少し間があきましたが、今回は八咫烏の話をしましょう。
最初にホツマツタヱの、アヤによる前半と後半の比較をしておきます。
前半を執筆したクシミカタマはウガヤウキアワセズからタケヒトの時代の人物で、6代目オオモノヌシを務めたとされています。
このクシミカタマが、それまでに伝えられている歴史と伝承をまとめたものが1アヤから28アヤということになります。
後半を執筆したオオタタネコはミマキイリヒコ(崇神天皇)の時代の人で、やはりオオモノヌシを務めたとされています。
このクシミカタマが、それまでに伝えられている歴史と伝承をまとめたものが1アヤから28アヤということになります。
後半を執筆したオオタタネコはミマキイリヒコ(崇神天皇)の時代の人で、やはりオオモノヌシを務めたとされています。
オオタタネコは本文中で、オオモノヌシとしてモモソヒメを妻としているようですが、ここには「何か」が隠されているように見えます。
カラスに関しては6アヤ、8アヤ、10アヤ、11アヤ、20アヤ、21アヤ、後半では29アヤに、30アヤには八咫烏の孫というのが出てきます。
このうち、10アヤのものは村役人、20アヤのものはただの鳥であると思われます。
11アヤのものは単純に伝承であり、鳥か人かも区別できません。
このうち、10アヤのものは村役人、20アヤのものはただの鳥であると思われます。
11アヤのものは単純に伝承であり、鳥か人かも区別できません。
ここで、以前、シベリアの夜長シリーズの、その10で紹介した8アヤに出てきたカラスは、ズバリこの八咫烏と考えられます。
ホツマツタヱでは、1タが約18cm、8タは約150cmとする、8タを人の身長と考え、ヤタ(8タ)は人間を表すということになっているようです。
ヤタノカガミなんてのも、その7で紹介したように、人間の見分け方を書いてある書物、と考えられます。
モノノベが受け継いだマフツノカガミなど、どう考えても族譜みたいなものでしょう。
ホツマツタヱでは、1タが約18cm、8タは約150cmとする、8タを人の身長と考え、ヤタ(8タ)は人間を表すということになっているようです。
ヤタノカガミなんてのも、その7で紹介したように、人間の見分け方を書いてある書物、と考えられます。
モノノベが受け継いだマフツノカガミなど、どう考えても族譜みたいなものでしょう。
さて、ヤタが人間であるなら、カラスは?
そう、「枯らす」ですよ。
現代風に言うなら殺人許可証を持った諜報員ですね。
そう、「枯らす」ですよ。
現代風に言うなら殺人許可証を持った諜報員ですね。
八咫烏神社なんてのもありますwww
タケヒトにあやかって、勝利に導く、とかで日本サッカー協会のシンボルになったり。
ヤタガラス、政府機関には必要なものではありますが、サッカーにふさわしい名前でしょうか、ね。
ヤタガラス、政府機関には必要なものではありますが、サッカーにふさわしい名前でしょうか、ね。
頭にサッカーボールを乗せたカラス
さて、その必要なものが29アヤを最後に、登場しなくなります。
なぜでしょうか?
熊野那智大社の伝承に「八咫烏は烏石になって休んでいる」というのがあるそうです。
なぜでしょうか?
熊野那智大社の伝承に「八咫烏は烏石になって休んでいる」というのがあるそうです。
休んでいる?笑わせないでください、「枯らした」んでしょう?
ヤタガラスは任務を終えて枯らされたのだと考えられます。
息子(ヱ)は、「頼まれもしないのに、勝利につながる道案内をするようなヤツ等は危険だ、と思ったんだろ」と言います。
そうかも知れません、そうでないかも知れません。
ヤタガラスは任務を終えて枯らされたのだと考えられます。
息子(ヱ)は、「頼まれもしないのに、勝利につながる道案内をするようなヤツ等は危険だ、と思ったんだろ」と言います。
そうかも知れません、そうでないかも知れません。
その10で書いたように、タケミカツチは新たに、人別帳から消去された100人の予備軍を用意し、教育し、訓練し、危機管理にあてていた、これはヤタガラスでは?
そんなヤタガラスを枯らしてしまったのは、なぜ?
実際、タケヒト以降、妙に朝廷が弱体化しているように見えます。
ミマキイリヒコは無知をさらけ出して神仏にたよって儀式ばかりに溺れ、タミを大量死に追いやってしまいました。
ヤタガラスの組織が健在だったら避けられたことだったのでは?
アマキミの責任ではないでしょう、トミに悪意があるのです。
そんなヤタガラスを枯らしてしまったのは、なぜ?
実際、タケヒト以降、妙に朝廷が弱体化しているように見えます。
ミマキイリヒコは無知をさらけ出して神仏にたよって儀式ばかりに溺れ、タミを大量死に追いやってしまいました。
ヤタガラスの組織が健在だったら避けられたことだったのでは?
アマキミの責任ではないでしょう、トミに悪意があるのです。
私は大いに疑っています。
熊野那智大社の烏石 (枯らす石・・・)
ここでヤタガラスは全員枯らされたと考えられます。
元々、タミであった者を訓練してカラスに仕立てたわけですから、最初の約束として、タマカエシで生まれ変わったらトミにする、というのはあったと考えられますが、必要な機関を無くすのは、どう考えても暴挙です。
元々、タミであった者を訓練してカラスに仕立てたわけですから、最初の約束として、タマカエシで生まれ変わったらトミにする、というのはあったと考えられますが、必要な機関を無くすのは、どう考えても暴挙です。
タケヒト以降、「夢のお告げ」の連発で、トミの中に裏切り者がいたと思われる部分もあります。
思えば、殉死の習慣もタケヒトが崩御した時からはじまっているのです。
ここに陰謀が無いとするなら、トミは集団ヒステリーに陥っていることになるのでしょうか。
思えば、殉死の習慣もタケヒトが崩御した時からはじまっているのです。
ここに陰謀が無いとするなら、トミは集団ヒステリーに陥っていることになるのでしょうか。
この件は、まだまだ掘り下げる必要がありそうです。