シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その409〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回は、神話ホツマを政治利用するという試みに使うという観点から、神谷宗幣、いときょう両氏の展開した、「縄文ホツマツタヱの旅」というyoutube番組を俎上にあげ、今日はその25回目を批判的に見てみましょう。(このビデオは5年前のものです)
批判的に見る、といっても、私は神話も大好きで、この両氏に敵対しているわけではないので、誤解のないように願いたいと思います。

神谷宗幣氏と、いときょう氏のトークショー
文字起こしではなく、要点をメモしただけですので、詳しく見たい方は下のリンクからどうぞ。

縄文ホツマツタヱの旅 第25回
https://www.youtube.com/watch?v=rtfqIciFWKU&list=PL6mu43UnNThDc4VEosKvKotu3XFXaOZD9&index=25
ふるべの神示とは?

神谷;前回は馬の話でしたね、はい、もう紀元前5000年くらいから、日本人は馬に乗っていた、と云うようなことが書かれていますよ、と。
神谷;言われてみれば、縄文の遺跡からも馬の土偶っていうか、そういうものが出てきていますので、当然、馬を使っていたんだな、ということがわかるけれど、馬の乗り方から、産地による傾向から、理想的な馬の体型まで。
そうですね、はい。
神谷;結構、何でも書いてるんですね。
細かいですね。
神谷;細かいことが、はい、でも、細かいけども、そういうことが書かれているから、当時の人にとっては、そういう情報が、重要だったんだ、という、子供の出産のこともそうですし、馬の乗り方もそうですし、なんか、生活バイブルみたいなもんですよね、一種の。
そうなんです、ですから、当時のしどうしゃにとって、必要な話が全部もりこまれている、と、お考えいただいとよいかもですね。
神谷;なるほど、リーダーのハンドブックみたいな。
そうですね、はい。
神谷;そういうふうに捉えると、また見方かわりますね。
はい、よろしくお願いします。
● この、縄文時代の土偶と乗馬とか、紀元前5000年とかいう、書いてないことを除けば、とても良い話なのです。

