今日は2026年7月31日、金曜日です。
今回はホツマツタヱ8アヤの解説、そのPart2です。
まずは本文から。
●一行訳3
| 8-11 | おのつから ハハもいそらも | オノツカラ ハハモイソラモ 【オノ、己・ツ(生格)・カラ、自、自ずから(解決するのです)】。【ハ〔衣〕ハ〔衣〕、母・モ・イ、異・ソラ、空・モ(例示)、ハハミチも(他の御上達も)イソラミチも】、 |
| 8-11 | よりかゑし いるやもうけず | ヨリカヱシ イルヤモウケズ 【ヨ、寄・リ(分詞素)・カ、返・ヱ(使役)・シ(分詞素)、寄せては返し】、【イ、入・ル(分詞素)・ヤ、屋・モウ、設・ケ(分詞素)・ズ(否定)、自分たちの根城は定めず】、 |
| 8-12 | かみのやハ かならすあたる | カミノヤハ カナラスアタル 【カミ、守・ノ(性格)・ヤ、屋・ハ、御守の屋代・は】、【カ、可・ナ、也・ラ(分詞素)・ス(否定)・アタ、当・ル(分詞素)、(なぜか)必ず襲撃される】。 |
| 8-12 | はたれみの わざやアらハす | ハタレミノ ワザヤアラワス 【ハ、破、タ、綻・レ(分詞素)・ミ、身・ノ(生格)、(どうして)ハタレの持つ】、【ワザ、技・ヤ(反語疑問)・アラワ、現・ス(仮属詞)、作戦が当たるだろう・か】? |
| 8-12 | フつぬしが てたておとえハ | フツヌシガ テタテオトエハ 【フ〔文〕・ツ(生格)・ヌシ、主・ガ(主格)、(菊沢山の)手紙の主が】、【テ、手・タテ、盾・オ(対格)・ト、問・エ(分詞素)・ハ(属格)、対抗策を問うが】、 |
| 8-12 | かなさきの をきなこたゑて | カナサキノ ヲキナコタヱテ 【カ、夏・ナ、名・サキ、幸・ノ、カナサキの】、【ヲ〔敬〕キナ、翁・コタヱ、応・テ(分詞)、翁は答えて】、 |
| 8-13 | われもなし ゐつくしおもて | ワレモナシ ヰツクシオモテ 【ワ、我・レ(分詞素)・モ(例示)ナ、無・シ(分詞素)、私にも(対抗策は)ありません】。【ヰ、居・ツク、尽・シ(分詞素)・オ(対格)・モ、以・テ(造格)、出来る事をやるだけです】。 |
| 8-13 | かんかたち なかこすなおに | カンカタチ ナカコスナオニ 【カン、上・カタチ、形、御上の様子を】、【ナカ、中・コ、子・ス、素・ナオ、直・ニ(与格)、心根を真直に保ち】、 |
| 8-13 | かんちから よくものしるハ | カンチカラ ヨクモノシルハ 【カン、上・チカラ、力、御上の抑止力(を活かし)】、【ヨ、能・ク(態)・モノ、兵・シ、知・ル(分詞素)・ハ、(兵法に従い)能く兵を操り】、 |
| 8-13 | かんとほり ことなふたもつ | カントホリ コトナフタモツ 【カン、上・トホ、亨・リ(分詞素)、御上は上手く行く(ように)】、【コト、事・ナ、無・フ、二・タ(類)・モ、持・ツ(分詞素)、二心を持つ事が無いようにして】、 |
| 8-14 | くしヒるそ たゝやわらきお | クシヒルソ タタヤワラキオ 【クシ、櫛・ヒ〔仁〕、梳・ル、ゾ、(戦線を)管理するのです】。【タタ、只・ヤワラ、柔・キ(分詞素)・オ(対格)、ただ・柔軟な精神で、対応するだけが】、 |
| 8-14 | てたてなり かみのみこゝろ | テタテナリ カミノミココロ 【テ、手・タ、立・テ(分詞素)・ナ、也・リ(分詞素)、(有効な)方策なのです】。【カミ、上・ノ(生格)・ミ(寧)・ココロ、心、御上(達、諸侯会議)の思いは】、 |
