and.Strike3です。
ブログ初回です。よろしくお願いします。
さて、初回ということもありますので、
私の紹介を兼ねつつ、「初めて」繋がりで、
私が社会に出たばかりの初々しい時期に
体験したことを書きたいと思います。
今、思えばその体験は、私にとって奇跡と
言っても過言ではないくらいで、
本当に感謝しています。
※うさん臭い話ではありませんので
安心して読み進めて頂ければ幸いです。
私は、今から13年前に田舎の
沖縄から東京へ上京しました。
当時、何か目的があるわけでもなく、
お金もありませんでしたが、
親父の借金問題を発端に
色々なトラブルがあり、
そこから逃げ出すように
上京しました。
東京では、とりあえず住まいに近い
パチンコ店でアルバイトをしました。
入社当初は、沖縄でのトラブルのことを
引きずり、ほとんど無気力でした。
職場で周囲の人達に対して、
ふて腐れた態度をとったり、
まともに挨拶をしなかったり、
お客さんにも生意気なことを
言っていたりしました。
同僚や上長からは徐々に
無視されるようになり、
しまいには当時のマネージャーから
「お前は何様だ!クビだ。
いいか、お前、あと2週間でクビだからな!」
と念を押されて言われてしまいました。
※当時は人がいなくて、即日解雇も
難しい状況だったので2週間の猶予を
もらった状況でした。
クビ宣告をされたものの
素直に改めようという気は起きませんでした。
その時の正直な心境は、
「別のところで働けばいいや」と
考えていました。
しかし、ふと
「このままだとしゃくだから、クビまでの期間は、
マネージャーが俺をクビだと言ったことを
撤回したくなるくらいの働きをして、
惜しまれつつ辞めてやろう」という思いが
湧きあがったのです。
今、思うとものすごく恥ずかしい発想と
動機でした。
ブログに書くこともためらいたくなりますが
当時はそれほど本当に未熟でした。
友だちも相談相手もいなかったので、
そういう恥ずかしい発想と動機を
誰からも指摘されることなく、
「惜しまれる人ってどんな人だろうか?」
ということを本気で考えました。
そして、自分の思うとおりに実行していきました。
その翌日から私は、誰よりも声を出し、
誰よりも俊敏に動きました。
例えば、空き缶で一杯になったゴミ袋を
取り換えるという単純作業を
最短・最速でやりました。
額から汗がしたたるほど全力で
トイレ掃除をしたり、
猛烈な勢いで窓ガラスを
ゴシゴシ拭いたりもしました。
「同僚からも惜しまれたいな」という
これまた極めて不純で恥ずかしい
動機も出てきたため、
周囲の従業員にも気を使いまくり、
クレーム対応や汚れる作業や
寒い中の仕事など、
人が嫌がることを全部笑顔で、
かつ率先して引き受けました。
休みの日はタイムカードを押さずに、
店の駐車場の雑草を抜いたり、
バックヤードを清掃したりしました。
サービス残業も毎日5、6時間は
していたと記憶しています。
とにかく意地になっていました。
本当に1分たりともテンションを落とすことなく、
フルパワーで動き回りました。
最初の1週間は、毎日疲れ果て、
風呂も入らずに寝てしまったり
していました。
しかし、その後3日もしないうちに、
僕を見る周囲の人たちの
表情や接する態度が変わってきました。
「お前、なんかあったの?」とか、
「なんかすごく頑張ってるね~」とか、
「●●をお願いできるかな?」
という驚きや励ましや
これまでになかった仕事の
お願いをされたりするように
なってきたのです。
誰からも相手にされなかった
私にとって、周囲のそのような
変化は不思議な感覚でした。
それからさらに多くの人が、
私に声をかけてくれるようになりました。
私はそういう声を受け続ける中で、
だんだん「自分は必要とされている」と
強く感じるようになりました。
言葉で上手く表現しにくいのですが、
私の中で、パッと明るい光が何本も
射し込んでくるような気がしました。
最初はやせ我慢していたキツイ仕事も
不思議と全く苦にならなくなりました。
当時は、大した仕事をしていたわけではないですが、
目の前の仕事への集中力とテンションと
ペースはさらに上がっていきました。
1週間もすると、当初の「惜しまれつつ・・・」
という考えなんかはどうでもよくなっていました。
そうこうしているうちにクビの予定日が来ました。
クビの予定日は、マネージャーが
たまたま休みだったので、チーフに
「お世話になりました」と伝えました。
チーフからは、「マネージャーから君のクビの
件の返事は少し待って欲しいと伝えてくれと
言われている」という話をされました。
結局、その翌日にマネージャーの上司が
わざわざ私のところにクビを撤回しました。
私は、その後もクビ宣告を受けた後の
テンションと集中力をキープし続けました。
決して無理してキープしていたわけではなく、
日に日に周囲からの信頼が
積みあがっていることを感じて
充実感がありました。
また、ただ漠然と作業をしていた頃には
決して気づくことができなかった
「信頼の相乗効果」のようなものを
実感しながら毎日ワクワクした気分で
仕事をすることができるようになっていました。
特に私が感じたのは、
・信頼されたら正しい情報が集まる。
・信頼されたら急なお願いにも快く動いてくれる。
・信頼されたらスピードが何倍も違う。
・信頼があれば多少の失敗は恐れなくなる。
というようなことを身をもって経験しました。
最初は不純な動機からの出発ではありましたが、
結果的に上記の教訓を身をもって体験し、
気づくことができたことは、本当に幸運だったと
感じています。
今、振り返ってみると、
もし、あの時、マネージャーから
クビ宣告をされていなかったら
人から信頼を得る方法を
実体験として経験できていたか?
と考えると、少し大げさではありますが、
自分の中では奇跡だなと感じるわけです。
そして、目の前の色々な出来事は、
もしかしたらこれも「奇跡の瞬間」かも
しれないと思うようになり、何に対しても
自然と好奇心が湧き出るようになりました。
それから私は、すぐに正社員に登用され、
1年後には最年少のマネージャーになりました。
また、当時の役員の方が、私を気に
入ってくださり、私はその方の側で
カバン持ちをしながら経営のイロハを
教わりつつ、本当に多種多様な実務を
たくさん経験させて頂きました。
大きく儲かっている方々と比べると、
非常にささやかではありますが、
私も経済的に少しずつ豊かになり、
土地付きの一軒家をキャッシュで建て、
ハイブリットカーを2台所有できる
ようになりました。
そういう奇跡がなければ
今でもふて腐れた貧しい人生を
送っていたと思います。
初回から長々と書いてしまいましたが、
まとめると、
恥ずかしいほどの勘違い野郎で、
しょーもない動機を持っていたとしても、
頭が悪かったとしても、人はどこでどうなるか
本当にわからないものだということです。
そして、今、仕事で壁にぶつかっている人や
どん底の人達に
「目の前の仕事を尋常じゃない
テンションで一生懸命やり続けることで
必ず周囲からの信頼が生まれ、
そこから奇跡が始まる」
ということを少しでも伝えられればと
思います。