シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その434〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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 今回はホツマツタヱ10アヤの解説、そのPart4です。

まず、はじめに、私の現状を語らねばなりません。
前回「〜その433〜」の続きができる、と思っていたのですが、届いた本を見ると、そこにはビデオの中で示されている図版の一切が無い、タダの注釈書があるばかりだったのです。
このブログの読者はこの本は絶対に買ってはなりません。

講演会をやってそのビデオを公開し、2分冊の紙の本を発行して、一冊目は売り切れ、二冊目は講演のときに「みなさんの手元に配布した資料」に示した本は現行本ですので買ってくださいと吹聴し、それをこのビデオを見て乗せられた私は無駄に時間を費やしたことになります。
まさに、「ダマされたぁ、あいつが侵入者だ、殺せ殺せ殺してしまえ!」と叫ぶエルマーの世界の獣達のようなものです。
私には「版図がようひつだ!ようひつだ!おっと間違い、図版が必要だ!」と叫ぶ権利があることがお解りいただけると思います。
この木っ端役人の愚行、いや、暴挙は、インターネットと学際(がくさい)を愚弄する行為だと言わざるを得ません。
無論、図版をコーパスとして県のページに公開するか、一冊目を再販すればすべては「不手際だった」で済まされるのですが、そうならなければ、この橋本剛氏の行為は「赤詐欺(あかさぎ、白鷺に対比して)」に類する行為と呼ばれることになるでしょう。(たぶん、やらないだろうけど)

