女性用風呂や女子トイレに「入るまでは男性…入った瞬間に女性と主観が替わりました」との悪用もあり得る 島根県・丸山知事の発言に市民グループ抗議「誤解を与えないように、慎重に生活して来ました」

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  • この手の話でいつも思うのが、マイノリティやその支援団体は「どうマイノリティを悪用されないようにするか」という話が全然出てこないこと。自分たち主張する権利を得るために一番重要なことなのに、それは他所に丸投げ。 その状態ではどうしたって、今まで通り肉体の性別で分ければ良いじゃんという話にしかならない。 マイノリティ側からも悪用させない方法を提示することは、マイノリティの権利を得るための義務のひとつだと思うんだけどな。

  • 私は男だが、仮に男風呂に「心は男、体は女」という人が入ってきても身の危険を感じることはない。が、今回のように女風呂に「心は女、体は男」という人物が入ってきたとすれば、同タイミングで入浴していた女性たちが感じた身の危険は相当なものだったと思う。

 

 

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島根県の丸山達也知事が定例記者会見で、性同一性障害について触れた発言をめぐり、性同一性障害の人を支援する市民グループの代表がこのほど、知事宛てに抗議文を提出しました。 問題としているのは、性自認をめぐる、いわゆる「外観要件」についての発言です。 【写真を見る】女性用風呂や女子トイレに「入るまでは男性…入った瞬間に女性と主観が替わりました」との悪用もあり得る 島根県・丸山知事の発言に市民グループ抗議「誤解を与えないように、慎重に生活して来ました」 紫の風 上田地優 代表 「誤解を与えないように不安を与えないように、慎重に生活して来ましたけれども…」 市民グループ「紫の風」の上田地優代表が9日、島根県の担当課長に抗議文を手渡し、担当課長は「知事に伝えます」と答えました。 知事の記者会見での発言内容というのが… 島根県 丸山達也 知事(10月26日) 「性別という戸籍に記載する客観的な事実が人の主観で決められるのか。主観っていうのは変わり得ますからね」 「(女子)トイレに入るまでは男性として振舞っていて、入った瞬間に女性なんだという風に主観が替わりましたっていう、主観っていうのはそういうことだから究極言うと。悪用されることを考えれば」 最高裁大法廷は10月25日、戸籍上の性別を変更する際に今の法律では生殖能力をなくす手術を必要としている規定について、「違憲」とする初めての判断を示しました。 一方で、外観について定めた規定については判断せず、審理を高裁に差し戻す決定をしましたが、丸山知事は、自認、主観で性別を決め体の外観を問わないことになれば、女性にとって女子トイレなどが使えない場所になる恐れがあるなどと疑問を呈したのです。 島根県 丸山達也 知事(10月26日) 「(外観要件が整わなければ)女子トイレとか女子の浴場に女性の方からすると男性と認識せざるを得ない人がおられるかもしれない。おられるといった状況を許容しなさいという風な社会とするかどうかってことでしょう。 悪意を持って、それに乗じてわいせつ行為を企図しようという人もいるかもしれない。捕まっても主観で自分は女性だという風に言い逃れようとする、それを認めるのかどうかっていうシビアな問題はあるわけですよね」

 

これに対して、自らも体は男性で自認する性別は女性の上田代表は、知事の発言は性同一性障害者への誤解を生み、基本的人権を侵害しかねないなどと抗議しています。 紫の風 上田地優 代表 「ある時は男の人の服装になって、ある時は女性になって、そういう(性を使い分ける)ことはちょっと出来ない。そういったことを、もうちょっと知って欲しいです」 知事は抗議文を受けてその日の内に、 「性同一性障がいの方が困っておられるという事実、不便だったり、差別があったり、十分な理解がなかったり、という状況について、改善しなければならない、そういう認識に立って仕事をしている。 一方で制度を悪用する人のことを心配される方々がおられるのも事実であり、こういった方々を含めた相互理解が大事であると考えている。 県としては、性的少数者に対する誤解や偏見の解消に努め、県民の理解が進むよう普及啓発に取り組んで行く」 とのコメントを発表しました。 これに対し上田代表は、「制度を悪用する可能性に対する懸念についても私も理解いたしておりますし、相互理解の促進が大切であるとのお考えにも共感します。知事が示されるリーダーシップに期待しております」などとした知事コメントに対する返答を発表しました。

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「心が女」主張して「女湯侵入男」逮捕…SNSで吹き荒れる「稲田朋美の責任を問え」に稲田氏が回答

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  • 論理的に考えるプロセス無しに物事が進んでしまった感じがします。 まず、性別とジェンダーを分けて考える。性別は生物学的なもので染色体でわかり手術をしても変わらない。ジェンダーは心の中のもので性別と異なる場合も変化する場合もある。 戸籍に書くべきなのは性別かジェンダーか? 当然だが性別のはずだ。 風呂は性別で分けるべきかジェンダーで分けるべきか? これは施設管理者が決めることだが、公衆浴場は混浴を禁じられている。異なる性別の人を混ぜて入浴させてはいけない。 日本国憲法は同性婚を認めていない。保護を与えるとしたら事実婚と同様の枠組みが妥当だろう。同性婚がためだから戸籍の性別を変更させろと言うのは暴論であり認めるべきでは無い。

