A n d T A B L E -32ページ目

A n d T A B L E

フードコーディネーター
野口玲子の
くらしとしごとを綴ります。




「料理は愛情っっ!!」
子どもの頃、しゃがれ声でこのフレーズをモノマネしてました・・(よね?)
温かい言葉の割には、乱暴な表情や口調。
そのなんともいえないギャップが受けてたんでしょうね(笑

サテオキ・・・・


ドライと思われるかも知れませんが、わたしは 料理というものは 
道具、技術(カッティングなど)、段取り、調理法、温度、配合、保存etc.
物質的なものが 組み合わさって生まれるもの。
すなわち 科学し作られるもの。と考えています。


だから、作業が分業化されていない家庭料理において 
料理上手なひとほど目分量で適当に料理する。
という通説には ちょっとだけ疑問を感じています。
なぜなら 
量、時間、温度の計測というのは料理の基本で
失敗や味のムラ、コストと時間の無駄を徹底的に少なくすることができるからです。
また人間の勘なんて当てにならないものです・・



こんなことは思い当たりませんか?・・・

たとえば、
 だれがこんな量食べる?ってくらい作りすぎてしまうパターン・・。
 途中で味が分からなくなってきて醤油を入れては砂糖やみりんを入れて、
 砂糖を入れては塩を入れて・・・と
 調味料で調味料の味をカバーしようといつの間にか増量してしまう失敗(コストと時間の無駄)
 また、そのとき とても美味しくできて「また作ってね!」とせがまれても 再現できない悲しみ・・

たとえば、
 いちいち、レシピ本見て計ってられるかーーとなるといつのまにか
 味付けがいつも同じのマンネリに・・・
 
たとえば、
 魚を焼くとき、野菜をゆでるとき。
 常に熱源の前で引き揚げのタイミングを見張ってなければいけなくて
 他の作業ができないという時間の無駄。
 もしくは 離れてうっかり忘れて加熱し過ぎてしまう。などの失敗。

ロスや失敗を無くすオススメの方法としてうちでは、 

 素材別の 茹で時間・揚げ温度,時間・グリルの時間・
 オーブンの温度,時間

 そばつゆ・吸い物・ドレッシング・寿司酢・
 ごまだれ・酢のもの・ぬた・肉じゃが などの調味料の配合
 その他 お気に入りのレシピ etc.

 を 小さな名刺サイズのカードに各々memoして
 台所に置いたコルクボードにぺたぺたと貼り付けています。
 いちいち場所をとるレシピ本を開かなくてもよいし、何より
 自分の好みの配合、時間なので安心して料理できます。
  
 時間は使い慣れたタイマーで管理。
 もしくはIH内蔵のものをセット。
 ピピっという合図までは 別の作業や片付けに集中!


 この計測作業を料理の基本に置いてから、
 せっかくの材料を無駄にしてしまうこともなくなったし、
 段取りを頭に詰め込み、ぎしぎしに頭をフル回転して料理の後、どっと疲れちゃったり、
 料理の後、台所が散らかり放題でイライラ・・
 なんてことが なくなったような気がします。


でも!
 -自分のために作るご飯、と家族や友人に作るご飯の美味しさの違い。
 -おかあさんがむすぶおにぎりの美味しさには勝てない理由。
 -散らかったキッチンで作る料理がおいしくない理由。
 -盛り付けや器を変えただけでおいしくなる理由。

なんやら科学だけで説明できないことも一杯ありそう・・・

ひょっとして 料理=愛情 の真意は
食べる人のことを思うこと。だけでなくて、
「科学すること」も包括した 生産者への感謝、
材料や道具、時間、空間にすべてに
愛を行き届かせる・・・。ということなのかしら。

だとしたら料理って相当奥深いし、
やっぱり今日の日記の落としどころは
『料理は愛情っっ!!』 ですかね?!^^






100円ショップ、スーパー、ドラックストア
どこでも見かけることができるようになった『重曹』。

さらさらの白い粉が暮らしの
多方面で活躍してくれるのは、
既に沢山のひとが周知のことで
いまさら。と言ったところかもしれませんね。

でも、自分で試してみると、
正直、この使い方は面倒だな。跡が残っちゃう。
とか、効果いまいちだな。っていうのもありました。

なので、これはすごい。と思ったもので、
忙しいひとや一人暮らしのひとでも 日常に取り入れやすいものを紹介してみます。


【特にオススメの使い方】

 ①BATH     

  ○むんずとひとつかみして浴槽に入れる(結構多め)。
   アルカリ性単純泉になる。(フランスのアベンヌも重曹泉)
   お湯が柔らかくなり、発汗できて肌もすべすべに。
   好きなエッセンシャルオイルや柑橘の皮を加えるとよりリッチに。
  
  ○すごいのはこの後!みてみてみて。(通販口調です)
   浴槽に湯垢がつかないので、掃除が超楽に。
   おまけに風呂釜や排水溝の匂いや ぬめりにも
   効くので いったい一石ナン鳥?