さて、気を取り直して、本文にいきましょう。

●一行訳7

10-34 フたかみえ わがこさりにき フタカミエ ワガコサリニキ 【フ〔二〕タ(類)・カミ、守・エ、(ミカツチとフツヌシに)表明します】。【ワ、我・ガ・コ、子・サ、去・リ(分詞)・ニ(完了)・キ(結果)、私の子(達)が退いたので】、
10-34 われもさる いまわれさらハ ワレモサル イマワレサラハ 【ワレ、我・モ(例示)・サ、去・ル(意思)、私も去ります】。【イマ、今・ワレ、我・サ、去・ラ(仮定)・ハ(結果)、今私が去ったならば】、
10-34 たれかまた アえてなれなん タレカマタ アエテナレナン 【タレ、誰・カ(仮定)・マタ、又、誰かまた】、【アエ、敢・テ(限定)・ナ、馴・レ(分詞)・ナ(否定)・ン(意思)、敢えて馴れようとし無い】、
10-34 ものアらし わがくさなぎの モノアラシ ワガクサナギノ 【モノ、兵・ア、在・ラシ(推量)、勢力が在るだろう】。【ワ、我・ガ・クサ、草・ナ、凪・ギ(分詞)ノ、私の「家臣を進んで従わせる」草薙の】、
10-35 このほこに ならしたまえと コノホコニ ナラシタマエト 【コ、此・ノ・ホコ、戈・ニ(造格)、この戈(の権威)で】、【ナ、馴・ラ(分詞)・シ(使役)・タマ、給・エ(分詞)・ト、馴到したまえと】、
10-35 いひてさる さかふハきりつ イヒテサル サカフハキリツ 【イ、言・ヒ(分詞)・テ(態)・サ、去・ル(完了)、言って去って行きました】。【サカ、逆・フ(分詞)・ハ・キ、斬・リ(分詞)・ツ(同時)、逆らう(兵)は斬りつつ】、
10-35 まつらふハ ほめてもろかみ マツラフハ ホメテモロカミ 【マツ、服・ラ(分詞)・フ・ハ、服らう(兵)・は】、【ホ、褒・メ(分詞)・テ(同時)・モロ、諸・カミ、守、褒めて・諸守を】、
10-35 ひきいつゝ アめにかえれハ ヒキイツツ アメニカエレハ 【ヒキイ、率・ツ(反復)・ツ(継続)、率いつつ】、【ア〔天〕メ・ニ・カエレ、帰・ハ、(結果)、アメ(日高身)に帰ると】、
10-36 こふのとの まつりおとりて コフノトノ マツリオトリテ 【コフ、頭・ノ・トノ、殿、(日の儀を譲られた)ヲシホミミは(タカマで)】、【マツリ、奉・オ・ト、執・リ・テ、(遠征衆の)奉り言を聞いて】、
10-36 みことのり なんちフつぬし ミコトノリ ナンチフツヌシ 【ミ(寧)コト、言・ノリ、宣、勅を発しました】。【ナンチ、汝・フツ、総・ヌシ、主、汝フツヌシ(ソサノヲ)よ】、
10-36 アわうわの とふるみちひき アワウワノ トフルミチヒキ 【ア〔敬〕ワ、地・ウ、央・ワ、地・ノ、(出雲の)御家と中央の秩序が】、【ト、問・フ(分詞)・ル(再帰)・ミチヒ、導・キ(分詞)、問われた時・優れた指導力を】、
10-36 さかんなり またみかつちハ サカンナリ マタミカツチハ 【サカ、盛・ン(完了)ナリ、也、発揮することができました】。【マタ、又・ミカ、甕・ツチ、鎚・ハ、またミカツチは】、
10-37 かしまたち いつおアらハす カシマタチ イツオアラハス 【カ、夏・シマ、島・タ、立・チ(分詞)、(連邦としての)夏のシマの成立にあたり】、【イ、稜・ツ、威・オ・ア〔敬〕ラ、現・ワ(再帰)ス(使役)、稜威を現わす(物部に掛かる枕)】、
10-37 ものゝべの なんたやわらに モノノベノ ナンタヤワラニ 【モノ、物・ノ(生格)・ベ、部・ノ、物部衆の】、【ナンタ、涙・ヤワラ、柔・ニ、無念を柔し】、
10-37 もとすより たまふかんへハ モトスヨリ タマフカンヘハ 【モト、戻・ス(使役)・ヨ、縒・リ(分詞)、(連邦として)統一を維持したので】、【タマ、賜・フ(完了)・カン、上・ヘ、部・ハ、制定した上座部は】、
10-37 かしまかみ ときにまつらふ カシマカミ トキニマツラフ 【カ、夏・シマ、島・カミ、上、「夏島連邦の御上」でした】。【トキ、時・ニ・マツラ、服・フ(完了)、同時に(夏島に)服命することになった】、
10-38 おほなむち モゝ※ヤソかみお オホナムチ モモヤソカミオ 【オ、大・ホ、穂・ナ、名・ムチ、貴、オホナムチ(にこの上座部のカバネが与えられた理由)は】、【モ〔百〕モ〔全〕・ヤ〔八〕ソ〔十〕カミ、守・オ、全物部衆の御守を】、
10-38 ひきゐきて まめもヒかげの ヒキヰキテ マメモヒカゲノ 【ヒキ、引・ヰ、居・キ、来・テ(態)、(これまで)統率してきて】、【マ、間・メ、面・モ(例示)・ヒ〔日〕カゲ、陰・ノ、報われない日陰の】、
10-38 なんたアり たかみむすビの ナンタアリ タカミムスビノ 【ナンタ、涙・ア、在・リ(分詞)、苦労があったからでした】。【タカ、貴・ミ、身・ムスビ、結・ノ、タカミムスビの】、


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●連続訳7
私の子達が退いたので、私も去ります。
今私が去ったならば、誰かまた、敢えて馴れようとしない、勢力が在るでしょう。
私の「家臣を進んで従わせる」草薙の、この戈の権威で、、馴到したまえと、言って去って行きました。
逆らう兵は斬りつつ、服らう兵は、褒めて諸守を、率いつつ、アメ(日高見)に帰ると、日の儀を譲られたヲシホミミはタカマで、遠征衆の奉り言を聞いて、勅を発しました。
汝フツヌシ(ソサノヲ)よ、出雲の御家と中央の秩序が問われた時、優れた指導力を、発揮することができました。
またミカツチは、連邦としての夏のシマの成立にあたり、稜威を現わす(物部に掛かる枕)、物部衆の、無念を柔し、連邦として、統一を維持したので、制定した上座部は、「夏島連邦の御上」でした。
同時に、夏島に服命することになった、オホナムチに、この上座部のカバネが与えられた理由は、全物部衆の御守を、これまで統率してきて、報われない日陰の、苦労があったからでした。

