シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて〜その227〜 |  アンドロゴス生涯学習研究所

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ホツマツタヱ13アヤPart3の解説です。

●一行訳5

13-19 おきつヒこ はらあしことに オキツヒコ ハラアシコトニ 【オキツヒコは】【不用意な悪口が元で】、
13-19 つまあれて みさほたゝぬと ツマアレテ ミサホタタヌト 【妻が荒れ】、【これでは(ないがしろにされて)身分保障が立たないと】
13-19 ちぎりさる ちゝうほとしが チギリサル チチウホトシガ 【契を去ってしまいました】。【父であるウホトシが】
13-20 ゐせみやに なげゝハみうち ヰセミヤニ ナゲケハミウチ 【ヰセミヤ(固定的な破婚相談所)に】【調停を願ったので、ミウチ、身内、関係者を】
13-20 もろめして まふつのかがみ モロメシテ マフツノカガミ 【皆呼んで】【マフツノカガミ、間総の鑑を】
13-20 うつさるゝ ヲせハけがるゝ ウツサルル ヲセハケガルル 【参照すると】、【夫は汚い】
13-20 にすてかま めハかくさるゝ ニステカマ メハカクサルル 【ニ・ステ・カマ、煮捨釜、火加減を誤り焦げ付いた釜、自分の選択の結果に責任を取らず放置した男で】、【妻は隠されている】
13-21 つくまなべ わがかんはせも ツクマナベ ワガカンハセモ 【ツク・マ・ナベ、付く・間・辺、過去に隠れた婚姻の事実がある女で】、【(担当官も)私の権限では】、
13-21 あえみえず はぢはづかしく アエミエズ ハヂハヅカシク 【どうにも納めることが出来ないと】、【恥じて、畏れながらと】、
13-21 アめにこふ ヲせゆるさねハ アメニコフ ヲセユルサネハ 【(事情を)御上に伺いをたてました】。【夫が許さなかったので】
13-21 いやはぢて まからんときに イヤハヂテ マカラントキニ 【(妻は)さらに恥じて】、【死のうとした時】、
13-22 くらむすび とゝめてしかる クラムスビ トトメテシカル 【クラムスビが】【止めて叱ったのは】、
13-22 わがこのみ にすてのつらお ワガコノミ ニステノツラオ 【我が子のみでした】。【責任はおまえがとれ、煮捨ての面を】
13-22 みがかせと ヲやのヲしえに ミガカセト ヲヤノヲシエニ 【磨きなさいと】。【ヲ〔雄〕ヤ・ノ・ヲ〔尊〕シエ、御親の教え・に、父の諭しで改心した】
13-22 おきつヒこ フタゝびとつぎ オキツヒコ フタタビトツギ 【オキツヒコは】、【(詫びを入れて)再び契りなおし】、
13-23 むつましく ゐもせのみちお ムツマシク ヰモセノミチオ 【睦まじくヰモ・セ・ノ・ミチ・オ【居妹背の道、入婿婚の定めを】
13-23 まもりつゝ もろくにめくり マモリツツ モロクニメクリ 【守りつつ】、【諸国を巡って】
13-23 よおヲぶる はしめおわりの ヨオヲブル ハシメオワリノ 【ヨ・オ・ヲ〔尊〕ブ・ル、世の中を背負って行きました】。【事の初まりと結果を】
13-23 つゝまやか みちヲしゆれハ ツツマヤカ ミチヲシユレハ 【慎み深く説いて】、【ミチヲ〔尊〕シユレハ、(居妹背の)道を教えたので】、
13-24 をヲんかみ ほめてたまハる ヲヲンカミ ホメテタマハル 【ヲ〔敬〕ヲ〔尊〕ンカミ(アマテル)が】【褒め、賜った名は】
13-24 かまとかみ てなべおさくる カマトカミ テナベオサクル 【カマ・ト・カミ、釜・処・守、家庭の守人でした】。【手鍋を下げる】
13-24 きたなきも みがけハひかる キタナキモ ミガケハヒカル 【下賤な者でも】【磨けば光る】
13-24 かみとなる くにもりたみの カミトナル クニモリタミノ 【御上になるのです】。【国を盛るタミを】
13-25 さとしにも つくまなさせる サトシニモ ツクマナサセル 【諭す言葉にも】、【ツク・マ・ナサ・セル、尽く間、お役目を完遂させる】
13-25 いせのみち こすゑおもふに イセノミチ コスヱオモフニ 【イセの道で】【コスヱ、子裔、子孫を思えば】、
13-25 いましめの なけれハみたる イマシメノ ナケレハミタル 【戒めが】【無く乱れる】
13-25 はたれまの たからあつめて ハタレマノ タカラアツメテ 【ハタレ・マ、ハタレのマ、傭兵が】【宝を集めても】
13-26 すゑきゆる それすゞくらぞ スヱキユル ソレスズクラゾ 【いずれ滅びる】、【これはスズ・クラ・ゾ、煤で暗いのです】。
13-26 いきのうち ほしおはなるゝ イキノウチ ホシオハナルル 【イキ、息・ノ・ウチ、生きているうちに】【ホシ、欲しい、欲を】離れる、
13-26 これハすゝかぞ コレハススカゾ 【これがスス・カ、清明なのです】。


