シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その483〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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火曜はいろいろ話す、ということにして、今日は、コーヒーの話をしましょう。

今は昔、私がコーヒーを嗜むようになったのは、中学生の頃です。
コーヒー好きの両親の元で、小学生の時には、両親のコーヒーの二番出しを飲まされていたのですが、中学生になると、晴れて一番出しを飲ませてもらえるようになったのです。
その美味かったこと、忘れることのできない経験でした。
それから私は、自分なりにバリスタの学習に励み、あたゆる器具に親しんで行ったのです。

当時、普通に使われていた、カリタ式ペーパードリップは、とても難しく(穴が3つで、紙を選ぶ)、メリタ式は、穴が一つで、抽出時間が自動的に調整されるので簡単でした。
ネル布を使ったものは最初に、むらなく混ぜて、水分を粉に行き渡らせるだけで、難しくはありませんでした。
父が好んだのはパーコレーターでしたので、誰がやっても同じ結果になるので、安心感がありました。

私は、サイフォンはあまり得意ではなく、火を外すタイミングを体得するのは苦労しました。(器具からインフォメーションが伝わって来ない)
年月は流れ、10年ほど通ったフランス語学校(御茶ノ水のアテネフランセ)の学生ホールで、封筒型両ネルの技に触れることができたのです。
その体験は、世間で言われていたものとはまったく異なり、秘伝と云うべきものでした。
この技は「銀座らんぶる」でも伝統的に守られていました。(左手にネル袋の口を持ち、ポットのフチで右手に割箸を持って袋を押さえ、左手をひねって程よい強さで袋絞るのです)
この方式の良さは、軽すぎないコクのある滑らかな舌触りのコーヒーが得られるところにあります。
つまり、パーコレーター方式から、煮詰まった風味を取り除いたような上質なコーヒー液が得られるところにあります。

これらの抽出技法は、「粗挽き」特有のものになります。
さらに、時は流れ、私はフランスにどっぷりと浸かって、フランスに染まってしまうか、と思われました。
そんな時、イタリア人の友達が、モカポットをくれたのです。


これはモカポット、モカエキスプレスとも。

 

  焙煎度の名称 豆の色 風味 用途
浅煎り 1 ライトロースト 豆にうっすらと焦げ色がついている状態。 私は一度しか試したことがありません 刺激が強く、需要は少ないかも。
2 シナモンロースト シナモン色になる程度まで焙煎したもの。
中煎り 3 ミディアムロースト 豆の色は茶褐色。 酸味が強く、苦味は弱いのが特徴。 薄いアメリカンとして軽い味になります。
4 ハイロースト 茶褐色はやや深くなる。 酸味と、やわらかい苦味、甘味が感じられる。 家庭や喫茶店で愛される焙煎度合いです。
深煎り 5 シティロースト 色は鮮やかなコーヒーブラウン。 バランスのとれた酸味と苦味が特徴。 多くの家庭や喫茶店で親しまれています。
6 フルシティロースト 色はダークブラウンで、表面に油がでる。 酸味よりも香ばしさや苦味が強く感じられます。 ヨーロピアンなチョイス。
7 フレンチロースト 濃い焦げ茶色となります。 強い苦味とコク、独特の香りが楽しめます。 カフェオレにするのも一般的。
8 イタリアンロースト 豆の色は黒に近い状態。 強い苦味と濃厚な味わいが特徴的です。 カプチーノに最適。


これはコーヒー豆の煎り方、挽き方によるものなのですが、私は、フランスのキャフェで、いわゆるエスプレッソマシンで淹れたコーヒーに染まっていたのですが、このビアレッティの製品でイタリアに染まることになってしまったのです。


ライトローストは、刺激が強く、まさに薬ですね、一度だけですが、利尿作用が強くて、往生しました。
昔の人は薬として飲んだのですね。

そんなこんなで細かく粉砕したのにも慣れていました。

ところが・・・


恣意的な世界が待っていたのです。
これはトルコのイブリック。

どうも月曜日は忙しくて、更新は火曜にしましょうか。
今日はここまで、次の火曜はトルココーヒーの話にすすみます。


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