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●解説7

ここで、「カンベ(上の部)」を上座部と訳しましたが、もとより、「部」というのは下部組織を意味しておりますので、ソサノヲとタケミカツチはその部に属していることになります。
そして、オホナムチがその指導者になったのは間違い無いのですが、そのカンベに属しているかは、判断に迷うところですが、常識的に考えると、石丸市長は安芸高田市の執行部に属しているわけですから、石丸市長は執行部そのもの、ということになります。
この状態で、市議会の質疑で、山根議員が市役所の広報の発行にかんする権限について質問をしたところ、答弁者が責任は秘書広報課にあると発言したので、では秘書課にききましょうというということになりました。
ここで、石丸市長は「ヤバい、俺が役人を見放したとなると、市役所のコントロールができなくなる、ヤバイ!」とばかりに、役人の発言を抑えるために自分で発言を求め、討論の対象を自分にむけようとしたのです。

すでに、山根議員は石丸市長を名誉毀損で500万円の損害賠償の訴訟をを起こしていたのですから、石丸市長は「自分はいくらでも言い逃れが出来るし中央政府の意向を受けているのだから、こちらに分がある」と思っていたのでしょうか、ね。
中央政府はそれほどヤワではないので、石丸市長が役立たずだとわかれば簡単に切り捨てますので、石丸市長の末路は見えています。
https://kacikosan3.com/isimaru-saiban/#index_id6
山根議員が勝訴するかどうかは司法の立場次第と思われます。

さて、わたしの探偵眼に期待している読者は、既に気づいたと思いますが、これはタカミムスビがそのトミ(ここでは、名無しのキギス)を枯らしたことを問う事件なのですから、オホナムチが、自分の息子を殺されたことを言い出せば全責任はタカミムスビに集中してしまうのです。
それなのに、オホナムチは物部が割れないように、アマツヒツギばかりか、出雲を明け渡したのですから、問題解決能力は雲泥の差があるでしょう。



オシホミミは自分が践祚(せんそ)したことによって、オホナムチが自分の下になることを嫌って、あらたにカンベを創設し、その上にオホナムチを置いたのです。



これは、そのカンベ(上座部)のなかにオホナムチを置いてもかわりは無いのですが、オヲナムチの直系の子孫である全物部を満足させるには、その日高見(オシホミミのミヤコ)・津軽(阿蘇一門のミヤコ)つまり、夏連邦の統括権をオホナムチに賜ることが最良だったのですね。