神谷;今日は20アヤですけども、どういったテーマで?
えーと、タイトルは「スメミマコ トクサヱルアヤ」ということですね。
「スメミマコ」というのはお孫さん、ということですが、このお孫さん、というのはアマテラスオオミカミのお孫さんという意味ですね。
アマテラスオオミカミにはお子様が、ヲシホミミというかたがいらっしゃいました。
この、ヲシホミミのお子様に、お二人いらっしゃるんですね。
お一方がアスカホノアカリという方、もう一方がニニギノミコト、ニニキネさんという方なんですね。
で、実はヲシホミミ様は、トヨウケの神様をとても慕っておりまして、はじめ、琵琶湖の多賀大社あたりに、お住いだったんですが、トヨウケ様のところに行きたいと、お宮をですね、今の多賀城、仙台からちょっと上がったところ、そこに移られた、と云うことで、そこで、子供が二人生まれていると、その時に、今度はヲシホミミ様が、お子様に、国がどんどん発展してきているので、役を与えた、と云うことで、お一方、この、アスカホノアカリという方は、奈良の地を治めることになるんですね。
で、もう一人のニニギノミコトは、後でお話しますが、水田開発のお役目を頂くわけです。
そして、その時に、アスカホノアカリさんは十種宝(とくさのたから)というのをいただきます。
十種の神宝(じゅっしゅのしんぽう)ですね。
神谷;はい。
三種の神器とはべつですね。
十種の神宝ってのは、これは実は、空海さんがお持ちだったんですね。
これのことがホツマにきちんと書かれてます、はい。
神谷;十種の宝。
十種の宝ですね。
ここにありますのが、沖津鏡(おきつかがみ)、ね、沖津鏡。
神谷;はい。
こちらの下の方にあるのが、遍都鏡(へつかがみ)、遍都鏡、沖津鏡、遍都鏡。
それから、こちらのほうが、八握剣(むらくものつるぎ)、八握剣ってね、スサノヲがオロチを倒した時に使った剣とかね。
神谷;草薙剣(くさなぎのつるぎ)ですね。
そうですね。
そして、こちらの方の。今度は玉、これが生玉(うなるたま)、そして、こちらのほうがもうひとつ、死玉(しのたま)、たまかえしのたまという。
さらに、足玉(ちたるたま)、それから、道返玉(ちかえしのたま)みちあかしたま、
この玉のほかに今度はヒレというのがあるんですね、ヒレというのは、蛇比禮(おろちのひれ)、蜂比禮(はちのひれ)ははちしむひれ、最後にこれが品物比禮(しなものひれ)このはひれ、これが十種宝です。
この十種宝をアスカホノアカリさんは頂いて、奈良の地も向かったんわけです。
で、三種の神器と十種の宝、二つの宝がそれぞれに分け与えられたと、云うことが後で、後々にいろんな話に繋がってくるのです。
で、なぜ、空海さんがこの宝を持っていたかというのも非常に面白い話に繋がってくると思いますけど、まあ、今日はその話はちょっと起きまして、それと同時にですね、いわゆる十種宝の他に「フルベの神事」というお話、聞いたことありますかね。
神谷;いや、無いですね、フルベの神事ですか?
「ひ・ふ・み・よ・ゐ・む・な・や・こ・と」という音霊(おとだま)ですね。
神谷;はい、これは知ってます。
これがいわゆる、「ヒフミ神示」とか「フルベの神示」とか言われている音霊なんですが。
神谷;ヒフミ神示をフルベの神示とも言うんですか?
はい、で、これは、ホノアカリが元気が無くなったり、ちょっと調子が悪い時に、この音霊を唱えなさいと、そうしたら、あなたの体は蘇る、と。
ということで、与えられた音霊なんですね。
で、ホツマではこんなふうに書いてありますね、「ゆらゆらふるゑ」と、音霊を唱えながら体をゆらゆらゆら振らしてください、と。
その意味とは何か、というと、この私達の宇宙はアメのヱナというお母様の子宮、小さな宇宙と、タカマノハラという大宇宙、二つがあって、1から8というのはこのアメのヱナの中、アメのヱナの中の小さな数字、これを唱える、でコというのはアメのヱナ、いわゆる境目、で、トというのは、タカマノハラ、これを一つにつなげると云うことはこの言霊(ことだま)で小宇宙と大宇宙を私達の中に一体化するわけですね。
それによって、すごい元気が出てくる。
神谷;はい。
そういうアレが、いわゆるひふみの祝詞になったりしているわけです。
神谷;自分の中のうちゅうと大宇宙、まあ、外の宇宙を繋げるっていう、音霊。
これで、共振、共鳴を起こすわけです、音で、数字の音で、共振、共鳴を起こして、自分が大宇宙と一体となる、という考えですね。
神谷;へー、いやなんか、一見ね、皆さんスピーチを感じるかもしれませんけど、音とか波動とか、と、人間の身体っていうものが今大分研究されてきてですね、ものすごい科学的に証明される、やはり音楽療法じゃないけども、一定の周波数の音とか音楽を聞くことだけで、身体が癒やされるというのが、ヨーロッパのほうでは、進んでて、日本では、一部の方やってらっしゃいますけど、まだそこまでなんですけど、でも、僕等、一見それって、新しいなって聞いてたんですけど、今日の話を聞くと、結構古代から、しかも自分から、声に出して、やると、そういうことやってたってことですね。
そうですね、で、身体をこうやって、身体をゆらゆらしてたって、すごい、身体をリラックスっていうか、細胞に余裕を与える動きなんですね。
そして、この大宇宙というのは、このタカマノハラというのには、いわゆる、「ト」の教えには、尽くす、柔すのエネルギーがあるわけですね。
そして、もうひとつこの、アメのヱナには欲がある、ですから、この尽くす、柔すの純粋なエネルギーをこのクニタマ、地球に降ろして、私達は大事なことを人々に伝えて行こう、それが「ト」の教えなんですから。
ですから、ひふみよいむなやこ、との、「と」というのは「ト」の教えであるということにもなってきます。
はい。
神谷;そうか、リーダーのハンドブックですからね。
リーダーのハンドブックですね。
神谷;すごいですね、自分と自然というか宇宙を共鳴させて、それで伝えて行こうっていうことですよね。
そのときに大事にされたのが北極星なのですね。
神谷;ほう。
ですから、北斗信仰っていうのが今ありますよね。
北斗信仰から、タカマノハラのエネルギーを落とすんですね。それがまた別の祝詞なんですけど、「トホカミヱヒタメ」という祝詞なんですね。
神谷;それは知らなかったです。
ああ、そうですね、これはあの、いわゆる、天皇家だけにあるという、伯家の、伯家神道(はっけしんとう)の祝詞ですね。
北極星ってのはどんな大きさかわかりますか?
神谷;いや、わからないです。
北極星ってのはですね、太陽の46倍もあるんですよ。
神谷;ええー!そんなに大きいんですか?
で、熱量は太陽と一緒なんですね、それを縄文の人々は感じてたのは素晴らしいことなんです。
神谷;北極星なんていっても、北斗の拳くらいしか思いうかばないですぐらいイメージでしたけど。
神谷;そういう信仰がありますけど、妙見さんとかも。
妙見信仰ですね。
神谷;妙見信仰、そっちですよね。
で、徳川家康さんがいわゆる、日光に作った、東照宮は、真上に北極星が出るように、なっているんですね。
神谷;うん、それは聞いたことがあります。
神谷;いやー、だから、僕等科学がずっと進んで、何でも知っているかのように錯覚してますけど、実は、昔の人もね、沢山のことを知っておられて、それに基づいて信仰のスタイルを作って来た、しかも、日本人は、「宗教」というものに固めるんじゃなくて、自然と共に、自然信仰という形でやってきたという、ものすごい知恵がありますね。
神谷;そういうことを感じたことでしたけど、はい、また次回も、大きくテーマは変わるとおもいますけど、よろしくお願いします、ありがとうございました。
よろしくお願いします。


