今日は2026年6月5日、金曜日です。
今回はホツマツタヱ6アヤの解説、そのPart4をやります。
まずは本文から。
●一行訳7
| 6-28 | とよヒめハ ねのうちめにて | トヨヒメハ ネノウチメニテ 【トヨ、豊・ヒ〔仁〕メ、媛・ハ(属格)、トヨヒメが】、【ネ、北・ノ(生格)・ウチ、内・メ、妃・ニ(与格)・テ(造格)、北のウチメとして(産んだのは)】、 |
| 6-28 | ぬかたゝの くまのくすヒぞ | ヌカタタノ クマノクスヒゾ 【ヌカ、額・タ、手・タ、々・ノ(生格)、(「物部の正面を護る勢力」)ヌカタタの】、【クマ、熊・ノ、野・ク、国・ス、栖・ヒ〔仁〕・ゾ(強調)、(「熊野亜族の国栖一門の貴人」)クマノクスヒです】。 |
| 6-29 | みこすべて ヰヲとミめなり | ミコスベテ ヰヲトミメナリ 【ミ(寧)コ、子・ス、統・ベ(分詞素)・テ(造格)、御子は全部で】、【ヰ〔五〕ヲ〔雄〕・ト(並立)・ミ〔三〕メ、女・ナ、也・リ(分詞素)、5男3女です】。 |
| 6-29 | さのとのに たちはなうゑて | サノトノニ タチハナウヱテ 【サ、南・ノ(生格)・トノ、殿・ニ(与格)、南の殿に】、【タ、立・チ(分詞素)・ハナ、花・ウ、植・ヱ(分詞素)・テ(造格)、唐橘を植えて】、 |
| 6-29 | かぐのみや きにさくらうゑ | カグノミヤ キニサクラウヱ 【カ、夏・グ、具・ノ(生格)・ミヤ、宮、(「夏の様式の宮」)カグノミヤとして】、【キ、東・ニ(与格)・サクラ、桜・ウ、植・ヱ(分詞素)、東に桜を植えて】、 |
| 6-29 | うおちみや みつからまつり | ウオチミヤ ミツカラマツリ 【ウ、大・オ、小・チ、路・ミヤ、宮、広小路の宮(と名付け)】、【ミ、身・ツ(生格)・カ、自・ラ(分詞素)・マツ、奉・リ(分詞素)、自ら奉言を】、 |
| 6-30 | きこしめす アまねくたみも | キコシメス アマネクタミモ 【キ、聞・コ(再帰)・シ(分詞素)・メ、召・ス(分詞素)、聴かれ】、【アマ、余・ネ(否定)・ク(分詞素)・タ、手・ミ、身・モ(例)、残らず人々も】、 |
| 6-30 | ゆたかなり つきよみのつま | ユタカナリ ツキヨミノツマ 【ユタ、豊・カ(分詞素)・ナ、也・リ(分詞素)、豊かでした】。【ツキ、月・ヨ、読・ミ(分詞素)・ノ(生格)・ツマ、妻、ツキヨミの妻である】、 |
| 6-30 | いよつヒめ うむもちたかハ | イヨツヒメ ウムモチタカハ 【イ、伊・ヨ、予・ツ(生格)・ヒ〔仁〕メ、媛、イヨツヒメの】、【ウ、産・ム(分詞素)・モ、望・チ(分詞素)・タカ、高・ハ(属格)、産んだモチタカは】、 |
| 6-30 | いふきぬし さきにたらちヲ | イフキヌシ サキニタラチヲ 【イ、伊・フ、吹・キ(分詞素)・ヌシ、主、(「伊吹の長」)、イフキヌシです】。【サキ、前・ニ(与格)・タ、父・ラ、母・チ、道・ヲ〔雄〕、父、これ以前に親父(イサナギ)が】、 |
| 6-31 | はなきねハ ねのくにさほこ | ハナキネハ ネノクニサホコ 【ハナ、花・キネ、杵・ハ(属格)、ハナキネは】、【ネ、根・ノ(生格)・クニ、国・サ、小・ホ、穂・コ、子、北のサホコ(「低開発で実入りが少ない国」、現島根県)を】、 |
| 6-31 | しらすべし いまだヒること | シラスベシ イマダヒルコト 【シ、知・ラ(再帰)・ス(分詞素)・ベ、可・シ(分詞素)、知らすべし(と遺してありますが)】、【イ(継)マ、未・ダ(態)・ヒ〔日〕ル、霊・コ、子・ト(並立)、未だにヒルコ(ワカヒメ)と】、 |