 ②CLEANING

  ○普段の洗濯にひとにぎりプラス。
   水を軟化させ石けんの力をUPさせるから汚れがよく落ちる。
   匂いがとれるし、柔軟効果でふんわりするし、肌に優しいし
   で、こちらも いいとこいっぱい。柔軟材いらずに。

 
 ③KITHCHEN

  ○魚焼きグリル
   受け皿に水と一緒にぱらっと。
   掃除がぐんと楽になる。
   洗い忘れても臭わないし、何よりもふっくら焼けるのが面白いとこ。

  ○野菜を鮮やかに茹でる
   ゆで汁に加えると、素材の色が鮮やかに仕上がる。
   油で揚げないとくすみ易いナスは茹でても綺麗な紫色に。
   ほうれん草を鮮やかに茹で上げたいときにも。

  ○脱  臭   
   生ごみ・・すぐ捨てられないときなど パラリと掛けておく。
   冷蔵庫・・ジャムの空き瓶などに入れて、蓋をせずに冷蔵庫へ。
        (この方法で下駄箱にも)
   
  ○シンク磨き
   粒子の細かい研磨で手肌を痛めずに、
   クリームクレンザー並みにすっきり洗える。

  ○鍋のこげ落とし
   カレーの後の鍋などに。
   大匙3-4杯の重曹と適当な水を入れて 
   煮立てて、ほっておくとこびりつきがするっとカンタンに取れる。 
   (鍋、使う前より綺麗・・(笑))
 
  
 ④OTHERS

  ○シルバー磨き
   少量の重曹を同量のお湯で練り、磨く。ぴかぴかに。 

  ○他にも面白かったのが たばこやコーヒーをたしなむひとは
   ちょっとしょっぱいけど 重曹をちょこっと歯ブラシにつけ
   歯をごしごし磨くとしつこい汚れがすっきりするそうです。
  (これはやったことないけど・・今度チャレンジしてみます)

          
重曹は、先日のDIARYで紹介した無添加の『固形石けんで食器洗い』のことに引き続き、
環境保護の為 うんぬんよりも、
色々なカラフルな容器に入った洗剤やスプレーを、手肌や喉や環境に引けめ?を感じながら
駆使しなくちゃいけないストレスフルな家事を、
simpleで、ちょっと楽しいものにしてくれる”いい仕事っぷりのツール”。と捉えています。

ほかにも、酢・石鹸との組み合わせで重曹の力が 更にパワーUPしたり。
その辺りは、わたしも研究しているところなので また今度!!

つづく・・・(と思います。)



****ご参考まで****
 重曹にもいろいろあって、
 わたしも3社くらい使ってみましたが、
 さらっさらの天外天のもの↓は初心者にもおすすめ。
 粒子が細かいから溶けやすく
 研磨しやすいから使い過ぎないし、
 人にも環境にも優しいモンゴル産の天然のもの。
 食用グレードなのでキッチンでも大活躍です!
           






夏の暑い時期、
右手には 冷え冷えのビアグラス、
左手には 茹で立ての枝豆を
むしゃむしゃ頬張るのが至福の時・・・っていう方。
日本に何人いることか!わたしもそのうちの一人。

うちの食卓にも この夏も 枝豆はしょっちゅう登場しています。
茹でた枝豆とねぎ味噌を添えたきゅうり、焼きなす、
みょうがとか薬味をたっぷり乗っけた冷奴、冷やしトマト、
あとは、熱々のさつま揚げとか厚揚げ焼き(おろししょうがで)
があれば大大々々満足!

・・という ほとんどが素材そのままの
おきらくな夏のテーブルの風景が繰り広げられます。


 枝豆はさっと洗って 
 多めの塩で揉んで少し置いておきます。
 ぐらぐら沸騰したお湯(少なめくらいでよい)で5分茹で、
 ちょっと固いくらいのときに 湯から引き上げます。
 大きめのざるにあげ、(できればうちわで扇いで)冷まします。
 仕上げに藻塩をぱらぱらと振って。


そんな 枝豆も寂しいことに
秋の訪れと共に、陳列棚から消えてしまいますね・・(泣)

そこで今日は、
「甘い」というよりは「青っぽい」、
「ほくっ」ていうよりは「こりっ」とした豆の方が好き!!
そんな嗜好の方にぜひ
オススメしたい乾燥豆をご紹介します。
機会があったら試してみてください!
また、ほかにも
おつまみに最適な豆を知っていたら ぜひぜひ 教えて欲しいです。


□□ 枝豆好きな方にオススメの乾燥豆 □□

くらかけ豆

 見た目はなんかどっかの生き物の目玉みたい。
 長野の名産です。
 だけどこれがほんと美味しいです。
 豆なのに海苔というか海藻のフレーバー!なんで?
 浸し豆にして、ビールのおつまみに最高です。


