Android 1.6 公式Romから1.5へのダウングレード手順です。

修理戻りなどでダウングレード出来ない場合、後述の「ダウングレード出来ない場合」を参照して下さい。

環境により実行出来ない場合があります。出来ない場合は潔く諦めて下さい。

保証期間が残っていようがいまいが、正規のサポートは受けられないと思って下さい。

起動時のdocomoロゴは永久に失われます。代わりにmyTouch3Gの起動ロゴを受け取ります。

[手順書/Goldcard作成]を参照し、Goldcardを作成する。

イメージファイルをダウンロードする。

下記サイトから MT3G_SAPPIMG.nbh をダウンロードし SAPPIMG.nbh にリネームする。(MyTouch3Gイメージ)
SAPPIMG.nbh

ダウンロードしたSAPPIMG.nbhをGoldcardにコピーする。

Goldcardの中にはSAPPIMG.nbhだけが入っている状態にする。

HT-03Aの電源を切った後、ボリュームダウンを押しながら電源を入れFastbootモードに入る。

自動的にSAPPIMG.nbhを認識するので「Do you wat to start up」と表示されたらトラックボールを押す。

※実行中にデバイスチェックでエラーが出た場合、Goldcardの作成に失敗しています。

 Goldcardの作成からやり直して下さい。



イメージの読み込み、デバイスチェックの後アップデートが実行されます。

アップデートが完了すると「Do you want to reboot device?」と表示されますので

トラックボールを押して再起動します。

再起動すると、Android 1.5が起動します。

起動したらまず、menuボタンを押しAPNを設定します。

APNを設定し、3G回線が繋がったらGoogleサインアップを行い、HOME画面が開きます。

myTouch3Gの標準環境ですがAndroid 1.5なので[ツール/FlashRecovery]が動作します。

※Goldcardを取り出して保管するか、フォーマットする。そのまま使用しないで下さい。

ダウングレード出来ない場合

修理戻りなどで上記手順でのダウングレードが出来なくなっている場合

下記サイトから 2.53.707.2_-_sappimg.zip をダウンロードし、

sappimg.zip にリネームした上Goldcardにコピーして下さい。

※Goldcard に SAPPIMG.nbh が存在する場合 back_SAPPIMG.nbh などにリネームしておいて下さい。

2.53.707.2_-_sappimg.zip

Goldcardを本体に装着し、上記手順でイメージファイルは変更せずにダウングレードを行って下さい。

ダウングレード完了後一度本体の電源を切ります。

Goldcardからsappimg.zipを削除、またはリネームし

再度上記の通常手順でダウングレードを実施して下さい。(上記手順のSAPPIMG.nbhを使用して下さい)

このイメージでダウングレードした状態では起動は可能ですが

パーティション構成が異なる為32B用のリカバリなどが使用できません。
Goldcardを作成する。

Goldcardとは・・・デバイスチェックを無視してイメージを適用できるSDカードです。

このSDカードにイメージを入れる事で適用時のデバイスチェックを通り抜けます。

Goldcard作成に必要な物

フォーマットしても良いmicroSDカード、Kingstonの2GB(標準付属品)を推奨。

SanDiskは使用不可。他にも相性が大きく出る模様。

あらかじめAndroid端末でフォーマットしておく。パーティションも区切らない。

GoldcardにするSDカードを本体に入れた状態で起動する。

PCからadb shellで下記コマンド($以降部分)を実行する。

コマンドを実行すると文字列が表示されますので、この文字列*1をメモ帳などにコピーしておきます。

adb shell (HT-03A / Desire等)

$ cat /sys/class/mmc_host/mmc1/mmc1:*/cid

02544d534430324738a0a36a8a0094d8 ←これをコピー

下記サイトで文字列*1を入力し、変換ボタンを押して文字列*2を取得する。

CID変換フォーム

※ 文字列が正しくないと表示される場合スペースが入っていないか確認して下さい。

文字列*2をコピーする。

文字列*2は必ず00から始まる32桁になります。

下記サイトに必要項目を入力し、Goladcardイメージを受け取ります。

Free HTC android goldcard generator

メールアドレス:Goldcardイメージを受け取るメールアドレスを入力

CID: 文字列*2 (上記にて変換後のもの)