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●連続訳
オキツヒコは、不用意な悪口が元で、妻が荒れ、これではないがしろにされて身分保障が立たないと、契を去ってしまいました。
父であるウホトシが、ヰセミヤ(固定的な破婚相談所)に調停を願ったので、関係者を皆呼んで、間総の鑑を参照すると、夫は汚い煮捨釜、自分の選択の結果に責任を取らず放置した男で、妻は隠されている付間辺、過去に隠れた婚姻の事実がある女で、担当官も私の権限では、どうにも納めることが出来ないと、恥じて、畏れながらと、事情を御上に伺いをたてました。
夫が許さなかったので、妻はさらに恥じて、死のうとした時、クラムスビが止めて叱ったのは、我が子のみでした。
責任はおまえがとれ、煮捨ての面を磨きなさいと。
父の諭しで改心したオキツヒコは、詫びを入れて再び契りなおし、睦まじく、入婿婚の定めを守りつつ、諸国を巡って、世の中を背負って行きました。
事の初まりと結果を慎み深く説いて、居妹背の道を教えたので、ヲヲンカミ(アマテル)が褒め、賜った名は、釜処守、家庭の守人でした。
手鍋を下げる下賤な者でも、磨けば光る御上になるのです。
国を盛るタミを諭す言葉にも、尽く間、お役目を完遂させるイセの道で、子孫を思えば、戒めが無く乱れる、ハタレの傭兵が宝を集めてもいずれ滅びる、これは、煤で暗いのです。
生きているうちに欲を離れる、これがススカ、清明なのです。
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ここで、イセミヤというのは破婚相談所であると書きましたが、今風に考えれば、「家庭裁判所」のようなものであることがわかるでしょう。
多数の族が混在した社会では、縁組の結果が思わしくないことは充分に予想されるのですが、自然状態を「徳」で治めている縄文時代を想像する人は、まっったくの読み違いをすることになります。
ここで、オキツヒコは大きな勘違いをしているのです。
アメ族の主流では男系相続をする入妻婚(いりつまこん)が多いのはわかるのですが、居・妹、すなわち入婿(いりむこ)である婚姻形態では居妹(妻)が家の主、つまり亭主なのです。
多くの家事・家業の差配は居妹(ゐも)がすることになっているので、男権絶対社会とは無縁なのです。
現代日本では、九州地方では男権絶対だと思われていたりして、歴史認識も相当に歪んでいます。
AD200以降の古墳時代は不明なことが多いのですが、中央集権と男権絶対の機運は高まっていたのでしょう。
また、秦氏に見るようなAD400以降のユダヤ文化の移入というのも影響がありそうです。
ホツマツタヱでも、ニニキネ、ウツキネの時代でも弱かった男権絶対思想というのが、不合理な思想として、この13アヤで批判されているのです。
ミサホタタヌト チギリサルというのは、一般に、「これでは操が立たてられない」、と訳されて「変な訳だねぇ」と思われていますが、ここは、「これでは家業が成り立たない」と考えなくてはいけないのです。
かく言う私も正確に音節分解せずに観念的に読んでいたために、「〜その131〜」で真逆の訳をしています。
そこには、「亭主」という概念が欠落していました。
今では、もうあんな間違いはしないゾーとかいって、またやるんだろな。
というわけで、古い記事は反面教師に残してあるのです。