| 6-31 | みくまのゝ とみがたすけて | ミクマノノ トミガタスケテ 【ミ(寧)、御・クマ、熊・ノ、野・ノ(生格)、御熊野の】、【ト、門・ミ、身・ガ(主格)・タ、手・スケ、助・テ(造格)、家人が手助けしているので】、 |
| 6-31 | のちのきみ なちのわかみこ | ノチノキミ ナチノワカミコ 【ノチ、後・ノ(生格)・キミ、君、後にはキミと(なるでしょう)】。【ナ、那・チ、智・ノ(生格)・ワカ、若・ミ(寧)、御・コ、子、那智の若御子の】、 |
| 6-32 | ぬかたゝよ いさなみまつる | ヌカタタヨ イサナミマツル 【ヌカ、額・タ、手・タ、々・ヨ(呼掛)、(それ、)ヌカタタは】、【イ、伊・サ、佐・ナ、名・ミ、身・マツ、奉・ル(分詞素)、伊佐一門に仕える】、 |
| 6-32 | くまのかみ しこめがしゐお | クマノカミ シコメガシヰオ 【クマ、熊・ノ、野・カミ、守、クマノ族の御上です】。【シコ、咎・メ、奴・ガ(主格)・シ、然・ヰ、居・オ(対格)、咎人の肉体を】、 |
| 6-32 | からすかみ まつれハくろき | カラスカミ マツレハクロキ 【カ、枯・ラ(使役)・ス(分詞素)・カミ、守、枯らす御守で】、【マツ、奉・レ(分詞素)・ハ(造格)・クロ、黒・キ(分詞素)、奉ると黒い】、 |
| 6-32 | とりむれて からすとなつく | トリムレテ カラストナツク 【トリ、鳥・ム、群・レ(分詞素)テ(造格)、鳥のように群れて(来るので)】、【カラス、鴉・ト(態)・ナ、名・ツ、付・ク(分詞素)、鴉と・呼ばれています】。 |
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●連続訳7
トヨヒメが、北のウチメとして産んだのは、「物部の正面を護る勢力」、ヌカタタの、「熊野亜族の国栖一門の貴人」、クマノクスヒです。
御子は全部で5男と3女です。
南の殿に、唐橘を植えて、「夏の様式の宮」、カグノミヤとして、東に桜を植えて、広小路の宮と名付け、自ら奉言を聴かれ、残らず人々も豊かでした。
ツキヨミの妻である、イヨツヒメの、産んだモチタカは、「伊吹の長」、イフキヌシです。
これ以前に親父(イサナギ)が、ハナキネは、北の、サホコ、「低開発で実入りが少ない国」、現島根県を、知らすべしと、遺してありますが、未だにヒルコ(ワカヒメ)と、御熊野の、家人が手助けしているので、後にはキミとなるでしょう。
那智の若御子の、それ、ヌカタタは、伊佐一門に仕える、クマノ族の御上で、咎人の肉体を、枯らす御守で、奉ると黒い、鳥のように群れて来るので、、鴉衆と・呼ばれています。
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●解説7
南の殿にタチハナ植えてカグノミヤと云う記述で、大きく騙されてしまう人がいます。

これはウオチミヤを解説した図ですが、我等、アメ族が大陸に居た頃からの習慣として、ミヤコの構造があります。
内裏(だいり)から見て、右近の橘、左近の桜、と云う様式ですが、ホツマツタヱ解読の、初期の頃、カグの実というのがミカンだと思われていました。
その結果として、南の殿に植えたのがミカンだと思われてしまったのです。
つまり、桜の木は内裏(当時はウチミヤ)の東側に植えたのは誰でも思いつくことだったのですが、南にタチハナと書いてあるので、南にミカンをうえたように思ってしまうのです。
しかし、これはカグの木(夏具の木)、夏(か)の国から持参した木は唐橘(からたちばな、百両金のこと)だったのです。

これは唐橘(からたちばな、百両金)です。
これが、千両、万両だと、もっとたくさんの実がつくのです。