●一行訳8

10-38 なんたアり たかみむすビの ナンタアリ タカミムスビノ 【ナンタ、涙・ア、在・リ(分詞)、苦労があったからでした】。【タ、多・カ、賀・ミ、身・ムスビ、結・ノ、タカミムスビの】、
10-38 たゝしゑた ことわりあれハ タタシヱタ コトワリアレハ 【タタ、糾・シ(使役)・ヱ、得・タ(分詞)、(良い結果として)明らかにした】、【コトワ、理・リ(分詞)・ア、在・レ(分詞)ハ(結果)、理があったので】、
10-39 みことのり たまふアそべの ミコトノリ タマフアソベノ 【ミ(寧)コト、言・ノリ、宣、言われました】。【タマフ、賜・ア〔敬〕、阿・ソ、蘇・ベ、辺・ノ、賜わったのはアソベ(部族名)の】、
10-39 アかるみや アフゆおうくる アカルミヤ アフユオウクル 【ア〔天〕・カ、仮・ル(分詞)・ミヤ、宮、開発途上の仮ミヤです】。【ア〔天〕・フ〔文〕、冨・ユ、裕、・オ(対格)・ウ、受・ク(受動)・ル(不完)、アメの公職としての禄を受ける】、
10-39 おほなむち アかるアそへの オホナムチ アカルアソヘノ 【オ、大・ホ、穂・ナ、名・ムチ、貴、オホナムチは】、【ア〔天〕・カ、離・ル(分詞)・ア〔敬〕・ソ、副・ヘ・ノ、アメを・遠く離れた・アメ族の副え(副都心)の】、
10-39 うもとみや つくるチひろの ウモトミヤ ツクルチヒロノ 【ウ、大・モト、本・ミヤ、宮、中心のミヤとし】、【ツク、造・ル(分詞)・チ〔千〕ヒロ、尋・ノ、造る千尋の】、
10-40 かけはしや モゝ※ヤソぬゐの カケハシヤ モモヤソヌヰノ 【カケ、架・ハシ、橋・ヤ、也、架け橋は】、【モ〔百〕モ、々・ヤ〔八〕ソ〔十〕・ヌヰ、縫・ノ、物部衆を縦横に繋ぐように】、
10-40 しらたてに うつしくにたま シラタテニ ウツシクニタマ 【シラ、白・タ、建・テ(分詞)・ニ(状況)、新築しました】。【ウツ、現・シ(分詞)・クニ、邦・タマ、君、今の邦キミである】、
10-40 おほなむち つかるうもとの オホナムチ ツカルウモトノ 【オホ、大・ナ、名・ムチ、貴、オホナムチは】、【ツ、津・カル、涸・ウ、大・モト、本・ノ、(沼地を干す)津軽本宮の】、
10-40 かみとなる ホヒのみことお カミトナル ホヒノミコトハ 【カミ、神・ト(仮属詞)ナ、成・ル(完了)、神となりました】。【ホ〔穂〕ヒ〔日〕・ノ・ミ(寧)コト、事・オ、ホヒの尊を】、
10-41 もとまつり たかみむすびの モトマツリ タカミムスビノ 【モト、本・マツ、祀・リ(分詞)、祀主(はふり)として(神上がりの祭りを行いました)】。【タカ、貴・ミ、身・ムス、結・ビ(分詞)・ノ(生格)、タカミムスビ(タケミカツチ)は】、
10-41 おヲんこと なんぢものぬし オヲンコト ナンヂモノヌシ 【オ(敬)ヲ〔敬〕ン、御・コト、言、言われました】、【ナンヂ、汝・モノ、兵・ヌシ、主、将軍である汝は(ミムスビの権威に基づき命ずる)】、
10-41 くしヒこよ くにつめとらバ クシヒコヨ クニツメトラバ 【クシ、櫛・ヒ〔人〕コ、彦・ヨ(呼掛)、クシヒコよ】、【クニ、郷・ツ・メ、女・ト、娶・ラ(分詞)・バ(仮定)、郷里の女を娶ったならば】、
10-41 うとからん わがみホつヒめ ウトカラン ワガミホツヒメ 【ウト、疎・カ(態)・ラン(推量)、(中央の動きに)疎くなるだろう】。【ワ、我・ガ・ミ(寧)ホ〔穂〕・ツ・ヒ〔仁〕メ、媛、私の(御家の相続人である)ミホツ媛を】、
10-42 つまとして ヤソよロかみお ツマトシテ ヤソヨロカミオ 【ツマ、妻・ト・シ、為・テ(態)、妻として】、【ヤ〔八〕ソ〔十〕・ヨ、寄・ロ〔万〕・カミ、守・オ、物部の諸守を】、
10-42 つかさとり みまごおまもり ツカサトリ ミマゴオマモリ 【ツカサ、司・ト、執・リ(手段)、司り】、【ミ(寧)・マゴ、孫・オ・マモ、護・リ(分詞)、御孫(アスカ)を護り】、
10-42 たてまつれ たまふよろぎハ タテマツレ タマフヨロギハ 【タテマツ、奉・レ(命令)、奉れ】。【タマ、賜・フ・ヨロ、寄・ギ、儀・ハ、賜わったヨロギ(の森)現滋賀県安曇川町末広は】、
10-42 なめことの ちくさよろぎの ナメコトノ チクサヨロギノ 【ナ、行・メ(分詞)・コト、事・ノ(生格)、医療に有用な】、【チ、千・クサ、種・ヨロ、万・ギ、木・ノ(生格)、(薬用の)草根木皮の元となる植物の】、
10-43 なおたゝす このみやしれハ ナオタタス コノミヤシレハ 【ナ、名・オ・タタ、糾・ス、分類して名称を記録し医療効果を明らかにする】、【コ、此・ノ・ミヤ、宮・シ、知・レ(分詞)・ハ(手段)、このミヤを活用して】、
10-43 よゝのため やめるおいやす ヨヨノタメ ヤメルオイヤス 【ヨ、代・ヨ、々・ノ(生格)・タメ、為、代々の為に】、【ヤ、病・メ(分詞)・ル(分詞)・オ・イヤ、癒・ス(仮属詞)、病人を癒やす】、
10-43 みちおわけ よつぎハヒとり ミチオワケ ヨツギハヒトリ 【ミチ、路・オ・ワ、分・ケ(分詞)、草分け(となりなさい)】。【ヨ、代・ツギ、継・ハ・ヒ〔一〕ト(類)リ、人、世継はひとり】、
10-43 よろきまろ みホヒこのつま ヨロキマロ ミホヒコノツマ 【ヨロ、万・キ、樹・マロ、麿、ヨロキマロでした】。【ミ(寧)ホ〔穂〕ヒ〔人〕コ、彦・ノ、ミホヒコの妻の】、


