にドラマの数が多すぎるので正直、くだらないと思わざるを
得ない作品も多数あります。しかしその中でも秀逸だと思うのは・・
1位ブレイン、2位タルジャの春、3位オフィスの女王、です!
ブレインは日本の白い巨塔や振り返ればやつがいるをリメイク
したようなお話で、大学病院での派閥争いと出世と正義との戦いを
脳外科医を舞台に描かれます。出世にしか興味がないと思っていた
医者が人間らしくなり、かわいく見えてくる不思議な作品です。
タルジャの春は働く30代女性の仕事と恋と友情のお話でありがちな
設定ですが、普通の恋愛ものと違って女性が強くたくましいのが新鮮。
韓国ドラマの多くは可愛くて、我慢強くて、はかないヒロインが多いの
ですが、現代の女性にはもはや共感はできません。
オフィスの女王は日本のハケンの品格のリメイクですが、私は日本の
ドラマをほとんど見ていません。くるくるパーマを知っているくらい。
コメディ色が強いのでツッコミどころは満載ですが、俳優さんたちの
演技力が高く、なかなか侮れない作品です。
3つに共通しているのは、仕事や職場がテーマであると言う事と
出てくる女性が強いと言う事です。機会があれば是非ご覧ください。