| 8-14 | うるハしく みそぎつかさお | ウルハシク ミソギツカサオ 【ウルハ、麗・シ(分詞素)・ク(態)、実直に】、【ミ、身・ソ、添・ギ(分詞素)・ツカサ、司・オ(対格)、身添ぎ(ハタレ懐柔の)・司を】、 |
| 8-14 | かなさきに ふつぬしそゑて | カナサキニ フツヌシソヱテ 【カ、夏・ナ、名・サキ、幸・ニ(与格)、(作戦参謀を)カナサキとし】、【フツ、総・ヌシ、主・ソ、添・ヱ(分詞素)・テ(造格)、フツヌシを副参謀として】、 |
| 8-15 | みかつちも いさおしアわせ | ミカツチモ イサオシアワセ 【ミカ、甕・ツチ、鎚・モ(例示)ミカツチも】、【イサ、功・オ、忍・シ(分詞素)・ア、合・ワ(使役)・セ(分詞素)、抑止力を合わせて】、 |
| 8-15 | うたしむる アまのかこゆみ | ウタシムル アマノカコユミ 【ウ、大・タ、足・シ(使役)・ム(分詞素)ル(伝聞)、強力に援護させました】。【ア〔天〕マ、間・ノ(生格)・カ、夏・コ、去・ユミ、弓、(夏から受け継いだ)アメ族の公僕の印のカコ弓に】、 |
| 8-15 | ハゝやそゑ ハたれやぶれと | ハハヤソエ ハタレヤブレト 【ハ〔衣〕ハ〔衣〕、母・ヤ、矢・ソ、添・ヱ(分詞素)、ハハ矢を(不戦の文官統制の印)として添えて】、【ハ〔衣〕タ、垂・レ(分詞素)・ヤ、敗・ブ(使役)・レ(分詞素)・ト(接続格)、「ハタレ御上に勝ちなさい」と】、 |
| 8-15 | たまひけり ムつのハたれハ | タマヒケリ ムツノハタレハ 【タマヒ、給・ケリ(婉曲)、給わりました】。【ム〔六〕ツ、個・ノ(生格)・ハ〔衣〕タ、垂・レ(分詞素)、六個のハタレ御上(の軍団)・は】、 |
| 8-16 | ヤまたアり コゝ※チつかさに | ヤマタアリ ココチツカサニ 【ヤ〔八〕・マタ、岐・ア、在・リ(分詞素)、八種(の集団)に構成され】、【コ〔九〕コ(類)チ〔千〕・ツカサ、司・ニ(与格)、(総員)九千を司どり】、 |
| 8-16 | ナゝ※はかり むれアつまりて | ナナハカリ ムレアツマリテ 【ナナ、七・ハカ、許・リ(分詞素)、七つほど(のグループ)に】、【ム、群・レ(分詞素)・アツマ、集・リ(分詞素)・テ(造格)、群れをなして】、 |
| 8-16 | かきやぶり むらくもおこし | カキヤブリ ムラクモオコシ 【カキ、垣・ヤブ、破・リ(分詞素)、領地の境界を侵して】、【ム、群・ラ(分詞素)・ク、蜘・モ、蛛・オコ、興・シ(分詞素)、群れて乱雑に暴れ】、 |
| 8-16 | ホのほふき つふていかつち | ホノホフキ ツフテイカツチ 【ホ〔炎〕・ノ・ホ、穂・フ、吹・キ(分詞素)、大声で罵倒し】、【ツフテ、礫・イカツチ、雷、礫を・雷のごとく(投げ)、 |
| 8-17 | くにゆすり たみおゆすりて | クニユスリ タミヲユスリテ 【クニ、国・ユス、揺・リ(分詞素)、(騒ぎを大きくして)統治を破壊しようと】、【タ、手・ミ、身・オ(対格)・ユス、揺・リ(分詞素)・テ(造格)、配下を奮るわせて】、 |
| 8-17 | せめよする アまてるかみハ | セメヨスル アマテルカミハ 【セ、攻・メ(分詞素)・ヨ、寄・ス(分詞素)・ル(伝聞)、攻め寄せました】。【ア〔天〕マ、間・テ、照・ル(分詞素)・カミ、上・ハ(属格)、公僕達を照らす・アマテル御上は】、 |
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●連続訳3
ハハミチも、他の御上達も、イソラミチも、寄せては返し、自分たちの根城は定めず、御守の屋代は、なぜか必ず襲撃されるのでした。
どうしてハタレの持つ、作戦が当たるだろう・か?
