シベリアの夜長を古代史に夢を馳せて~その38~ |  アンドロゴス生涯学習研究所

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今回はI/Oプロセッサ再びと題して、ハードウェア脳のフロントエンドに位置する機能と作用についてお送りしましょう。
例の通り、私の話は理科系の人を対象としているのではなく、文化系の人を対象としていますので、理解のため、正確さを求める向きには強引な展開にみえるかもしれませんが、その時には、「ああ、哲学だな」と思っていただければ良いかと思います。

はじめに、すこし聴覚について触れておきましょう。

聴覚は、伝達系の遅延を利用して媒質の速度差から自分の声と他者の声を分離し、また内言語と外言語の比較により、「言語そのもの」の評価も同時に行うことができているように見えます。

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自分の声を録音して自分で聞いてみると、「あれ?オレこんな声だったんだー、カッコ悪~」とか思ったことの有る人は多いと思います。
自分の発した音声は頭蓋骨に響く経路と、空気中を伝わる経路の2つを通って聴覚に伝達されます。
骨を伝わる振動と空気中を伝わる音声では骨を伝わるほうが若干速く聴覚に達し、合成された音は位相のズレを生じます。
普通の音は空気中を伝わる音のみを聴いているのですが、自分の声は骨伝導された速い音声と、耳介から聴いた音声の、混変調された音を聞いており、局所脳の内部に「自分の声の音声モデル」が形成されているということになります。
「自分の声はこんなもの」という認識は、発音する前の「内言語」を音声として認識しているということにほかなりません。

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これを見てもわかるように、基本的に脳神経のしていることは主に、「転写」なのです。

■I/Oプロセッサは、どのように出来ているか

前々回に紹介したLSI的な観点から「I/Oプロセッサは環境を評価します」と書きましたが、環境を評価するために、I/Oプロセッサは、生まれる前からその感度や動作が規定されていなくてはなりません。
つまりI/Oプロセッサの構造と動作は、DNAに書かれていると考えるのが自然です。
ただし、性能そのものは経年変化と成長、適合、疾病、老化の影響を受けるのは言うまでもありません。
また、I/Oプロセッサは、局所脳に比べて構造が単純であり、発生時点で、雑多な遺伝子の影響を受けやすくなっていると考えられます。

例を上げるなら、眼の虹彩の色は個人差が大きく、人種によっても異なりますが、これは細胞中の色素の量が異なるわけですから、その量を定めている遺伝子は、網膜細胞の中においても、色分解機能に差が出て、眼の感色性にも影響があって当然ということになります。
感色性については全人口の平均値は求められるかもしれませんが、標準値というのは無理がある表現になってしまい、10%の人を「色弱」と判断するか、それとも90%の人が「過敏な色覚」をもっているか、ということは「決められない」といわなければなりません。

さて、こまごまと、I/Oプロセッサの機能を展開しても言いたいことは伝わらないと思いますので、結論から先に述べると、「族意識」のある部分はI/Oプロセッサによって決まる、ということです。
広く世界について述べても良いのですが、身近な問題から示すために列島人と半島人について語りたいと思います。
ここで、「あ、こいつ、チョーセンジンの悪口言おうとしてるなー」と思った人は間違いです。
無論、日本人の優越性を語ろうとも思っていませんし、卑下することもしません。
ただ、いつも朝鮮人の悪口を言っている井口博士の話は、半分正しい、とも思っています。

話の中核となる所はもちろん、日本人です。
縄文時代、1万年ものあいだ、日本列島は温暖で「長閑な」時代を過ごしたと。
ごく最近のDNAの研究は大きく進歩し、縄文人というのが、縄文時代のある期間、敵も無く純粋培養されていた、ということが言われるようになりました。
現在も、さほど変わらないような気質を持った日本人が何千年も続いたという反面、この150年程、世界を相手に戦ったりするのはなぜでしょうか。
どこかで、大きく混血したのでしょうか?

この疑問に答えるべく、これまでのサイバネティクス応用の話を展開してきました。
週末なので、続きを期待して見に来られる方が多いので、失望しないように、一旦切ります。
すぐ続きを書きますので、心配しないでください。
次回はラジカルな話も書けると思います。