シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その467〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今日は5Gの電波の話をしましょう。

私は、昭和の時代に電気をかじっていたので、工学の素養をなによりも重視しています。
たとえば、「安全」ということの考え方はこの100年程、変化していませんでした。(大戦中は除く、兵器はもともと破壊するものです)


今日では、日本人の常識は、「予防原則」、「戦略目標」といった、相反する安全保障の考え方でズタズタにされているのです。
日本では、不思議なことに、ジョン・F・ケネディが、人間的に優れた指導者である、として愛されてきました。
彼は、「国家が国民に何をしてくれるか、ではなく、国民が国家に何をできるのか」的な事を言っていたのに、です。
これは、敗戦日本に在米の日系人が「ララ物資」を送って、日本人を支援してきたものを、あたかも、アメリカ政府が日本人を助けてくれた、と考えるに至っているのと同じことなのかもしれません。

自衛艦に装備されたイージスレーダーは、索敵用(さくてきよう)と思い込んでいるために、6MW(メガワット)も出力があるのに、600Wしか出力の出ない、家庭用の電子レンジと比較して考えないのは、工学的素養が欠如しているからではないでしょうか。
戦闘機の索敵レーダーは600KWの出力で地平線の距離の敵機を発見できるのは、受信装置を冷却して、「耳」を良くしているのでしょうが、これは電波望遠鏡と同じで、極低温まで冷却すると、処理系のノイズが減って外部からの信号が浮かび上がってくるのです。


これは海自の護衛艦「きりしま」のイージスレーダ

私が電子工学に興味を持った頃、世界の技術はひどく未熟で、アナログの世界でした(アナクロでさえありました)。
しかも、私が仕事で始めたのは強電(きょうでん)からでしたので、まだ、NTTが電電公社だったころの話でした。
電工3社などと云うと、半導体屋とか電線屋と混同されるかもしれませんが、非常に狭い範囲の下請けをやっていました。
個人的には、Si電元の仕事がしたいなー、とか思っていましたが、当時来る仕事は、Ni電精か、せいぜい、Ha電気ばかりでした。

そんな時、Ni電精の仕事で、羽田空港のライン整備ビルに3日ごとに24時間勤務というのをやったことがありました。
当時、最初の妻と、結婚したばかりの時でしたが、ひどく体調を崩して、(帯状疱疹)、まだ23歳だった私は、おかしーなぁ、方角が悪かったかなー、と思って調べると、南北に移動して1日過ごして、を繰り返していたのですが、こりゃ、本命殺・本命的殺かぁ、とヤバイ方角だったなぁと思ったのです。
的殺の影響も出て、私はその会社を辞めました。
毒ワクなど知らない頃だったので、それで済んでいたのですが、脇腹にひどい潰瘍(かいよう)が出来て、終わりの無い痛みで意欲が低下して、(低体温)、こりゃ、もう死ぬな、と思った時、隣の老練な医師が、ザルブロ(昭和の時代ですねぇ、ザルツブロカイン)を注射してくれました。
身体がカッと熱くなり、症状は快方に向かったのです。
実際、ほとんどの病気は低体温から重篤化するようなのです。

そして、悲しいかな、人の健康状態というのは暦(こよみ)の影響を受けるのです。
幼児期から少年期にかけて、大運(たいうん)が切り替わることにより、それまで、なにをやるにも、脆弱な体力しかなく、腺病質で肺門リンパに石灰沈着の跡がある、と言われて、ひと夏の安静を言い渡され、ヒドラジットを飲まされたこともありましたが、大運が移る頃には本来の自分の体力が湧いてくるのさえ感じました。
はやい話が、羽田空港で、私は航空無線に敏感に反応してしまったのですね。


これは信楽(しがらき)、京大のMUレーダ、電波応用の黎明期の高価な仕掛です。
こんなプリミティブな物でも、気象操作ぐらいはできるのですね。


これはインドネシアはコトタバンにある赤道大気レーダ
まだ、まだ、幼稚な仕掛です。

上の、「きりしま」の話の後で、自衛隊で、イージスアショア(陸上レーダ装置)を買う話がでたけど、結局立ち消えしましたね。
なにしろ、金食い虫でやってらんない、と言うのです。

それが、今では5Gのケータイ基地局を束ねることができるようになったのですから、大変な進化ですね。
なにしろ、運営費用はケータイユーザが払うんだから、「タダ」政府の負担は0、コントロールするのはインターネット経由でマクロ命令とターゲットの位置座標を与えるだけで済むのです。

武豊火力みたいに、知多半島で発電した電力を東京まで、タダで運ぼうってわけです。
マイクロ波送電の原理は昭和の時代から知られており、その伝送効率は80%もあるのです。
ただ、昔はそんな高周波で仕える送信機は電子レンジで有名なマグネトロンくらいしか無かったのです。
今では、ソフトウェア無線の応用で、コンピュータで合成した伝達関数をアクティブフェーズドアレイアンテナ(「きりしま」の亀の甲羅状の部分に相当)に直結することができるのです。

そして、ミリタリの応用としては、足抜けしようとした自衛官や米軍将兵の乗った戦闘機、はたまた、オスプレイのエンジンにミスファイアでストールさせるぐらい容易いのです。

問題は、100%ー80%=20%の電波が都市の上空で無軌条にまきちらされることなのです。
そして、その周波数成分は、定常運用していても、50MHz付近にあり、空間上に非直線インピーダンスがあれば容易に量子状態を脱して、強力な高周波磁界を形成するのです。
この50MHz付近の磁界はMRIの断層診断で用いているのですが、人体への影響を無くすために4T(テスラ)もの直流磁界で押さえ込んでいるのです。

以前、イチケンの動画を紹介しましたが、こういった動画は趣味でエレクトロニクス工作をやっている人のためにあるのではないのです。
これらは、ノービス(初心者)を次世代のエンジニアに、誘うものなのです。
https://www.youtube.com/@ICHIKEN1/videos

つまり、ここで紹介されているような、パワー半導体(MOSFET、IGBT、SiC、GaN等)の特性は、決して、最新のものではないのです。
まあ、ミリタリで使われるパワー半導体も、急速に進化して民間にも普及したので、ケータイ基地局も廉価で作れるようになったのですね。
これを無害化するには、まだ、若干の時間がかかりそうです。



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