ここまでで、ビデオのメモはお終いです。
これ以降は私の普段の記事になります。

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暑さに負けてだただらしているうちに、ヒロシマの日になってしまい、今年は許そうかと思っていたのですが、うちのヱが水蒸気爆発と勘違いして、全然理解していなかったので、やはり掲載することにしました。
そもそも、水原爆は減速材に軽水を使うので、水のあるところならどこでも使用することができます。
が、後世の人が識るように、効果的に破壊行為を行うためにおよそ、高度600m付近で最大出力になるように設計されねばなりません。


これは、理研の科学者の話を総合した、水原爆想像図。

打ち上げのための仕掛けは、13糎(せんち)砲を垂直に立てて使用します。
高度0m位置から600mまで変移させるには中性子線の通過により軽水が沸騰して砲弾に仕込んだわずか800gの、10%濃縮ウラン235を打ち上げるに充分な水蒸気圧を発生します。
この間、水の気化によるボイド係数が変化し、不安定な領域を通過することになりますが、砲の素材による反射により着実に臨界に向かいます。
中性子の増殖が進み、臨界に至るまで、約1秒と言われていますので、最高出力の核反応はこの付近で起こることになります。

つまり、注水→水蒸気圧増大→発射→亜音速上昇→最高出力→火球、という一連の過程を経て数万人の広島市民を死に至らしめたのです。
先ごろ、小出氏の講演会で言い古されていたヒロシマで炸裂したウラン235は約800gだったというビデオを見て、エノラゲイはフェイントだということを確信しました。

また、同じ原理で砲弾型原爆だといわれていた、米軍によるナットホールアップショット作戦で使われた砲と弾丸は、水を使用したものとは異なり、ビデオで見た限りでは、普通に弾丸を入れたあと推進薬を入れているようにみえますので、このシステムでは臨界量2kgであるプルトニウム239が使われていたようです。
これはつまり、遅発炸薬によるガンバレル型の弾丸だと思われるのです。

私は最近、どんどん宗教家に向かっている自分を感じています。
神谷宗幣氏の影響でしょうか、かなり酷い行為でも、許せる自分を認識しています。

長崎に対しては、一切の情報を持っていません。
昔、長崎に行ったとき、地面に横たわって、熱いな、焼かれた奴らも熱かっただろうな、と思ったことを記憶しているだけです。
R.I.P.

次回はまた、ユートピアを目指したと思われるアメ族の話にもどります。
8アヤの解説はまだ続きます。



さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
http://hot-uma.bbs.fc2.com/