あさりは魚介類の中でも高タンパク質・低脂質の食材。

小さな身の中にはビタミンB2・ビタミンB12・鉄・亜鉛・カリウムなどの体つくりに欠かせない栄養素が詰まっています。

さらに、アミノ酸の一種であるタウリンも含まれます。お酒と一緒にあさりを食べると二日酔いの予防にも役立ちます。

  1. あさりの栄養成分と効果
    1. ビタミンB2
    2. ビタミンB12
    3. カリウム
    4. 亜鉛
    5. カルシウム
    6. タウリン
  2. あさりのおいしい食べ方
    1. おすすめの調理法
    2. おすすめの食べ方
    3. おすすめレシピ
  3. 最後に
    1. 関連

あさりの栄養成分と効果

ビタミンB2

脂質・タンパク質・糖質をエネルギーに変える働きがあります。

また、皮膚や粘膜を健康に保ち、口内炎の予防にも効果が期待できます。

ビタミンB12

主に動物性タンパク質に多く含まれています。

赤血球中のヘモグロビンの生成を助ける働きがあり、貧血予防に役立ちます。

赤血球のヘモグロビンのもとになり、タンパク質と結合して酸素を運搬します。

鉄欠乏性貧血の予防に不可欠な栄養素です。

カリウム

細胞の外にあるナトリウムとバランスをとりながら、血圧の調整をしています。

カリウムは高血圧予防に役立ちます。

亜鉛

新陳代謝に必要な酵素をつくる成分です。不足すると味覚障害や傷の回復が遅くなったりします。

カルシウム

骨や歯を構成するミネラル。

骨粗鬆症の予防や、神経伝達物質の分泌などに関わります。

タウリン

血中の悪玉コレステロール(LDL)を抑える働きがあり、動脈硬化の予防に役立つと言われています。

その他、心臓や肝臓の機能を高めたり、糖尿病・高血圧の予防や視力の回復にも効果が期待されています。

あさりのおいしい食べ方

あさりの旬は春と秋です。殻がしっかりと閉じていて、水管が出ているものがおすすめです。

おすすめの調理法

あさりは砂抜きをしてから使いますが、余った分は冷凍保存できます。

加熱しすぎると身が固くなってしまうので、加熱しすぎないのがポイント。

調理の際にうまみ成分であるタウリンやグリシン、その他のビタミン・ミネラルが汁に出てしまうので、汁ごと食べられるメニューがおすすめです。

おすすめの食べ方

酒蒸し・炊き込みご飯・味噌汁・ボンゴレ・クラムチャウダー・トマト煮込み

おすすめレシピ

せりとあさりの炊き込みごはん
あさりのエキスがつまった炊き込みごはん。お弁当にもおすすめです。

最後に

あさりには嬉しい栄養が沢山詰まっています。

上記に取り上げられてない点も含めてまとめると、

  1. 栄養価が高い:あさりには、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。特にビタミンB12、鉄、亜鉛、マグネシウムの含有量が多く、貧血や疲労感を緩和する効果があります。
  2. 血圧を下げる:あさりに含まれるタウリンというアミノ酸は、血圧を下げる効果があるとされています。高血圧の方には、積極的に摂取することが推奨されます。
  3. 免疫力を高める:あさりに含まれる亜鉛は、免疫力を高める効果があります。また、あさりの成分の一部であるβグルカンは、免疫力を高めるとされています。
  4. 疲労回復に効果がある:あさりに含まれるカルシウムは、筋肉の収縮や緩和に関与するため、疲労回復に効果があるとされています。
  5. 脳機能を改善する:あさりに含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)は、脳機能を改善する効果があるとされています。DHAは、特に子供の脳の発達に重要な栄養素の一つです。

ただし、あさりは食中毒の原因となる可能性があるため、しっかりと調理することが重要です。また、あさりを食べる際には、アレルギーがある場合は注意が必要です。

 

あさりは貝類の中でもさまざまな料理に使える食材です。

汁ものだけでなく野菜と組み合わせて、いろいろな料理で活用してみてはいかがでしょうか。