右近の橘、左近の桜は、現在と同様、西側には橘(ミカン)を植えたものと思われます。
花はこの通りで良いのですが、成りものについては、桜の実は桜桃(サクランボ)ですが、後の時代にたくさん栽培されたソメイヨシノは実をつけないようですので、平安時代にはユスラウメがサクランボと呼ばれていたとか。

これはユスラウメ、葉もサクラに似ていますね。
東京でも、ヤマザクラの仲間でしょうか、実をつける季節になると、千鳥ヶ淵の土手のサクラも真っ黒に熟したものは、充分に食べられる木もあって、ずいぶんと漁ったものです。
ここで、ロイヤルファミリも、ツキヨミや、ソサノヲの話になります。
15アヤに、クマノクスヒが、「チチミカト」と呼び掛けていますので、トヨヒメの子は自動的にアマテルの子で良いと思われます。
一行訳には、名前の由来も書いてあるので、全文を良く読んでいただきたいと思います。
●一行訳8
| 6-33 | いさなぎハ アつしれたまふ | イサナギハ アツシレタマフ 【イ、伊・サ、佐・ナ、名・ギ、儀・ハ(属格)、イサナギは】、【ア〔敬〕・ツ、尽・シ、知・レ(再帰)・タマ、給・フ(分詞素)、いまわの時を迎えます】。 |
| 6-33 | こゝおもて アわちのみやに | ココオモテ アワチノミヤニ 【コ、此・コ、時・オ(対格)・モ、以・テ(分詞素)・この時点で】、【ア〔敬〕ワ、淡・チ、路・ノ(生格)・ミヤ、宮・ニ(与格)、(雨亜族のミヤコ)淡路の宮で】、 |
| 6-33 | かくれます ことハおわれと | カクレマス コトハオワレト 【カク、隠・レ(分詞素)・マ、坐・ス(分詞素)、崩御されました】。【コト、事・ハ(属格)・オワ、終・レ(分詞素)・ト(接続格)、生涯は終わりましたが】、 |
| 6-33 | いきおひハ アめにのほりて | イキオヒハ アメニノホリテ 【イキオ、勢・ヒ(分詞素)・ハ(属格)、(その)崇敬は】、【ア〔敬〕メ、雨・ニ(与格)・ノホ、上・リ(分詞素)・テ(造格)、アメ(淡国)に伝わり】、 |
| 6-34 | ヲおかゑす アヒわかみやに | ヲオカヱス アヒワカミヤニ 【ヲ〔緒〕・オ(対格)・カヱ、返・ス(分詞素)、護国契約は続き】、【ア〔敬〕ヒ〔日〕ワカ、若・ミヤ、宮・ニ(与格)、在りし日の若宮に】、 |
| 6-34 | とゝまりて やみおたします | トトマリテ ヤミオタシマス 【トト、留・マ(再帰)・リ(分詞素)・テ(造格)、鎮座され】、【ヤ、家・ミ、身・オ(対格)・タ、治・シ(分詞素)・マ、坐・ス(分詞素)、(タガの神として)一門の者から崇敬されるのです】。 |
| 6-34 | たがのかみ やまとやすみや | タガノカミ ヤマトヤスミヤ 【タ、多・ガ、賀・ノ(生格)・カミ、上、タガの御上(ここではアマテル)は】、【ヤ、家・マ、間・ト、処・ヤ、野・ス、洲・ミヤ、宮、ミヤコである、現栗東市伊勢遺跡を】、 |
| 6-34 | ひきうつし アめやすかわの | ヒキウツシ アメヤスカワノ 【ヒ、引・キ(分詞素)・ウツ、移・シ(分詞素)、(多賀の若宮、現滋賀県犬上郡多賀町多賀に)移転しました】。【ア〔敬〕メ、雨・ヤ、野・ス、洲・カワ、側・ノ、都である、雨の野洲川の】、 |
| 6-35 | ヒるこヒめ みこおしヒとお | ヒルコヒメ ミコオシヒトオ 【ヒ〔仁〕ル、霊・コ、子・ヒ〔仁〕メ、媛、(「貴人の華」)ヒルコヒメは】、【ミ(寧)コ、子・オ、忍・シ(分詞素)ヒ〔仁〕ト、仁・オ、御子オシヒトを】、 |