これに関連してツクマナベの話、そのものといった感じで、「〜その66〜」で竈(かまど)の記事も書いてあるのです。


これは米原の鍋冠祭(なべかんむりまつり)
日本三大奇祭のひとつだそうです。


琵琶湖の東岸、彦根城跡から北に5kmほどのところになりましょうか。

筑摩神社(ちくまじんじゃ)
滋賀県米原市朝妻筑摩1987
35.316500,136.266833
祭神
御食津神
大歳神
倉稲魂神

なんでも、過去に付き合った男の数だけ鍋をかぶる奇祭だそうです。
数をごまかして少なくかぶった女が、神罰にあたってカミナリに撃たれ、鍋が落ちてしまって恥ずかしくて池に飛び込んで自殺したとか。
それ以来、このくらいの歳なら大丈夫だろうと、八歳の幼女が行列するようになったとか。
無論、現代では鍋は黒く塗ったハリボテで軽いそうです。

ここで、上の神社データに大歳というのがありますが、13-19ではウホトシと記載されております。
意味はかわりませんが、9-35には、オオトシと表記されています。
オオトシというのは豊作を讃える言葉のようですね。
同時に、オオトシというヤマサ神をまつっているようですが。
このオヤジ、実はソサノヲとイナタヒメの間の子で、さらにその子がオキツヒコということです。
オキツヒコの名前は隠岐の彦を連想すると思いますが、これは琵琶湖の沖の島からきていると考えられます。


これ、一応、修正しましたが、五男三女で辻褄があわなくなってしまいました。
沖ノ島はアメ族の主流となる地域で、タケコの葬られた島ですからもしかすると、ここにもカバネの親子の関係が伺われます。

クラムスビと同一人物ってことですね。
蔵結人、これは役職名でしょうかね。
さらなる調査研究が必要です。

収入役が、さらに蔵の番人で、トミタミの分配を決めているとすれば、息子の生産性管理にも口を出すでしょうね。
女系集団が一方的に被害をうけたら、そりゃ経済は崩壊しますから、オキツヒコは叱られただけで済んでよかったのでしょう。


