突然ですが、
うちの会社に鳴り物入りで入社していた
MBAホルダーの方が、つい先ほど、
戦力外になりました。
「うちの会社はそんだけレベルが高いですよ」
という自慢話をしたいわけではありません。
これまでも大手企業の肩書を
前面に掲げて入社したスーパー部長や
数百億規模の案件をまとめたという
スーパー役員のような人たちが
鳴り物入りで何人も入ってきました。
ほとんどの方が、「●●改革」という
それらしい大義名分を設定し、
最初は色んなことをガンガン
威勢よく進めますが、
結局、尻切れトンボで、何もできず
(むしろ入社前よりも色んなことを無茶苦茶にして)
去っていくのを何度も見てきました。
実務をしている側とすると、
毎回、後始末に追われ、
いい迷惑です。
大手企業で活躍した「優秀な人」であれば
中小企業で簡単に結果を出せそうだそうだと
思う人もいると思います。
実際に私もそう思っていましたし、
やり手と言われる社長さんでも
同じ認識を持っていて、
そういう人をどんどん会社に
招き入れてしまったりしています。
もちろん中には、しっかり結果を
出している人もいます。
しかし、私が中小企業家同友会などで
他社の経営陣の方々から
類似の失敗談を聞いたり、
うちの会社で経験した
複数の類似ケースを振り返ると、
意外と鳴り物入りで入社した
「優秀な人」が、
結果を出せずに志半ばで
去ってしまうケースが少なくない
ということを感じます。
なぜ、そのような優秀な人が
結果を出せないのか?
評論家やコンサルタントや
成功した経営者の本に出てきそうな
テーマですが、
私は実務家なので、現場目線から
感じること書いていきたいと思います。
※何回かに分けて書こうかと思います。
まず、多いと感じるのが、
「中小企業は、大手企業の縮小版だ
と勘違いしてしまっている」ケースです。
優秀な方たちなら、それくらいは分かっているだろうと
私も思っていましたが、意外に多くの「優秀な人」が
そういう勘違いをしてしまっていると思います。
そういう方々は、中小企業で働いた経験が
無い人も多いので仕方ないです。
しかし、よーく覚えておいて
欲しいのは、中小企業と大企業では
中味が大きく違うし、
物事の判断基準が真逆なことも
多分にあるということです。
また、大企業から人を連れてくるような
中小企業の社長さんは、
意外とその人に対して
本音の話していないことも
あると感じます。
「何でもやってくれ」
という言葉は要注意だと思います。
そりゃ高待遇で迎えられた方から
すると、「自分は社長から信頼されている」
と勘違いしてしまったり、
客観性を見失ってしまうこともあるでしょう。
しかし、そういう言葉を鵜呑みにし、
社長が本当にやって欲しいことを
察することもできず、
「●●で成功した手法」や
「最新の戦略論」を前面に出し、
自己満足の改革を
強引に推し進めようと
してしまう人を多く見てきました。
優秀が故に見えなくなってしまうことが
あるのかもしれないといつも思いますし、
そういう方々を短期間で説得することが
できていない自分への歯がゆさもあります。
ある物事を目の前にしたとき、
中小企業の社長と、そういう「優秀な人たち」では
判断が全く違うことを私は何度も見てきました。
当然、判断が違えば、プロセスや
求められる結果も違ってきます。
文字制限になりましたので、
次回、事例を示しながら説明したいと
思います。