菊沢山の手紙の主が、対抗策を問うが、カナサキの、翁は答えて、私にも(対抗策は)ありません。
出来る事をやるだけです。
御上の様子を、心根を真直に保ち、御上の抑止力を活かし、兵法に従い、能く兵を操り、御上は上手く行くように、二心を持つ事が無いようにして、戦線を管理するのです。
ただ、柔軟な精神で、対応するだけが、有効な方策なのです。
御上達、諸侯会議の思いは、実直に、ハタレを懐柔する身添ぎの司を、作戦参謀をカナサキとし、フツヌシを副参謀として、ミカツチも、抑止力を合わせて、強力に援護させました。
夏から受け継いだ、アメ族の公僕の印のカコ弓に、ハハ矢を、不戦の文官統制の印として添えて、「ハタレ御上に勝ちなさい」と、給わりました。
六個のハタレ御上の軍団は、八種の集団に構成され、総員九千を司どり、七つほどのグループに、群れをなして、領地の境界を侵して群れて乱雑に暴れ、大声で罵倒し、礫を・雷のごとく投げ、騒ぎを大きくして、統治を破壊しようと、配下を奮るわせて、攻め寄せました。
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●解説3
前回の最後の部分、(今回の最初の部分)「カラ」と云う言葉は現代語でも広く使われていますが、「A〜B」のような意味合いなら「AからB迄」と表記するのに、「から」に相当する漢字は無いので、漢語から日本語ができたのではないことが歴然としています。
より、漢語的な表現では「自(より、体言)」「自り(より、用言)」と見ると体言は漢文的だということがわかるので、送り仮名をつけるのは、さらに日本語的なのですね。
現代中華語では普通話なら「从(従)」だったりするので、かならずしも適当な訳にはならないようです。(場所でも時間でも使えますが、時間の場合、「開始」に相当する助詞をそえたりしてメンドイですね)
「自・至」というのが日本語で熟した表現なので、「自ずから」、あるいは「自ずと」と書けば誰でも理解するので、日本語のほうが便利なようにも思えます。
まあ、「から」が接続助詞だったとしても、「自」を接続助詞だと言い張るのも苦しいし。
少々、人工的にも見えますが、「から」も「自」と一文字漢字で表現することにします。
さて、今回の部分は、アマテルの御代に、ハタレの乱が顕著に報告されるようになって、しばらく経った時の事を綴っています。
ここで、「フツヌシ」と云う名前が出てきますが、これは菊沢山からタカマに届いた報告と云う意味で、「書の主」であり、他の場所で出てくる「フツヌシ(総長、つまりソサノヲのこと)」と分けて考えなければなりません。
「イルヤモウケズ」を「射る矢も受けず」と読んでしまうと、super natural な話になってしまうので、注意が必要です。
そして、「カミノヤハカナラズアタル」というのも、「御上の矢は必ず当る」と読んでしまうと、襲撃を受けているのに、変だ!となるわけです。
つまり、これは、御上の屋代(やしろ)はなぜか知られていて、必ず襲撃される、つまり、中央政府側の陣容は、賊側に知られている、と云うことに他なりません。
「コトナフタモツ」は、「コト、事・ナ、無・フ、二・タ(類)・モ、持・ツ(分詞素)」であり、「二心を持つ事が無いようにして」と訳すのが正しいのです。
これは、単純倒置による、主題強調ですね。
●一行訳4
| 8-17 | せめよする アまてるかみハ | セメヨスル アマテルカミハ 【セ、攻・メ(分詞素)・ヨ、寄・ス(分詞素)・ル(伝聞)、攻め寄せました】。【ア〔天〕マ、間・テル、照・カミ、上・ハ(属格)、公僕達を照らす・アマテル御上は】、 |
| 8-17 | さくなたり はやかハのせに | サクナタリ ハヤカハノセニ 【サ、佐・ク、久・ナ、奈・タリ、度、佐久奈度(現滋賀県大津市大石中一丁目2-1付近)の】、【ハヤ、速・カハ、川・ノ・セ、瀬・ニ、速川一族の背(ここではアキツヒメの兄あるいは父)に】、 |
| 8-17 | みそぎして ハたれやぶるの | ミソギシテ ハタレヤブルノ 【ミ、身・ソ、添・ギ(分詞素)・シ、為・テ(造格)、身添ぎ(相談)して】、【ハ〔衣〕タ、垂・レ(分詞素)・ヤ、破・ブ(再帰)・ル(分詞素)・ノ(生格)、ハタレ御上を破るための】、 |
