シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その390〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回は、ホツマツタヱ7アヤの解説、そのPart2ですね。

あまり元気がでないので、単刀直入、本文からどうぞ。

●一行訳3

7-10 たかまにて かなさきとわく タカマニテ カナサキトワク 【タカ、高・マ、間・ニ(場所)・テ(経過)、タカマで】、【カ、夏・ナ、名・サキ、幸・ト、問・ワ(分詞)・ク(状況)、カナサキが尋問します】。
7-10 はゝおすて つまさるいかん ハハオステ ツマサルイカン 【ハハ、母・オ・ス、捨・テ(分詞)、母を捨て】、【ツマ、妻・サ、去・ル(分詞)イ、如・カ、何・ン(意思)、妻を追放したのは何とする】。
7-11 こたえいふ おのれハさらず コタエイフ オノレハサラズ 【コタ、答・エ(分詞)・イ、言・フ(分詞)、(シラヒトが)答えて言います】、【オノレ、己・ハ・サ、去・ラ(分詞)・ズ(否定)、私が去らせたのではなく】、
7-11 ははよりぞ ゐゑすていづる ハハヨリゾ ヰヱステイズル 【ハハ、母・ヨリ、自・ゾ(強調)、母からです】、【ヰ、居・ヱ、家・ス、捨・テ(分詞)・イ(継)・ズ、出・ル(完了)、居た家を捨てて出ていったのは】。
7-11 ヒめもまゝ またもとおとふ ヒメモママ マタモトオトフ 【ヒ〔人〕メ、媛・モ・ママ、随、ヒメも付いて行ったのです】。【マタ、又・モト、元・オ・トフ、問、またその理由を問います】。
7-11 こたえいふ よゝのとみゆえ コタエイフ ヨヨノトミユエ 【コタ、応・エ(分詞)・イ、言・フ(分詞)、(シラヒトは)答えて言います】、【ヨ、代・ヨ、々・ノ・トミ、臣・ユエ、故、(私は)生まれつきの貴族なのですから】、
7-12 ことなせり はゝハたみのめ コトナセリ ハハハタミノメ 【コト、事・ナ、為・セ(分詞)・リ(完了)、しただけのことです】。【ハハ、母・ハ・タ、手・ミ、身・ノ・メ、妻、母は手下(コクミ)の妻(だったのを)】、
7-12 すゝめてぞ きみのつまなり ススメテゾ キミノツマナリ 【スス、勧・メ(分詞)・テ(経過)・ゾ(強調)、(私が)勧めたので】、【キミ、君・ノ・ツマ、妻・ナ、成・リ(分詞)、キミ(ここではクラキネ)の妻になったのですから】、
7-12 をんめぐみ なにわすれんと ヲンメグミ ナニワスレント 【ヲ〔敬〕ン、御・メグ、恵・ミ(分詞)、(キミの)御恩を】、【ナニ、何・ワス、忘・レ(分詞)・ン(意思)・ト(反語)、どうして・忘れたりなどしましょうか・と】、
7-12 ゐゝながす かんみむすびの ヰヰナガス カンミムスビノ 【ヰ、居・ヰ、々・ナガ、流・ス(完了)、嘯きました】。【カン、上・ミ、身・ムスビ、結・ノ、身結び(人事管理)の御守は】、
7-13 しかりてぞ なんぢかさりて シカリテゾ ナンヂカサリテ 【シカ、叱・リ(分詞)・テ(経過)ゾ(強調)、(これを)叱りつけて(言います)】。【ナンヂ、汝・カサリ、飾・テ(経過)、汝は言説を弄して】、
7-13 まどわすや われよくしれり マドワスヤ ワレヨクシレリ 【マド、惑・ワ(分詞)・ス(使役)ヤ(反語疑問)、惑わそうというのか】、【ワレ、我・ヨ、能・ク(分詞)・シ、識・レ(分詞)・リ(再帰)、私は良く知っているぞ】、
7-13 ともおこゑ ちからおかして トモオコヱ チカラオカシテ 【トモ、共・オ・コ、超・ヱ(分詞)、共犯の程度を超えて(お前が主犯だ)】、【チカラ、力・オ・カ、呵・シ(使役)・テ(経過)、強権を行使して】、
7-13 はゝがあけ まつりさづけて ハハガアケ マツリサヅケテ 【ハハ、母・ガ・ア、空・ケ(分詞)、母を追い出したのも】、【マツ、纏・リ(分詞)・サヅ、授・ケ、入れ知恵をして】、
7-14 ごとなすお はゝにしたえハ ゴトナスオ ハハニシタエハ 【ゴト、事・ナス、為・オ、悪事を働いたことを】。【ハハ、母・ニ・シタ、従・エ(分詞)・ハ(仮定)、(姫が)母に従えば】、
7-14 ヒめがうむ かくさんために ヒメガウム カクサンタメニ 【ヒ〔人〕メ、媛・ガ・ウ、憂・ム(分詞)、娘は邪魔になることになり】、【カクサ、隠・ン(意思)・タメ・ニ、それを隠そうと】、
7-14 ながしやり たみのめうばひ ナガシヤリ タミノメウバヒ 【ナガ、流・シ(分詞)・ヤ、遣・リ(分詞)、(クラコを臣籍除却して)流し遺り】、【タ、手・ミ、身・ノ・メ、目・ウバ、奪・ヒ、司直の目を欺くために】、
7-14 ちからかす めくみわするゝ チカラカス メクミワスルル 【チカラ、力・カ、貸・ス(分詞)、(その悪事に)権力を使った(公務員職権濫用)】。【メク、恵・ミ(分詞)・ワス、忘・ル(分詞)・ル(完了)、恵みを忘れた】、
7-15 フモゝくら さるもモゝくら フモモクラ サルモモモクラ 【フ〔二〕モ〔百〕モ、々・クラ、科、二百クラ】、【サ、去・ル(分詞)・モ(追加)・モ〔百〕モ、々・クラ、科、追放したのも百クラ】、
7-15 ふむがヰソ つかむのムソと フムガヰソ ツカムノムソト 【フ、踏・ム(分詞)・ガ・ヰ〔五〕ソ〔十〕、(悪意でサシミメを渡した)贈賄の過程が五十】、【ツカ、掴・ム(分詞)・ノ・ム〔六〕ソ〔十〕ト(追加)、ツカム、掴、(利益のみ収受した収賄)の六十とで】、
7-15 ヨモソくら これのかるゝや ヨモソクラ コレノカルルヤ 【ヨ〔四〕モ〔喪〕ソ〔十〕クラ、科、(合計で死罪に相当する)四百十クラです】、【コレ、此・ノカル、逃・ル(条件)・ヤ(反語)、これでも・言い逃れができます・か】?
7-15 こたえねハ つゝがにいれて コタエネハ ツツガニイレテ 【コタ、応・エ(分詞)・ネ(否定)ハ(結果)、答えることができなかったので】、【ツ、罪・ツ・ガ、咎・ニ・イ、入・レ(分詞)・テ(措置)、牢屋に入れて(置きました)】。