●一行訳6

13-26 ちゝヒめハ たれよりいでゝ チチヒメハ タレヨリイデテ 【チチヒ〔人〕メが】、【タレ、御簾から出て】、
13-27 わかヒこに いまきくすゞか ワカヒコニ イマキクスズカ 【ワカヒ〔人〕コに】 、【今の話のスズカは】
13-27 わがゐみな きみたまわれと ワガヰミナ キミタマワレト 【私のヰミナで】、【キミに頂いたものですが】、
13-27 わけしらす またときたまえ ワケシラス マタトキタマエ 【(その)理由はわかりませんでした】、【さらに教えてください】。
13-27 こたえとく すゞハまさかき コタエトク スズハマサカキ 【答えて曰く】、【スズはマサカキのことで】、
13-28 ホすゑのび としにきなかの ホスヱノビ トシニキナカノ 【ホ・スヱ・ノビ【穂の先が伸びて、子供が育って】【日々を気長に過ごし】
13-28 ムヨろホぎ ほしゐおされハ ムヨロホギ ホシヰオサレハ 【ム〔六〕・ヨロ・ホギ[6回万歳を祝う、6年〈3年〉経って(無理無く自然体で)]、【ホシヰ、欲居、物欲生活を捨てれば】
13-28 すゝかなり たからほしきハ ススカナリ タカラホシキハ 【それがススカです】。【宝を欲しがると】
13-28 すゑきゆる ときにかるきみ スヱキユル トキニカルキミ 【未来が無くなるのです】。【その時カルキミ(オオナムチ)が】、
13-29 すゝみいふ なんぞとがむや ススミイフ ナンゾトガムヤ 【進み出て言いました】。【なぜ咎めるのでしょうか】?
13-29 わがたから ヒとたゝゆるぞ ワガタカラ ヒトタタユルゾ 【私の蓄えた宝を】、【人々は讃えるではないですか】。
13-29 そのこたゑ ヒとのさいハひ ソノコタヱ ヒトノサイハヒ 【その答えは】、【他人の幸福は】
13-29 わがまよひ まかりくるしむ ワガマヨヒ マカリクルシム 【自分の迷いです】、【マカリ、曲がり・クルシム、困る、紆余曲折を知って葛藤になるのでしょう】。
13-30 またいわく たのしくおらハ マタイワク タノシクオラハ 【(カルキミは)また言います、楽しく過ごせば良いのではないですか】?
13-30 かすがまた ういおしれるや カスガマタ ウイオシレルヤ 【カスガが】、【物事の始まりを知っていますか?と言います】
13-30 アめにうけ アめにかえるぞ アメニウケ アメニカエルゾ 【アメからタマを受け】、【またアメに帰るのでしょう】。
13-30 かすがまた きみにてもほし カスガマタ キミニテモホシ 【カスガはまた】、【キミでさえ欲はあります】、
13-31 たみハなお すゝかのフみお タミハナオ ススカノフミオ 【タミならなおさらです】。【ススカノフミを】
13-31 みさるかや をきなうなつき ミサルカヤ ヲキナウナツキ 【読んでいないのですか】?【ヲキナ(カルキミ)はうなずきます。
13-31 くしヒこが いさめのすゝか クシヒコガ イサメノススカ 【クシヒコが】【(私を)諌めたススカが】
13-31 いまとけり くるしみハなに イマトケリ クルシミハナニ 【今わかりました】。【不整合にはどんなものがありますか】?



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●連続訳
チチヒメが、御簾から出て、ワカヒコに言います。
今の話のスズカは私のヰミナで、キミに頂いたものですが、その理由はわかりませんでした、さらに教えてください。
カスガはが答えて曰く、スズはマサカキのことで、穂先(子供)が育って、日々を気長に過ごし、3年経って(無理無く自然体で、物欲生活を捨てれば、それがススカです。
宝を欲しがると未来が無くなるのです。
その時カルキミ(オオナムチ)が、進み出て言いました。
なぜ咎めるのでしょうか?
私の蓄えた宝を、人々は讃えるではないですか。
その答えは他人の幸福は自分の迷いに通じるからです。
紆余曲折を知って葛藤になるのでしょう。
カルキミは、また言います、楽しく過ごせば良いのではないですか?
カスガが、物事の始まりを知っていますか?
と言いうと、カルキミは、アメからタマを受け、またアメに帰るのでしょう。
カスガはまたいいます、キミでさえ欲はあります、タミならなおさらです。
ススカノフミを読んでいないのですか?
ヲキナ(カルキミ)はうなずきます。
(息子の)クシヒコが私を諌めたススカが今わかりました。
不整合にはどんなものがありますか?
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突然、チチヒメが出てきますが、時間軸は同じでしょうか?
ここで、ヰミナと言っていますので、スズカというのは雨族の謂れであることがわかります。
つまり、チチヒメにスズカと名付けたのは、アマテルが、チチヒメと同族で、雨族の次世代と将来が明るいものであって欲しいと願ったからです。
それでも、まだキミ違いも有りえます。
しばらく不安定な状態はつづきそうです。