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●連続訳8
タカミムスビが、良い結果として明らかにした、理(ことわり)があったので、言われました。
賜わったのは、阿蘇部(部族名)の、開発途上の仮ミヤです。
アメの公職としての禄を受ける、オホナムチは、アメを遠く離れた、アメ族の副え(副都心)の、中心のミヤとして造った、千尋の架け橋は、物部衆を縦横に繋ぐように、新築しました。
今の邦キミである、オホナムチは、沼地を干す津軽本宮の、神となりました。
ホヒの尊を、祀主(はふり)として神上がりの祭りを行いました。
タカミムスビ(ここではタケミカツチ)は、言われました、将軍である汝に、ミムスビの権威に基づき命ずる、クシヒコよ、郷里の女を娶ったならば、
中央の動きに疎くなるだろう。
私の御家の相続人であるミホツ媛を妻として、物部の諸守を、司り、御孫(ここではアスカ)を護り奉れ。
賜わったヨロギ(の森)現滋賀県安曇川町末広は、医療に有用な、薬用の草根木皮の元となる植物を、分類して名称を記録し医療効果を明らかにする、このミヤを活用して、代々の為に、病人を癒やす、草分けとなりなさい。
世継はひとり、ヨロキマロでした。

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●解説8

この辺は、話が急にすすむので、いろいろ感動している暇がなく、混乱してしまうのですね。
しかし、正確に分離しながら考えると、随分と長い時間がかかっているのです。

オホナムチは、日高見・津軽連邦の邦御上(くにかみ、つまりアマツヒツギの上の位、後の世で考えると、上皇のような立場なのです)、

その最高指導者が津軽地方の開発(阿蘇一門の、開発途上の拠点)に直接赴いて、「津涸る」すなわち、物部の勢力をフルに活用して沼池を掘り上げて、溜池とし、新田を潤わせるという大工事をやってのけたのです。

24アヤにコヤネが、ヒスミに居たソサノヲの元に行ったとき、「その父がヤマトの神になったとき、孫(コヤネ)に会いたいと思っていたが歳をとっってしまった」と言っていたのです。
つまり、ここではヤマト(家間処、直参の集う場所)というのはアソベのアカルミヤだったのです。



その後、11アヤで、シマツウシがオシホミミのところへ津軽の統治権を渡しに行ったということですべての辻褄が合ったのです。
これは、物部衆の誰もが一瞬で理解するような組織なのですが、当時のアメ族の文化を受け継いでいない現代人にはなかなか理解できない構図だと思われます。
このブログの過去記事を読み返して、よく勉強して欲しいと思います。
まあ、石丸市長のように、地域としての安芸高田が物部の思想を受け継いでいることに気が付かないほど強くアメリカの洗脳を受けていれば、受け入れることは無理難題なのかもしれません。

さて次回は、その物部の思想を受け継いでいるにもかかわらず、現代人から律令制度の申し子のように思われている出雲国風土記の話の続きをしたいと思います。




さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
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