シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その340〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回はホツマツタヱ9アヤの解説、そのPart5、最後の部分になります。

●一行訳9

9-41 これおとふ したてるヒめの コレオトフ シタテルヒメノ 【コレ、此・オ・ト、問・フ(不完了)、これ(対策)を問いました】。【シタ、下・テル、照・ヒ〔人〕メ、媛・ノ、ワカヒメの(夫のアチヒコは肉食系山住)】、
9-42 ヲしえくさ ならいかえりて ヲシエクサ ナライカエリテ 【ヲシエ、教・クサ、種、教える・方法(を)】、【ナライ、習・カエリ、帰・テ(不完了)、習って帰って】、
9-42 ヲしくさに アふげハホをの ヲシクサニ アフゲハホヲノ 【ヲシ、教・クサ、草・ニ、教草(のような大扇)で】、【アフ、扇・ゲ(条件)・ハ(結果)・ホ〔穂〕ヲ〔敬〕・ノ、扇げば穂御の】、
9-42 むしさりて やはりわかやぎ ムシサリテ ヤハリワカヤギ 【ムシ、虫・サリ、去・テ(結果)、虫が去って】、【ヤ、ヤ・ハリ、張・ワカ、若・ヤギ(状態)、やはり(稲が)元気になって】、
9-42 みのるゆえ むすめたかこお ミノルユエ ムスメタカコオ 【ミノ、実・ル(完了)ユ、故・エ(結果)、(縁談も)実ったので】、【ムス、息・メ、女・タカ、高・コ、子・オ、娘のタカコを】、
9-43 たてまつる アまくにたまの タテマツル アマクニタマノ 【タテマツ、奉・ル(分詞)、奉っていた】、【ア〔天〕マ、間・クニタマノ、(美濃の公僕)アマクニタマは】、
9-43 おくらヒめ これもさゝけて オクラヒメ コレモササケテ 【オ、小・クラ、倉・ヒ〔人〕メ、媛、オクラヒメ(も年頃でしたが)】、【コレ、此・モ・ササケ、捧・テ(結果)、これも(ワカヒメに)捧げて】、
9-43 つかえしむ したてるヒめハ ツカエシム シタテルヒメハ 【ツカエ、仕・シ(使役)ム(不完了)、仕えさせました】。【シタ、下・テル、照・ヒ〔人〕メ、媛・ハ、シタテルヒメ(ワカヒメ)は】、
9-43 フたアおめ めしてたのしむ フタアオメ メシテタノシム 【フ〔二〕タ(類)・ア(敬)オ、青・メ、二人の若い女を】、【メシ、召・テ(状況)・タノシ、楽・ム(分詞)、召して楽しむ】、
9-44 やくもうち おほなむちにハ ヤクモウチ オホナムチニハ 【ヤ、家・クモ、賊・ウチ、討、ヤクモウチ(の物語に奏法の八雲打ちを掛ける)】。【オホ、大・ナ、名・ムチ、貴・ニ・ハ(仮属詞)、オオナムチにあっては】、
9-44 くしヒこお おゝものぬしの クシヒコオ オオモノヌシノ 【クシ、櫛・ヒ〔人〕コ、彦・オ、クシヒコを】、【オオ・モノ、兵・ヌシ、主、大将軍(ここではソサノヲ)の】、
9-44 かわりとて ことしろぬしと カワリトテ コトシロヌシト 【カワリ、代・ト(仮属詞)テ(伝聞)、代理である】、【コト、言・シロ、代・ヌシ、主・ト(仮属詞)、コトシロヌシ・として】、
9-44 つかゑしめ おのハいつもに ツカヱシメ オノハイツモニ 【ツカヱ、仕・シ(使役)メ(分詞)、行儀見習いとして次世代(若きクシヒコ)を学ばせ】、【オノ、己・ハ・イツ、何・モ、時・ニ、自分は何時でも】、
9-45 ヲしゆるに ヒフミムモヤソ ヲシユルニ ヒフミムモヤソ 【ヲシユ、教・ル(分詞)・ニ(仮属詞)、(管理)指導して】、【ヒ、〔一〕フ〔二〕ミ〔三〕・ム〔六〕・モ〔百〕・ヤ〔八〕・ソ、単純に数えて六百八十】ー
9-45 フたわらの ヒもろげかぞえ フタワラノ ヒモロゲカゾエ 【フ〔二〕タ(類)・ワラ、藁、ニ(六百八十二俵)の]、【ヒ、饑・モロ、諸・ゲ、餉・カゾエ、数、公的収容食料が得られ】、
9-45 たねふくろ つちハつちかふ タネフクロ ツチハツチカフ 【タネ、種・フクロ、袋、種籾は袋(に分けて備え) 】、【ツチ、土・ハ・ツチカフ(不完了)、培、土壌は(施肥により豊かに)培いました】。
9-45 ヲんたから うゑたすかても ヲンタカラ ウヱタスカテモ 【ヲ〔尊〕ン、御・タカラ、宝、タミの】【ウヱ、飢・タ、治・ス(分詞)・カテ、糧・モ(例示)、飢えを治す糧食も】、
9-46 くらにみつ あめかせヒてり クラニミツ アメカセヒテリ 【クラ、倉・ニ・ミツ、満、倉に満ちて】、【アメ、前・カセ、風・ヒ〔日〕テリ、照、雨風日照りで】、
9-46 みのらねと アたゝらくばり ミノラネト アタタラクバリ 【ミノラ、実・ネ(否定)ト(逆接)、実らなくても】、【アタ、与・タ、父・ラ、母・クバリ、配、親の恵み、お助け米を配り】、
9-46 うゑさせず のちにわかヒめ ウヱサセズ ノチニワカヒメ 【ウヱ、飢・サセ(使役)ズ(否定)、飢えさせませんでした】。【ノチ、後・ニ・ワカ、若・ヒ〔人〕メ、媛、後にワカヒメが】