青大豆↑一番上のphoto

 黄大豆の62%のカロリー。
 きれいな緑色なので和食だけじゃなくて、スープやサラダにも。 
 
 <カンタン青大豆飯>
 次の日の朝ごはんの ご飯をセットするときに
 青大豆をぱらぱらと炊飯器の中に加えるだけ。
 (「戻し」と「茹で」を炊飯器のなかでやってしまう)
 水加減はそのままで大丈夫です。
 
 



 秋の味覚、秋刀魚ときのこのシンプルなソテーを
 苦味の効いたその肝のソースで。
 初秋のおもてなしにぴったりなレシピです。



材 料:(4人分)

 秋刀魚      2尾分
 秋刀魚の肝    2~4尾分
 きのこ(エリンギ、しめじ)適量

 にんにく     1/2欠片
 玉ねぎ      1/4個
 ※酒       大匙1
 ※ポン酢     大匙1
 ※醤油      小匙1
 ※砂糖      小匙1
 オリーブオイル  適量
 かぼす      〃
 ハーブ(ディル セルフィーユなど)(飾り用)適量


手 順:

 ①秋刀魚は3枚に下ろし、肝を別にしておく
 ②別に刺身用に下ろした肝なども冷凍しておき足す
 ③ソースを作る・・にんにく、玉ねぎは細かい微塵切りにし、オリーブオイルでよく炒め、
  肝、※の調味料を加え、とろっと煮詰め、ざるなどで潰すように漉す
  (orミキシング)
 ④フライパンにオリーブオイルを引き、薄くスライスしたエリンギとしめじを炒める
 ⑥同じフライパンで秋刀魚の皮目だけを かりっとソテーする
 ⑦器に秋刀魚、エリンギを交互に重ね、しめじを盛り付けて、ソースを掛ける
 ⑧かぼすやお好みのハーブを添えて 出来上がり!


ポイント:

 ・皮目だけかりっと火を通して 香ばしさとレアな身の美味しさを両方味わいます。
 ・エリンギとミルフィールのように高さを出して盛り付けるとおもてなし感がUPします。
 ・肝のソースは ポン酢の代わりに バルサミコ酢を使っても。







       *北釧水産さまの『昨年も1万尾突破!お刺身用「トロ秋刀魚」』を使って。(提供レシピより)
                  
               



今年の春、
うちのベランダでちょっとした事件があった。

夜中、というか早朝になると、黒い影が横切ったり
がさっがさっと物音がする日が続いた。
きっと気のせいだ。と構わず眠っていたのだが、
ベランダの針金ハンガーが激減していることに気付く。

もしや これはカラスの仕業???!!!
と思っていた矢先、ガラスの窓越しに
真っ黒で大きなカラスが
うちの針金のハンガーをくわえて
まさに飛び立とうとしているところに直面!

窓を叩いてちょっと怖い顔をして
精一杯の威嚇をしてみたが、
まったく怖びれる様子もなく・・・、
ハンガーを落とすこともなく・・・、
普通に飛び立って行った。(負けた。)

巣作りの時期、都会のカラスはぴりぴりと針金ハンガーを
集めていて、尋常じゃない存在感がある。


いっぽう、

私はいま、臨月に入り、
いつ産まれてもよい大きさの赤ちゃんがお腹の中にいる。
今なら学芸会で新幹線の役(旧式の方だけど・・)が出来る!
くらいにしゃっきーんと突き出たお腹。

妊娠してから 不思議なことに
水回り(トイレ、浴室、洗面、皿洗い)
の家事が異様に好きになった。
自分でもさっぱり意味が分からない。
赤ちゃんができたから綺麗にしなくちゃ、、という
ママの気持ちなんじゃないの?って周囲のひとは言うんだけど。

でも、他のすべての掃除や整理が好きになった訳ではない。
水を触ったり、泡をさわったり、
こすったり、ブラシでタイルを磨いたりしている音とかリズムとかが
とにかく理屈なく楽しい。

なんというか、松居一代が掃除をしているときのような
ちょっと行き過ぎた恍惚感すら漂っていると思う・・。


もしかして!
これは一種のすごもりで、赤ちゃんを迎える
巣作りっていうメスの本能なのかも・・・・。

他にも自分ではコントロールできない不思議な現象が沢山。
涙もろくなったり、急にイライラしたり。逆に優しい気持ちになったり。
突然眠気に襲われたり。味覚が変わったり。

おしゃれなレシピがどうのこうの・・・、
なんてかっこつけた記事を書いていても(笑、
シンプルなとこ、わたしは、
”哺乳類”の ”人間”の ”メス”のなかの”ひとり”なんだと改めて認識させられている。


後は、あかちゃん。
こちらの準備はOKです!
安心して。
出てきたくなったら いつでも出てきてね!!!
たのしみに待っています。