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●連続訳3
タカマで、カナサキが尋問します。
母を捨て、妻を追放したのは何とする。
シラヒトが答えて言います、私が去らせたのではなく、母からです、居た家を捨てて出ていったのは。
ヒメも付いて行ったのです。
またその理由を問います。
シラヒトは、答えて言います、私は)生まれつきの貴族なのですから、しただけのことです。
母は手下であるコクミの妻だったのを、私が勧めたので、キミ(ここではクラキネ)の妻になったのですから、キミの)御恩を、どうして忘れたりなどしましょうかと、嘯きました。
身結び(人事管理)の御守は、これを叱りつけて言います。
汝は言説を弄して、惑わそうというのか、私は良く知っているぞ、共犯の程度を超えて、お前が主犯だ、強権を行使して、母を追い出したのも、入れ知恵をして、悪事を働いたことを。
姫が母に従えば、娘は邪魔になることになり、それを隠そうと、クラコを臣籍除却して流し遺り、司直の目を欺くために、その悪事に権力を使った(公務員職権濫用)。
(キミの)恩を忘れた、二百クラ、追放したのも百クラ、悪意でサシミメを渡した贈賄の過程が五十、利益のみ収受した収賄の六十とで、合計で死罪に相当する。四百十クラです、これでも、言い逃れができますか?
答えることができなかったので、牢屋に入れて置きました。