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●連続訳9
ワカヒメの(夫のアチヒコは肉食系山住ですので、)教える方法を、習って帰って、教草(のような大扇)で扇げば、穂御の虫が去って、やはり稲が元気になって、縁談も実ったので、娘のタカコを、奉っていた、美濃の公僕、アマクニタマは、オクラヒメも年頃でしたが、これもワカヒメに捧げて、仕えさせました。
シタテルヒメ(ワカヒメ)は、二人の若い女を、召して楽しむ、ヤクモウチの物語に奏法の八雲打ちを掛けています。
オオナムチにあっては、クシヒコを、大将軍(ここではソサノヲ)の、代理である、コトシロヌシとして、行儀見習いに次世代(若きクシヒコ)を学ばせ、自分は何時でも、管理指導して、単純に数えて六百八十ニ俵の、公的収容食料が得られ、種籾は袋に分けて備え、土壌は施肥により豊かに培いました。
タミの飢えを治す糧食も、倉に満ちて、雨風日照りで、実らなくても、親の恵み、お助け米を配り、飢えさせませんでした。

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●解説9

この話は、ずっと前、「〜その15〜」で1アヤを紹介してありましたが、何も識らない頃で、不正確ではありますが、ここまで調べたのですよ。


これはヲシクサの葉ですか。
現代の名は「ヌバタマ」でしょうか。
赤い花が咲き、黒い実の成る植物です。


これは熊野速玉大社の宝物の大扇です。
実際に虫を払ったのは別の形のようです。
この9アヤでは穂虫の話ではなく、肉食嗜好の山住みとの縁組をする話なのです。

最初の方の9-24で、「ウスメミノ」というのが出てきましたが、オホナムチは美濃の地域と縁結びして勢力を拡大しようと思ったのでしょうか、この、ウスメというのは娘のタカコのことだったようです。
ソサノヲが中央と撚りを戻したので、息子であるオホナムチはナカクニ(中国地方)のキミとして、中部地方(天領ですが)と結ぼうとしたと考えて良いのではないでしょうか。
そして、アマテルとの取り決めで、一代限りの、アマツヒツギになったのでしょう。
しかし、イツモなど、ナカクニでは女系の家であるため、タカコが相続権を維持したまま、アメワカヒコ(アメ族の若様)と結ぶと、男子が生まれれば、それはアマツヒツギになって、王朝は完全にソサノヲの流れに移ってしまい、全国のバランスが喪失してしまうのです。
これは物部が割れることを意味しています。

美濃と縁組したタカコはヒツギの子を成す以前に、破綻させる必要が有ったのでしようか。
ここで、もうすこし、深堀すれば、次のミヤコは美濃だったのかもしれない、ということになるかもしれません。