ここで、スズはマサカキのことだと言っています、じきに発表しますが、これはかなり重要なことになります。

ここに最新日本列島上代編年図. pngを貼る
あまりきれいではありませんが、概ね最新の系図です。
カバネの親子が目立ち、世代の表現が難しいのです。
これまで、省略してきた人々を加えたのですが、皆、近い血縁にあり、図がシンプルに描けなくなりました。


●一行訳7

13-31 いまとけり くるしみハなに イマトケリ クルシミハナニ 【今わかりました】。【不整合にはどんなものがありますか】?
13-32 かすがとく むかしとよけの カスガトク ムカシトヨケノ 【カスガが説明します】。【昔トヨケが】
13-32 みことのり われみよおしる ミコトノリ ワレミヨオシル 【言われました】、【私は御代を治めましたが】、
13-32 はつのよハ くにとこたちぞ ハツノヨハ クニトコタチゾ 【最初の代は】【クニトコタチの世でした】。
13-32 アめにゆき みるもとあけの アメニユキ ミルモトアケノ 【(クニトコタチは)アメに行き】、【建国に際し】
13-33 もりさため フたよむすびの モリサタメ フタヨムスビノ 【隆盛を確かなものとし】、【[二世代を合わせて]】
13-33 モヨろホぎ ゆきてたまのヲ モヨロホギ ユキテタマノヲ 【モ〔百〕・ヨロ・ホギ[100回万歳を祝い、100年〈50年〉が過ぎ]【ユキテタマノヲ〔緒〕、行ってタマの緒の】
13-33 なすおきく いまたまきねも ナスオキク イマタマキネモ 【為すことを聴きました(孔子の思想?)】。【今(私)タマキネも】
13-33 ヤヨろとし ほしにむさぼる ヤヨロトシ ホシニムサボル 【ヤ〔八〕・ヨロ・トシ[8回万歳を祝った、8年〈4年〉経って]【欲を貪る】
13-34 こゝろなく ゆききのみちも ココロナク ユキキノミチモ 【心も無く(老子の思想?)】、【行き来の道(アユキ・ワスキの思想)も】
13-34 おほゑしる めヲおむすびて オホヱシル メヲオムスビテ 【覚えて知っています】。【メ・ヲ・オ・ムスビ・テ、男女の契によって、(あらたな命となり)】
13-34 ヒとこゝろ よにかえるとき ヒトココロ ヨニカエルトキ 【ヒ〔人〕ト・ココロ、(ふたたび)人の心を持って】【世に還るときに】
13-34 すぐなれハ またよくうまれ スグナレバ マタヨクウマレ 【(それまで)素直な気持ちでいれば(荘子の思想?)】、【また良く生まれるのです】。
13-35 よこほしハ あゑかえらぬぞ ヨコホシハ アヱカエラヌゾ 【ヨコ・ホシ・ハ、横欲(羨望)は】【アヱ・カエラ・ヌ・ゾ、能く・帰ることが・でき・ません】


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●連続訳
不整合にはどんなものがありますか】?
カスガが説明します
昔トヨケが言われました、私は御代を治めましたが、最初の代はクニトコタチの世でした。
クニトコタチはアメに行き、建国に際し隆盛を確かなものとし、二世代を合わせて50年が過ぎ、行ってタマの緒の為すことを聴きました(孔子の思想?)。
今、私、タマキネも4年〉経って、欲を貪る心も無く(老子の思想?)、行き来の道(アユキ・ワスキの思想)も覚えて知っています。
メ・ヲ・オ・ムスビ・テ、男女の契によって、あらたな命となり、ふたたび人の心を持って世に還るときに、それまで、素直な気持ちでいれば(荘子の思想?)、また良く生まれるのです。
でも、横欲(羨望)があると、上手く帰ることができません。
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人は嫉妬で問題をこじらすようです。
上を見あげると道を誤りやすいのでしょうか。



さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのヱが対応します。
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