
もう3月ですね。
そんな季節の変わり目に
まんまと風邪を引いています・・
さて、タイトルの件ですが。
産地,材料など表示偽装の問題や賞味期限のごまかし。
最近では中国産の餃子品質問題。
こう相次いで「食」についての問題が浮上すると
なにが安全な食なのか?なにを食べればよいのか?
分からなくなってしまいますね・・。
また、こうも連続して騒ぎになるのは偶然なのでしょうか??
ぼんやりと思うのは、
日本の食において、価格競争や利便性、嗜好の追求が
加熱し過ぎてしまって、
限界に達したひずみが弾けて
次々と表面化しているような気がします。
なので・・
もちろん、消費者を欺くような不誠実な企業は許せない!(怒)
のですが
「偽装するようなメーカーは信頼できないから、もうそこの製品は買わないでおこう」
「中国産のものは怖いから 当面買わないでおこう」
それだけで解決できるような 単純な問題とも思えないのです。
これも食を取り巻く状況を考えるよい機会。
わたしたち消費者サイドも ただただ
安全や利便性を求めるばかりでなく、
事件から読み取れるさまざまな問題にも目を向けて、
意識を引き締めなくてはならない部分もあるかもしれません。
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食の事件から読み取れた世の中のこと・・
■行き過ぎたコスト競争と消費者の尽きない要求
日本の食糧自給率はとうとう30%台になっています・・
食が細分化して欧米化して、質・量ともに
自国でまかない切れなくなった部分もありますが、
企業は市場原理のなかで生き残るためには
コストダウンして、且つ利益を出さなければならず、
より安い原材料と人件費を求め、
生産拠点を海外に置かざるを得ない状況です。
消費者サイドも、
「安全で。安心で。おいしくって。でも激安で!」
とわがままになっている部分もあるかと思います。
スーパーでは冷凍食品4~5割引のsaleが当たり前で、
材料をそろえて料理をするよりも
調理済みの冷凍食品のほうが格段に安く買えてしまうことに
それなりのカラクリがあるかもしれないことを、
もっと早くに疑問に感じるべきだったのかもしれません。
また、こんな事件があると国産、有機、無添加というキーワード
で溢れてきますが、その表示規制にも大きな抜け道があったりするので、
乗っかり過ぎない冷静さも必要だと思います。
■社内労使関係の希薄さも浮き彫りに
昨年も国内食品メーカーでの偽装問題が相次ぎました。
特徴なのはいずれも内部告発による発覚。
会社で大きな問題が発生したときに
まず社内で提起して、議論して、対策を打って。
というよりは、
いきなり外部へ告発してしまうあたりが、
現在の日本の労使関係の希薄さを
浮き彫りにしているような気がしてなりませんでした。
問題の会社では 派遣社員、パートなどの非正社員の
会社への不満が目立っていたのも注目すべき点でした。
■大量生産、大量消費の裏側に潜む大量廃棄の問題
たとえば
赤福の賞味期限切れあんこ再利用事件。
夫は若い割りに?赤福が大好きで、
たまに出張帰りに買ってきてくれました。
わたしは 「生ものですので当日中にお召し上がりください」
的なおきまりのフレーズの短い賞味期限に従って、
頑張って(無理して)食べていました!
そのあんこには再(もしくは再再々々・・・?!)利用のあんこ
が混じっているかもしれないとは知らず・・・
でも普通に美味しかった(笑
思うのは、
この国には まだまだいける賞味期限切れのものが多すぎる!
ホテルでもレストランでもスーパーでもコンビにでも
わたしたちの満足を達成させるための
豊富な品揃えやMENUの裏側に、
大量の廃棄物が潜んでいます。
そのことに目を瞑ってはいないでしょうか?
というか 見えてこないのはなぜなのでしょう?
きっとタブーなのでしょう・・
見せたくないし、見たくないもの・・
テレビでは食の問題を大真面目に斬ったNEWSの直後、
一番まずい料理を作るタレントさんは誰かと
沢山の食材を使って、笑顔で競い合ってたり、
大食い、激盛り、激安、激辛・・・
最近は 食べものをおもちゃにしているような奇抜な内容が目立ちます。
そんな内容に笑えるのも食に困っていない日本人だからなのかも知れませんね。
実際何も考えず つい 笑ってる自分もいるのですが・・・
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では、
どうしたらよいのでしょうか?
ほんとに難しいですね。
国レベルでは 食糧調達の中・長期的な政策と教育(食育)。
検査監査体制や法の完備。これはマストだと思います。
個人レベルでは
自給自足、スローライフ・スローフ-ド、地産地消、粗食、手作り推進、マクロビ・・・
理想的なキーワードはたくさん思い浮かびますが、
皆が実行できることではないのが、現実。
せめて もうちょっと。
・食べものを大切に。
・安くて美味しい旬の食べ物を選ぶ。選ぶ目、鼻を養う。
・食べること(食べるときの挨拶や時間や空間)も大切に。
・食べる人は、素材や作る人に感謝し、
売る人や作る人は、食べる人のことを思いやる。
大量のオカネとモノのやりとりのなかで、
お互いの顔が見えないと、
ひっそりと隠れてしまう
とっても基本的な感謝の気持ちやサービスの問題・・
そこらへんを もうちょっと大切にできたら。
少しは 変わるような気がします。
また、大切にしなければいけない。と 自分自身思うのです。
長くなりました。たまには まじめに。
2008/03/02