ソサノヲはせっかく、自分が引いてでも物部の統一を目指していたわけですから、こんな事態を望むわけは無いのです。
そこで、ソサノヲはオモイカネと諮り、カシマタチに続くシナリオを考え出したと思われます。
タケミカツチはオモイカネの子ですから、次期タカミムスビとしてこの壮大な「カシマタチ」の計画に乗ったのでしょう。
ちなみに、カシマタチは見た目にカシマ(現在の島根原発の付近)を断つと思わせて、カシマ(夏のシマ)を建立しようという動きだったのです。
当然のように、タケミナカタのような諏訪系の家族は反発しますが、最終的には物部は大統一に向かって進化を遂げるのです。
さらに、東北地方の北端である外が浜の統合も、物部によって成されなければならなかったので、オホナムチをツカル(津軽地方)のキミにして、物部の八十氏の大移動を成し遂げたのです。
物部氏の主要な家々は五所川原付近に本拠地を持ったようです。
オホナムチは、岩木山の麓にミヤコを開き、農地を増やし、灌漑の水利を確保して、二十三鈴のアマツヒツギ(天の日の儀)になったということなのでしょうか。
ただ、時期的に、津軽に行ったのが何時なのかは解っておらず、オシホミミに譲位してからのイベントなのか、それ以前にヒスミ(現関和久官衙遺跡)にミヤコを開いていたのかは、不明です。
これは10アヤを精査してもいまだに解っていないので、まだまだ研究が必要な分野なのです。
また、崩御したのはヤマト(その時のミヤコ)である、というのしか解っていません。
また、「ヤマト」の表す範囲が、アメ族全体=「邦」なのか、あるいは物部氏全体に対する権力なのか、未だに特定できてはいないのです。

私は、老ソサノヲとクシヒコの会話から、ヤマト(家・間・処)は、やはり津軽であろう、と想像しています。
ところが、それが、アメワカヒコが死んだのは何時だったか、というところに疑問が集中してしまいまったのですから困った状態なのです。
そんなわけで、色々読み直して行くと、次々と不備が発見されるので、この努力はずっと続けなくてはならないでしょう。
アマクニタマが居た、美濃がヤマトなら、色々なファクタはかなり固まってくるようなので、先にそっちを調べるのが筋かもしれません。


10アヤにはアメワカヒコというのが登場しますが、タカテルヒメを娶りますが、すぐ死んでしまいます。

現状、多少歯切れは悪いのですが、シラヒトの時と同様、アメワカヒコは出自が不明である、ということに尽きるのです。
そんな危険な人物が出雲に派遣されて、ナカクニを獲ってしまうのをタカミムスビが難癖を付けて防いだ、ということでしょうか。
そんなわけで、アメワカヒコは粛清されてしまった、というのが真相ではないでしょうか。
ただ、五島列島は、後の藤原氏の本貫地であるという説もあるので、この時、タカマに招集された諸侯がバックになっているとすると、気軽に粛清してしまったのは、良かったのか悪かったのかは、わかりません。

●一行訳10

9-46 うゑさせず のちにわかヒめ ウヱサセズ ノチニワカヒメ 【ウヱ、飢・サセ(使役)ズ(否定)、飢えさせませんでした】。【ノチ、後・ニ・ワカ、若・ヒ〔人〕メ、媛、後にワカヒメが】
9-46 ヒたるとき ヤくもヰすゝき ヒタルトキ ヤクモヰススキ 【ヒ〔日〕タル、足・トキ、時、日足る、亡くなる・時】、【ヤ〔八〕クモ、雲・ヰ〔五〕ス、糸・スキ、梳(枕)、八雲・五弦を梳く】、
9-47 かだかきお ゆつることのね カダカキオ ユツルコトノネ 【カ、夏・ダ、抱・カキ、掻・オ、カダカキを】、【ユツ、譲・ル(分詞)・コト、琴・ノ・ネ、音、譲る琴の楽曲と付随するカバネは】、
9-47 たかヒめお たかてるとなし タカヒメオ タカテルトナシ 【タカ、高・ヒ〔人〕メ、媛・オ、高姫を】、【タカ、高・テル、照・ト(状態)・ナ、為、シ(分詞)・高照姫とし】
9-47 わかうたの くもくしフみハ ワカウタノ クモクシフミハ 【ワカ、若・ウタ、歌・ノ、ワカウタの】、【ク、蜘・モ、蛛・クシ・櫛・フミ、文、クモクシ文・は】、
9-47 おくらヒめ さつけてなおも オクラヒメ サツケテナオモ 【オ、小・クラ、倉・ヒ〔人〕メ、媛、オクラヒメに】【サツケ、授・テ(結果)・ナ、名・オ、(強調)・モ(例示)、授けて(その)名も】、
9-48 したてると なしてわかくに シタテルト ナシテワカクニ 【シタ、下・テル、照・ト(状況)、下照媛と】、【ナシ、為・テ(仮属詞)・ワカ、若・クニ、国、(ワカヒメは)ワカ(ウタの)クニの】、
9-48 たまつしま としのりかみと タマツシマ トシノリカミト 【タマ、君・ツ・シマ、島、玉津島(の宮の)】、【トシ、歳・ノリ、乗・カミ、守、(長年お役目にあって神上がった)歳宣神として】、
9-48 たゝゑます いつもヤゑがき タタヱマス イツモヤヱガキ 【タタヱ、讃・マス、坐、讃えられました】。【イツ、出・モ、雲・ヤ〔八〕ヱ、重・ガキ、垣、出雲の八重の護りを治める】、
9-48 おほなむち やゑかきうちて オホナムチ ヤヱカキウチテ 【オホ、大・ナ、名・ムチ、貴、オホナムチを】、【ヤ、家・ヱ、会・カキ、垣・ウチ、内・テ(場所)、八重垣内で】、
9-49 たのしむる もゝ※ヤソヒたり タノシムル モモヤソヒタリ 【タノシ、楽・ム(使役)・ル(分詞)、楽しませる】、【モモ、全・ヤ〔八〕ソ〔十〕・ヒ〔一〕タ(類)リ、人、全ての八十(やそ)の一族が】、
9-49 こにみつるかな コニミツルカナ 【コ、此・ニ・ミツ、満・ル(不完了)カナ、哉、此処に、満ち溢れているのでした】。