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●解説3
「トモオコヱ」が読めなかった人は多いとおもいますが、刑法が話題なのですから、理解しなくてはなりません。
この辺は、かつての大多数の読者は現代語で直接読もうとしてしまったために、おかしな訳になっていたのですが、適切な文法を導入することにより、実際の意味が、浮かび上がってきました。
力を貸して、という言い回しは、「入れ知恵をして」で問題ないでしょう。

コクミの時とことなり、ぬらりくらりと言い逃れができるのは、現代のはなし、当時は法も力で守られて居たので、言葉で乗り切れるものではなかったのでしょう。
結局、総合で410科(くら)に相当する死罪ときまって、牢に入れておいた、ということです。

●一行訳4

7-16 をヲんかみ もろとはかりて ヲヲンカミ モロトハカリテ 【ヲ〔敬〕ヲ〔尊〕ン、御・カミ、守、ヲヲンカミ(ここでは公人としてのアマテル)は】、【モロ、諸・ト・ハカリ、諮・テ、諸守と諮って】、
7-16 やソきねお ねのくにかみと ヤソキネオ ネノクニカミト 【ヤ、家・ソ〔十〕・キネ、杵・オ、ヤソキネを】、【ネ、根・ノ・クニ、国・カミ、上・ト(態)、根の国御上・と(しました)】。
7-16 いさなきの うぶやにおぢと イサナキノ ウブヤニオヂト 【イ、伊・サ、佐・ナ、名・キ、木・ノ・伊佐の一門の】、【ウブ、産・ヤ、家・ニ・オ(寧)、叔・ヂ、父・ト(追加)、本家で、叔父と】、
7-16 おばなれハ まつりたゑすと オバナレハ マツリタヱスト 【オ(寧)、叔・バ、母・ナ、也・レ(分詞)・ハ(理由)、叔母なので】、【マツ、祭・リ(分詞)・タ、絶・ヱ(分詞)・ス(否定)・ト(推量)、祭りを絶やすことはないだろう、と】、
7-17 みことのり もちてたみたす ミコトノリ モチテタミタス 【ミ(寧)コト、言・ノリ、宣、言われました】。【モ、以・チ(分詞)・テ(経過)・タ、手・ミ、身・タ、治・ス(完了)、このようにして配下(ここでは伊佐一門)を治めました】。
7-17 おぢとおば しらやまかみそ オヂトオバ シラヤマカミソ 【オ、叔・ヂ、父・ト・オ、叔・バ、母、(しかし)叔父と叔母(故に)】、【シラ、知・ヤマ、山・カミ、上・ソ(限定)、シラヤマ御上であるがゆえに】、
7-17 いさなぎハ まつれとおとの イサナギハ マツレトオトノ 【イ、伊・サ、佐・ナ、名・ギ、儀・ハ、(伊佐一門の長兄である)イサナギのことは】【マツ、祭・レ(分詞)・ト(逆接)・オト、弟・ノ、祭っていましたが弟の】、
7-17 くらきねハ まつらずもちが クラキネハ マツラズモチガ 【クラ、蔵・キネ、杵・ハ、クラキネのことは(逆縁ゆえに)】、【マツ、祭・ラ(分詞)・ズ(状況否定)・モチ、望・ガ、祭らなかったので、望一門の】、
7-18 くらヒめお かんさひのこの クラヒメオ カンサヒノコノ 【クラ、蔵・ヒ〔人〕メ、媛・オ、クラヒメを】、【カン、上・サ、小・ヒ、人・ノ・コ、子・ノ、(失職代官である)カンサヒの、子の】、
7-18 アめおしヒ めあわせすけが アメオシヒ メアワセスケガ 【ア〔天〕メ・オシ、忍・ヒ〔人〕、アメオシヒと】、【メ、女・アワ、相・セ(使役)・スケ、典・ガ、娶あわせ・スケ妃(モチコ)の】、
