最初に体に異変を感じる
「うつ病」というと心の病だから、まず気持ちに変化が現れると思う人が多いと思うが、実はそうではない。
自分の場合は体のだるさ、疲れやすさから始まり、肩こり、頭痛が頻出してくる。
次に夜寝つきが悪い、睡眠が浅いなどの睡眠障害が始まる。
夢をよくみるのは睡眠が浅い証拠だ。
睡眠が浅いと朝起きられなくなるし、昼間に急に睡魔が襲ってきたりする。
朝起床時の倦怠感が強くなり、出勤が苦痛になる。
やがて浅眠(熟睡できない状態)が続くとイライラしたり気が短くなったりする。
今思い起こせば、よく後輩に感情に任せて𠮟りつけたりしていた。
また、同時に不安感が増大してくる。
何に対して不安を感じているのかが分からずに、それがかえって不安を増大させる。
実はこの不安を感じている原因こそが「うつ」を発症させる原因のひとつなのであるが、その原因を探るのは容易ではなく、私の場合は長い年月をかけて時間を置き、タイミングを変えながら、第三者の目線で自問自答を繰り返し繰り返し、ようやくぼうっと「不安の正体」の輪郭が見えてきた。
不安感の原因さえわかれば、あとはその原因を遠ざけるようにして生活することでうつは寛解に近づいてゆく。
ただ、不安感の原因がひとつとは限らない点が問題だ。
そうなると、また長い年月をかけて不安の正体を探らなければならない。
うつの症状が軽い場合には、無理をして不安の正体を探らずとも安静にしてぼうっと毎日を過ごすだけで寛解してゆく人もあるようだ。
だがそれは不安の原因がそれほど深刻ではなかった場合、原因となったストレスが短時間で終わった場合、原因となった案件を誰かが引き受けてくれた場合など比較的短期に原因が解消した場合に限られるのだろう。
私のように約40年間も自分の気持ちを抑えながら仕事を我慢してきたことで発症したような人間にとっては、1年や2年ばかりでうつが寛解するはずがない。
発症から8年を経て、ようやく寛解に近づいたと思えるようになったところだ。
うつの症状がある時というのは、気持ちの落ち込みやイライラ感、不安感だけでなく身体的にも体のだるさ、肩こり、頭痛などが起こる。
原因不明の体調不良を感じたら、ストレスチェックをしてみるのが効果的だ。
ストレスチェックはネットをググればいろいろ出てくる。
不安を感じたら早めに心療内科を受診するのがいいだろう。
初期の症状ならわざわざ名医を探して遠くまで行かずとも近所の病院で十分である。
日記の活用
私がうつを発症してからすでに8年。
実は最初のころの症状がどんなだったか忘れかけている。
それでもこうしてブログが書けているのは「日記」を付けていたからだ。
日記といっても大学ノートではなく、百均で売っているA6サイズのリングノートでメモ帳より少し大きめのノートを使っている。
これに症状が出た都度、いつ、どんな状況の時に、どんな症状が、どれくらい(強さ、時間)出たのかを書き込んでゆく。
あとあと見直すことで、どんな時にどういった症状が出るのか傾向がわかり、症状が出そうな場面を避けるとともにうつの原因に気付くきっかけともなる。
もともとは月1回の心療内科受診の際に、医師に症状を伝えるために書き始めたのだが、読み返すと色々面白いことに気付く。
「あぁ、あの時はこうだった。あの時あの人とこんな些細なことで口論してたんだ。」
とか、後に冷静になって考えてみると「つまらないことで悩んでいたんだな」と自分で自分を分析できたりする。
私の一押しの症状検証法なのだ。
うつで悩んでいる人は一度やってみてはどうかな?