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●連続訳10
後にワカヒメが亡くなる時、八雲、五弦を梳く、カダカキを譲る琴の楽曲と付随するカバネは、高姫を高照姫とし、ワカウタの、クモクシ文は、オクラヒメに授けて、その名も下照媛となして、ワカヒメは、ワカウタの国の、玉津島の宮の、長年お役目にあって神上がった。歳宣神として、讃えられました。
出雲の八重の護りを治める、オホナムチを、八重垣内で楽しませる、全ての八十(やそ)の一族が、此処に、満ち溢れているのでした。

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●解説10

ここまでの、話で、ソサノヲのエピソードは終わって、次世代のオホナムチに話が移っています。

ソサノヲが活動している間は、ソサノヲの話題をつづけたいと思いますので、8アヤか10アヤで行こうとおもいますが、アメワカヒコの話をしてしまったので、10アヤで展開しようと思います。

今回は短かったので、若干、文法の話をしましょう。
日本語は格変化が顕著でないので、分詞表現をしているようですが、英語みたいな言語では現在分詞、過去分詞に若干の助動詞をくみあわせるだけでいろいろ表現しているようです。
フランス語では動詞の語尾変化が多彩なのですが、ロシア語に見るような格変化は、乏しくなっているように見えます。
また、日本語ではロシア語同様、冠詞も無いので、格変化で意味を見極めることができないのです。
クシミカタマの文学に限定すると、極端な省略が多用されているのがわかります。
短歌をやっている人なら、省略についてはかなりうるさいですが、俳句を読み解けといわれると、そんなの無理!と言われてしまうのです。

24アヤに、「サゝサナミノ サクラモヨシト オリカザシ」なんていうのがありますが、これを正確に分析できる人はいなかったのです。
だって、「ささなみの」は志賀とか琵琶湖にかかる枕ですが、どこにもそんな単語はでてこないのですよ、これが。
うちのヱでさえ、学校で習わなかった、と言って、「枕ってのは5音だけだ」と思っていたのです。
べつに、7音でも、9音でも、調子がよくなれば良いのです。
クシミカタマの凄いところは、5アヤで、枕について細かく説明していながら、若干のコンテンツも混ぜていたのですね。
「シマツトリノウ」「オキツトリ」「カモトフネナリ」なんて羅列して、各アヤで実際にそんなコンテンツがあることを示しているのです。

「完了」を表すものと、同じ綴で、時間に滲みがあるものを分けて示すために、「不完了」というのも始めました。
なんか、ロシア語みたい☆

次の行と完全に一つの言葉になっているものは、行末に、長音「ー」を付加しました。
複数文字の語に一文字漢字注釈をつけるとき、熟度が高いものは、一文字づつ分配したりしています。
こういったものは、純粋に、注釈のためであり、あまり目くじらを立てて批判しないでください。

述語を全部省略するのも多く、なにか特別な処理をしないとマズいことも解ってきたので、「仮属詞」というのをかんがえました。
省略されている述語の先行詞に相当するものを一文字のキーに充当してみたのですが、まだ試みの段階なので、成果は出てはいないのですが、もっとマシなことを教えてやろう、という進んだ表現があれば取り上げたいと思います。
まあ、現状、用言については、語幹だけを表し、変化する語尾は別の品詞扱いしてみたのです。
アナリズロジークとの組み合わせで、原初はこんな具合の言葉だった、という提言ができるようになったのが、一つの収穫です。
一行訳を精査して、提言をいただきたいと思います。



さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
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