7-18 あにとなし ちゝますヒとの アニトナシ チチマスヒトノ 【アニ、兄・ト・ナ、成・シ(分詞)、義兄として】、【チチ、父・マス、坐・ス(分詞)・ヒ〔人〕ト、仁・ノ、父マスヒト(カンサヒ)の】、
7-18 まつりつぐ しらヒとこくみ マツリツグ シラヒトコクミ 【マツ、奉・リ(分詞)・ツ、継・グ(分詞)奉り言を聞く役目を継ぎました】。【シ、知・ラ(分詞)・ヒ〔人〕ト、仁・コ、去・ク、来・ミ、身、シラヒトとコクミは】、
7-19 このいわひ なかばさおゑて コノイワヒ ナカバサオヱテ 【コ、此・ノ・イワ、祝・ヒ(分詞)、その祝(のおかげで)】、【ナカ、中・バ、端・サ、小・オ・ヱ、得・テ(分詞)、(刑を)、半減され】、
7-19 さすらひお ヒかわにやるお サスラヒオ ヒカワニヤルオ 【サス、流・ラ、離・ヒ(分詞)・オ、公職追放で済ませました】。【ヒ、斐・カワ、川・ニ・ヤ、遣・ル(分詞)・オ、ヒカワ(現島根県斐伊川周辺)に送られたのを】、
7-19 ますヒとの わがとみとなす マスヒトノ ワガトミトナス 【マ、坐・ス(分詞)・ヒ〔人〕ト、仁・ノ(サホコの)マスヒト(実はこの時点でソサノヲ)の】、【ワ、我・ガ・トミ、臣・ト・ナ、為・ス(分詞)、成、自分の家臣としました】。
7-19 そさのヲハ これとゝのひて ソサノヲハ コレトトノヒテ 【ソ、曽・サ、南・ノ・ヲ〔雄〕・ ハ、ソサノヲは】、【コレ、此・トトノ、整・ヒ(分詞)・テ(順序)、万端整った後】、
7-20 まなゐなる かみにまふでる マナヰナル カミニマフデル 【マ、真・ナ、名・ヰ、井・ナ、在・ル(分詞)、真名井に・ある】、【カミ、神・ニ・マフ、詣・デ(分詞)・ル(不完)、カミ(浅い日の神の社)に詣でる(人々の)】、
7-20 そのなかに たおやめアれバ ソノナカニ タオヤメアレバ 【ソ、其・ノ・ナカ、中・ニ、その中に】、【タオヤ、嫋、メ、女・ア、在・レ(分詞)・バ(状況)、たおやかな娘がいたのを(見初め)】、
7-20 これおとふ まかたちこたふ コレオトフ マカタチコタフ 【コレ、此・オ・ト、問・フ(分詞)、あれは誰かと問うと】、【マ、間・カ、家・タチ、達・コタ、答・フ、付き人達が答えて】、
7-20 アかつちが はやすふヒめと アカツチガ ハヤスフヒメト 【アカ、赤・ツ、津・チ、道・ガ、赤穂の港の長(の娘)】、【ハヤ、速・ス、吸・フ(分詞)・ヒ〔人〕メ、媛・ト、ハヤスフヒメと】、
7-21 きこしめし きじおとばせて キコシメシ キジオトバセテ 【キコ、聞・シ(使役)・メ、召・シ(分詞)、聞けたので】、【キ、飛・ジ、脚・オ・ト、飛・バ(分詞)・セ(使役)・テ(手段)、使者を立てて】、
7-21 ちゝにこふ アかつちみやに チチニコフ アカツチミヤニ 【チチ、父・ニ・コ、請・フ(分詞)、(娘を妻に欲しいと)父に請いました】。【アカ、赤・ツ、津・チ、道・ミヤ、宮・ニ(場所)、赤穂港のミヤに】、
7-21 とつがんと いえどみやなく トツガント イエドミヤナク 【ト、門・ツ、継・ガ(分詞)・ン(意思)ト、(ソサノヲを)門継がせましょうと】、【イ、言・エ(分詞)・ド(逆接)・ミヤ、宮・ナ、無・ク(分詞)、言いましたが(ソサノヲには)宮を工面出来ませんでした】。


