日本で生産されている梨のほとんどが「日本なし」と言われる種類の梨で、幸水・豊水・二十世紀などさまざまな品種が作られています。

独特のシャリシャリとした食感をもたらす不溶性食物繊維・果糖・タンパク質分解酵素なども含まれています。

梨の栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。

  1. 代表的な梨の種類
    1. 幸水
      1. 幸水梨の特徴
    2. 豊水
      1. 豊水梨の特徴
    3. 二十世紀
      1. 二十世紀梨の特徴
    4. 新高
      1. 新高梨の特徴
  2. 梨の栄養成分と効果
    1. プロテアーゼ
    2. アスパラギン酸
    3. カリウム
    4. ソルビトール
    5. 食物繊維
  3. 最後に
    1. 関連

代表的な梨の種類

幸水

幸水梨の特徴

  1. 甘さとジューシーさ: 幸水梨は非常に甘く、ジューシーな果肉を持っています。一口かじると、その甘さと爽やかな水分が口いっぱいに広がります。
  2. 香り: 幸水梨は、独特の香りも楽しめます。熟した梨から広がる香りは、食欲をそそります。
  3. 滑らかな食感: この梨の果肉は非常に滑らかで、食べやすいです。皮も柔らかく、食べる際にストレスを感じません。

豊水

豊水梨の特徴

  1. 甘さ: 豊水梨はその甘さが際立っており、一口かじると口の中に広がる甘い味わいは忘れられません。これが、多くの人々に愛される理由の一つです。
  2. ジューシー: この梨は非常にジューシーで、食べると果汁があふれ出すことから、果物としての満足感が高いです。
  3. 滑らかな食感: 豊水梨の果肉は滑らかでシャキシャキとした食感があり、食べやすく、皮も柔らかいため、食べるのが楽しいです。

二十世紀

二十世紀梨の特徴

  1. 甘さ: 二十世紀梨はその甘さが特徴で、一口かじるとほんのりした甘さが広がります。非常に食べやすく、子供から大人まで幅広い層に愛されています。
  2. 独自の風味: この梨は、他の梨品種とは異なる独自の風味を持っています。爽やかな香りと豊かな果実の味わいが、食べる人を魅了します。
  3. 果肉の食感: 二十世紀梨の果肉は柔らかく、シャキシャキとした食感があります。食べる際に非常に心地よい食感を楽しむことができます。

新高

新高梨の特徴

  1. 香り: 新高梨は、その香りが非常に特徴的であり、果物としての魅力の一部です。独特の花の香りと果実の香りが絶妙に組み合わさっています。
  2. 甘さ: この梨はその甘さが際立っており、一口かじると口の中に広がる甘い味わいは絶品です。その甘さは、多くの人々に愛されています。
  3. 果肉の食感: 新高梨の果肉はシャキッとした食感があり、食べる際に楽しい食感を提供してくれます。果汁がたっぷり詰まった果肉は、食欲をそそります。

さわやかな甘味とみずみずしくシャリシャリとした食感が人気の梨は、50種類以上あるとか。

その多くが8月から10月にかけて旬を迎えます。

梨の90%は水分で、独特な歯触りは石細胞という硬い組織が作り出していますが、種類によってその食感や味わいが異なるのが魅力なので、多くの梨の味を楽しんではいかがでしょうか。

梨の栄養成分と効果

プロテアーゼ

タンパク質を分解する酵素。肉と梨を一緒に漬け込むと、肉を柔らかくすることができます。

また、食後にデザートとして食べると消化を助けてくれるので、胃の負担を軽くする効果が期待できます。

アスパラギン酸

アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、細胞にカリウムやマグネシウムなどのミネラルを運びます。

また、体内でエネルギーを作り出すクエン酸回路に関与していています。

疲労回復やスタミナアップに効果があるとされています。

カリウム

カリウムは必須ミネラルのひとつです。

過剰なナトリウムを尿と一緒に体外へ排出させる作用があり、むくみや高血圧の予防と改善に役立ちます。

ソルビトール

ソルビトールは糖類のひとつです。

砂糖に比べてやや低カロリーで甘さ控えめなのが特徴。

水分を保持する性質があり、便を柔らかくしてお通じを改善する作用があります。

食物繊維

食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類がありますが、梨には不溶性食物繊維が多く含まれています。

シャリシャリとした食感のもとになっているのは、不溶性食物繊維のリグニンとペントザン。

胃や腸で水分を吸収して大きく膨らみ、腸を刺激してぜん動運動を活発にしてくれます。

最後に

カットしてそのまま食べると、食感と優しい甘みを堪能できます。

冷やし過ぎると甘みを感じにくくなってしまうので、食べる2~3時間ほど前に冷蔵庫で冷やすのがおすすめです。

ヨーグルトと合わせれば、便秘対策になります。

また梨は夏の終わりから秋にかけてしか食べられないと思っている方も多いと思いますが、早いものだと7月、遅いものだと12月まで出回っているんですよ。

ぜひ品種ごとに異なる味わいを、長く楽しんでみてはいかがでしょうか。