  • この点に関しては見た目の性別で忖度なくきっちり分けることが正だと思う。 心が女性なのに男湯、男性なのに女湯、辛い気持ちは理解できなくもないけれど、心は見えないので。 温泉に入りたいのなら部屋露天、家族風呂などの予約出来る露天がある旅館はそれなりにあるし、そういうところを選ぶべき。

 

 

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稲田朋美「X」より

 11月13日、三重県桑名市の温泉施設で女湯に侵入し、建造物侵入の疑いで逮捕された無職男性(43)の事件が議論を呼んでいる。 【画像】稲田氏の回答 「入館時、従業員に女性と認識された男は、女湯に入ることは成功したものの、洗い場で体を洗っている姿に違和感を感じた利用客が、従業員に報告。男性であることがわかり、現行犯逮捕となりました。  男は調べに対し、女湯に入ったことは認めたうえで『心は女性なのに、なぜ女子風呂に入ってはいけないのか、まったく理解できない』と主張したようです」(事件担当記者)  こうした事態は、6月にLGBT理解増進法が成立したときから懸念されていただけに、この一件が報道されると、「X」では、 《ほらね、絶対こうなると思ってましたよ。小学生にまでLGBT教育なんて始まってきたしどんどんおかしな世の中になっていきますよ》 《女湯で男が身体を洗っているって想像しただけでゾッとします。周りにいた女性はさぞ恐怖だったと思います》  といった声のほか、 《稲田さん、心が女性(と主張している)で体が男性の人が女湯に入ってくることはないって、全然違うじゃないですか》  と、LGBT理解増進法を推進した自民党・稲田朋美衆院議員にも批判の声が多く寄せられ、「稲田朋美」がトレンド入りした。  11月15日、作家の百田尚樹氏は、自身のYouTubeチャンネルを更新し、「腹が立つのは稲田朋美や。『心が女性だと主張する人が女湯に入ってくることはありません』と言っていたが、あったやん」と糾弾。「女性が男に裸を見られるのがどれほど不快で恐怖なのか、あんたわかっているのか」などと続け、LGBT法の廃案を要求した。

 

  稲田氏は過去に、自身の「X」に投稿した動画で、「男女の区別は『身体的特徴で区別する』ということであって、『心が女性で体が男性の人が女湯に入ってくることはない』と厚労省も言っております。なので、心配をされている方はご安心ください」と発言している。 「稲田氏の語った『厚労省も言っております』というのは、『公衆浴場における衛生等管理要領等について』という通達のことです。ここでは『おおむね7歳以上の男女を混浴させない』『脱衣室・浴室では男女を区別する』などと書かれていますが、この男女というのは『身体的特徴で区別する』という従前のルールを踏襲したものです。

稲田さんは、基本ルールはこれまでと変わらない、と指摘しているのです」(同)  では、名指しで批判された稲田朋美氏はどう説明するのか? 本誌が稲田氏に質問状を送ったところ、次のような回答が寄せられた。 《公衆浴場や温泉施設の利用に関して厚労省が管理要領を定めており、男女の判断基準は身体的特徴によるものとすることになっています。

  これは理解増進法が制定される前後で全く変更はありませんし、法制定前も後も犯罪であるということをX(旧Twitter) 上などで繰り返し申し上げてきました。

  犯罪行為に対して、引き続き厳正に対応していくことは当然です。 衆議院議員 稲田朋美》

  つまり、今回は無職男のたんなる暴走だったということになるが、このような事態が繰り返されないことを祈りたい。

 

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「11歳と混浴できて穴場」の衝撃 公衆浴場…子どもの混浴年齢は?

「11歳と混浴できて穴場」の衝撃 公衆浴場…子どもの混浴年齢は?|TBS NEWS DIG

 

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銭湯や温泉など、公衆浴場での子どもの混浴年齢を見直す動きが進んでいます。
「『11歳の女の子と混浴できて穴場』という言葉に衝撃を受けた…」。
混浴に、小児性被害が潜んでいるとして、警鐘を鳴らす小児科医も。

先日、ある小児科医のツイートが議論を呼びました。

SNS投稿
「『11歳の女の子と混浴できて穴場』という言葉に衝撃を受けた」

投稿したのは自身も3人の娘を持つ、小児科医の今西洋介さん。
漫画「コウノドリ」の医療監修も行う医師です。
一体、どんな思いでSNSへ投稿したのでしょうか。

小児科医・新生児科医 今西洋介さん
「お風呂とかそういう場所って、かなり小児性被害の現場になっているという指摘があって、小児性加害者とも話すことがあります。
小児性加害者と話した時に『11歳まで入れる都道府県に行くと、女の子と一緒に入れる』ということを言われたことがあって、衝撃的だけど全然世の中は知らないことだと思いツイートしました」

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2歳くらいの娘を連れて男湯に入ると、お風呂の水面から「ただならぬ視線」