必要項目を入力したら「Generate Goldcard!」ボタンを押す。

入力したメールアドレス宛にgoldcard.imgが添付されたメールが届きますので

このgoldcard.imgを任意の場所(デスクトップなど)に保存します。


※goldcard.imgは元となったSDカード専用のイメージです。他のSDカードには使用できません。

下記サイトから HxD Hex Editor をダウンロードし、インストールします。

Welcome HxD Hex Editor users

HT-03Aを操作し、USB storageのマウントをします。

HxD Hex Editor を起動し、メニューバーからExtra > Open Diskを開く。

「Physical disks」に「Removable Disk 1」を選択する。

「Removable Disk 2」以降が表示される場合には

USBメモリなどHT-03A以外のデバイスをPCから外し、開き直して選択する。

「Open as Readonly」のチェックを外して、OKを押す。

メニューバーからExtra > Open Disk image...を開いた後、goldcard.imgを開く。

Sector size にて「512 (Hard disks/Floppy disks)」を選択しOKを押す。

goldcard.img タブを選択した状態で、Edit > Select all、Edit > Copy を行う。



Removavle Disk 1 タブを選択し、Edit > Select block を開く。

Start-offsetに0 、End-offsetに170 を入れOKを押す。

Edit > Paste write をクリックしペーストを行う。

File > Save をクリックしたら HxD Hex Editor を閉じる。



HT-03AのUSBケーブルを一旦外し、差し直す。

USB storageのマウントを行いPCから見えるか確認。

この時、「フォーマットされていません」などと出る場合には

Goldcardで使用できないSDカードか作成に失敗しています。

※Goldcard化したSDカードはフォーマットするとGoldcardではなくなります。
①SDKのダウンロード

Android SDKのダウンロードサイト にアクセスします。
http://developer.android.com/intl/ja/sdk/index.html
windows用のandroid-sdkをダウンロードします。

インストール

同意を求められるので。I agreeのチェックボックスをチェックしてダウンロードします。

SDKを置きたい場所に解凍します。

Ex.私の場合は面倒なので、C:ドライブの直下においています。

解凍すると、「android-sdk-windows」という名前のフォルダができます。

これも後で面倒なので、リネームして、「android-sdk」という名前にしました。


セットアップ

マイコンピュータを右クリックして、プロパティを選択します。

「詳細設定」のタブを開いて、「環境変数」をクリックします。

「システム環境変数」の中から、「path」という項目を選択して、「編集」をクリックします。

変数値の最後の部分にandroid-sdkの「tools」フォルダの場所を書き込みます。

私の場合はこのようになります。「;C:\android-sdk\tools」

※パスの前に「;」を入れてください。

入力後にOKを押してウィンドウを閉じてください。

ウィンドウズメニューの中の「プログラム」の「アクセサリ」の中に「コマンドプロンプト」を起動します。

起動したら「path」と書き込んで実行をします。

そこに先ほど書き込んだpathが出てくれば、セットアップはおしまいです。

USBドライバーについて

USBドライバーが今のSDKにはついてきません。

正しいインストールの仕方は、SUN JAVAのサイトにいきます。

http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp

Java SE Development Kit (JDK)を選択します。

サイトの手順に従って、ダウンロードして、JDKをインストールします。

出来たら、「コマンドプロンプト」で「android」と打って実行します。

「Android SDK and AVD Manager」が起動します。

「Available Packages」を選択してします。

一番下にある、「Display Update Only」がチェックされていたら、チェックを外します。

「Reflesh」をクリックすると「USB Driver Package」が出てきます。

これをチェックして、「Install Selected」をクリックするとUSBドライバーがAndroid-SDKの中に「usb_driver」の名前でインストールされます。

後は、上記のやり方と同じです。

adb shellの起動について

「コマンドプロンプト」で、「adb.exe」を実行します。

adbコマンドの一覧が出てきます。

android本体の「アプリケーション」から、「開発」の中の「USBデバッグ」のチェックを選択します。

USBケーブルで、androidを接続します。

「コマンドプロンプト」で、「adb shell」を実行します。

これで「adb shell」が起動します。

* daemon started successfully *

と最後の行に出たら成功です。

*これとは別のやり方で、ウィンドウズメニューの「ファイル名を指定して実行」を選択して、「adb shell」と入力して実行するとadb shellが起動します。一回起動した後だとそちらの方が便利かもしれません。