| 6-35 | ヒたします ねとさほこくに | ヒタシマス ネトサホコクニ 【ヒ、肥・タ、足・シ(分詞素)・マ、坐・ス(分詞素)、養育します】。【ネ、峰・ト(並立)・サ、小・ホ、穂・コ、子・クニ、国、ネ、峰の国(現琵琶湖東岸一帯)とサホコの国(本来のソサノヲの領地)を】 |
| 6-35 | かねヲさむ したてるヒめと | カネヲサム シタテルヒメト 【カ、兼・ネ(分詞素)・ヲ〔尊〕、治・サ、(使役)・ム(分詞素)、兼ね治める】、【シタ、下・テ、照・ル(分詞素)・ヒ〔仁〕メ、媛・ト(並立)、下・照る・姫と(呼ばれ)】、 |
| 6-35 | あちヒこと いせおむすひて | アチヒコト イセオムスヒテ 【ア、阿・チ、智・ヒ〔仁〕コ、彦・ト(並立)、(「阿智の若様」)アチヒコと】、【イ、伊・セ、勢・オ(対格)・ムス、結・ヒ(分詞素)・テ(造格)、イセの契によって】、 |
| 6-36 | もろともに こゝにヲさめて | モロトモニ ココニヲサメテ 【モロ、諸・トモ、共・ニ(与格)、揃って】、【コ、此、コ、処・ニ(与格)・ヲ〔尊〕、治・サ(使役)・メ(分詞素)・テ(造格)、ここで治めて】、 |
| 6-36 | うむみこハ いむなしつヒこ | ウムミコハ イムナシツヒコ 【ウ、産・ム(分詞素)・ミ(寧)コ、子・ハ(属格)、産んだ御子は】、【イ、忌・ム(分詞素)・ナ、名・シ、嗣・ツ(生格)・ヒ〔仁〕コ、彦、イミナをシツヒコ(という)】、 |
| 6-36 | たちからヲかな | タチカラヲカナ 【タ、手・チカラ、力・ヲ〔雄〕・カナ、哉、タチカラヲなのです】。 |
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●連続訳8
イサナギは、いまわの時を迎えられます。
この時点で、雨亜族のミヤコ、淡路の宮で、崩御されました。
生涯は終わりましたが、その崇敬は、アメ(淡国)に伝わり、護国契約は続き、在りし日の若宮に、鎮座され、タガの神として一門の者から崇敬されるのです。
タガの御上(ここではアマテル)は、ミヤコである、現栗東市伊勢遺跡を、 代々のタマツミヤ(霊府の宮)として、多賀の若宮、現滋賀県犬上郡多賀町多賀に移転しました。
都である、雨の野洲川の、「貴人の華」、ヒルコヒメは、御子オシヒトを、養育します。
峰の国(現琵琶湖東岸一帯)とサホコの国(本来のソサノヲの領地)を、兼ね治める、下照る姫と(呼ばれ)、「阿智の若様」、アチヒコと、イセの契によって、
揃って、ここで治めて、産んだ御子は、イミナを「正統継承者である彦」、シツヒコという、「文武両道に力を発揮する」、タチカラヲなのです。
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●解説8
オノコロ(自ずと凝る)という自治体との護国契約(ヲ〔緒〕)を知らなければ、イサナギと淡路島の領民の関係は見えてこないと思われます。
領主と云うのは、大家族の長のことだったのですね。
現代のように、縁もゆかりも無い人民を統治するのとは異なり、国君(くにきみ)というのは大家族の長であるばかりか、領民の扶養義務を負っていたのです。
ジミントが頭をとって、重税を科すという構造もあとわずかで終わろうとしています。
外国との関係を整理すれば、日本は無税国家として成り立つことができるのですが、さあ、どうなるでしょうか?
一日も早く、ベーシックインカムの有る豊かな国になることを天神地祇に祈りたいと思います。
6アヤはこれで終わりです。
さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのトが対応します。
http://hot-uma.bbs.fc2.com/