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●連続訳4
ヲヲンカミ(ここでは公人としてのアマテル)は、諸守と諮って、ヤソキネを、根の国御上としました。
伊佐の一門の、本家で、叔父と、叔母なので、祭りを絶やすことはないだろう、と、言われました。
このようにして伊佐一門を治めました。
しかし叔父と叔母故、シラヤマ御上であるがゆえに、伊佐一門の長兄であるイサナギのことは、祭っていましたが弟の、クラキネのことは逆縁ゆえに、祭らなかったので、望一門の、クラヒメを、失職代官であるカンサヒの、子の、アメオシヒと、娶あわせ、スケ妃(モチコ)の、義兄として、父マスヒト(カンサヒ)の、奉り言を聞く役目を継ぎました。
シラヒトとコクミは、その祝のおかげで、刑を半減され、公職追放で済ませました。ヒカワ(現島根県斐伊川周辺)に送られたのを、サホコのマスヒト(実はこの時点でソサノヲ)の、自分の家臣としました。
ソサノヲは、万端整った後、真名井にある、カミ(浅い日の神の社)に詣でる人々の、その中に、たおやかな娘がいたのを見初め、あれは誰かと問うと、付き人達が答えて、赤穂の港の長の娘、ハヤスフヒメと、聞けたので、使者を立てて、娘をほしいと、父に請いました。
アカツチは、赤穂港のミヤに、ソサノヲを門継がせましょうと、言いましたが、ソサノヲには、直ちに宮を工面することは出来ませんでした。

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●解説4


ここでは、ヤソキネが全く聡明で無く描写されていますが、当時の慣習法では如何ともしがたい状況なのだと思います。
実際、この結果、蔵一門は叛乱に向かって一直線ですすんで行くことになったのです。
こうなると、心情的な読み方をしていた、神谷宗幣氏の話は、さほど遠くないことになります。
つまり、蔵一門は、それほど追い込まれていた、ということなのでしょう。

さて、これから、舞台は出雲へ移って行くのですが、その裏にはソサノヲの静かな武勇伝が込められているのです。

ときに、ここではハヤスフヒメを妻にしたのですが、アカツチとの約束である赤穂のミヤを造るには、ソサノヲが物部氏を統一する、という、隠密行動の完遂を待たねばならなかったのです。
それゆえ、女系の当主であるハヤスフヒメを長旅に連れまわすことになったのですが、「嫋女(たおやめ)」に見えたハヤスフヒメは、淡海から美濃を抜け、現在の中山道に相当する、物部の拠点を歴訪し、幾多のミヤと多数の配下を確保する旅の片翼を担っていったのです。
さらに、言うなら、ハヤスフヒメは、速吸門(はやすいのと)を領地とする名門だったのです。
通字に「速」がついていることから、ハヤカワの一門であることが見てとれます。

ここまで理解するには、カナヤマヒコがソサノヲであることを確信しなければ、たどり着くことはできませんでした。
また、アカツチというのは、単なる人名ではなく、赤穂港の地域を示すことがわかるまでは、ずいぶんとかかったものです。

どうやら、アメリカは飛ばずにソフトランディングを決めたようですが、日本はどうなるんでしょうか、ね。
私も体調が最悪なので、結果まで見届けることができるでしょうか。

次回があるなら、また、神谷宗幣氏、いときょう氏のビデオをサカナにしたいと思いますが、私は酒絶ち(さかだち)をしているので、あまり楽しめないです。
まあ、元気じゃないのに、ゲーム(ティアーズオブキングダム)をやってるのが問題なのかも☆


さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
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