| 8-18 | まじないの たねおもとめて | マジナイノ タネオモトメテ 【マジ、賄・ナイ、賂・ノ、(贈答等による)懐柔・の】【タネ、種・オ・モトメ、求・テ(結果)、情報を得て】、 |
| 8-18 | さつけます もろかみうけて | サツケマス モロカミウケテ 【サツケ、授・マス、坐、伝授しました】。【モロ、諸・カミ、守・ウケ、受・テ(結果)、諸守は、(策を)受け】、 |
| 8-18 | これおうつ ハたれしむみち | コレオウツ ハタレシムミチ 【コ、此・レ(分詞素)・オ(対格)・ウ、討・ツ(分詞素)、これ(ハタレ御上)を討ちます】。【ハ〔衣〕タ、垂・レ・シ、染・ム(分詞素)・ミチ、道、ハタレ御上の一族は】 |
| 8-18 | なすわさに やまかわアぶれ | ナスワサニ ヤマカワアブレ 【ナ、為・ス(分詞)素・ワサ、技・ニ(与格)、その作戦行動として】、【ヤマ、山・カワ、川・ア、溢・ブ(再帰)・レ(分詞素)、山川に溢れるほど陣取り】、 |
| 8-19 | うおろちが ホのほおはきて | ウオロチガ ホノホヲハキテ 【ウ、多・オロ、愚・チ、道・ガ(主格)、沢山の反逆者達・が】【ホ〔炎〕・ノ(生格)・ホ、穂・オ(対格)・ハ、吐・キ(分詞素)・テ(造格)、大変な剣幕で】、 |
| 8-19 | おとろかす かなさきしばし | オトロカス カナサキシバシ 【オトロ、驚・カ(使役)・ス(分詞素)、威嚇してきました】。【カ、夏・ナ、名・サキ、幸・シバシ、暫、カナサキは、一旦】、 |
| 8-19 | たちかゑり アめにつくれハ | タチカヱリ アメニツクレハ 【タ、立・チ(分詞素)・カヱ、帰・リ(分詞素)、立ち帰って】、【ア〔天〕メ・ニ(与格)・ツ、告・ク(再帰)レ(分詞素)・バ(造格)、中央のキミ、(ここではアマテル)に告げると】、 |
| 8-19 | をヲんかみ たまふかだすゝ | ヲヲンカミ タマフカダスス 【ヲ〔敬〕ヲン、上、御々上、アマテルが】、【タマ、給・フ(分詞素)・カ、掻・ダ、抱・スス、給ったのは、カダ・スス、鈴、カダガキ(楽器)とススキ打ちの楽曲と】、 |
| 8-20 | わらびなわ かなさきうけて | ワラビナワ カナサキウケテ 【ワラビ、蕨・ナ、名・ワ、地、蕨一門の助力でした】。【カ、夏・ナ、名・サキ、幸・ウ、受・ケ、(分詞素)・テ(造格)、カナサキはこれを受け】、 |
| 8-20 | せめくちの もろにさつけて | セメクチノ モロニサツケテ 【セ、攻・メ(分詞素)・クチ、口・ノ、前線・の】、【モロ、諸・ニ(与格)・サツ、授・ケ(分詞素)・テ(造格)、諸守に授けて】 |
| 8-20 | ましなゑハ ハたれのものゝ | マシナヱハ ハタレノモノノ 【マシ、賄、ナ、賂・ヱ(分詞素)・ハ(属格)、(アメヱ縁のススキ打ちのメロディで)懐柔したので】、【ハ〔衣〕・タレ、垂・ノ・モノ、兵・ノ、ハタレ御上の将兵は】、 |
| 8-20 | わざならす にけんとすれと | ワザナラス ニケントスレト 【ワザ、技・ナ、成・ラ(分詞素)・ス(否定)、作戦を遂行できませんでした】。【ニケ、逃・ン(意思)・ト(態)・スレ、為・ト(接続格)、逃げようとしましたが】、 |
| 8-21 | かみいくさ かちていけとる | カミイクサ カチテイケトル 【カミ、上・イクサ、戦、御上の軍勢は】、【カ、勝・チ(分詞素)・テ(造格)・イ、生・ケ(分詞素)・ト、捕・ル(分詞素)、勝って生け捕りにしました】。 |
| 8-21 | ハたれまお かわくヒでりに | ハタレマオ カワクヒデリニ 【ハ〔衣〕タ、垂・レ(分詞素)・マ、間・オ(対格)、ハタレ御上の傭兵達を】、【カワ、渇・ク(態)ヒ〔日〕デ、照・リ(分詞素)・ニ(与格)、飢え渇く日照り状態に】、 |
| 8-21 | つなぎおき ついにいけとる | ツナギオキ ツイニイケトル 【ツナ、繋・ギ(分詞素)・オ、置・キ(分詞素)、放置して兵糧攻めとしたことで】、【ツ、終・イ(分詞素)・ニ(与格)・イケ、活・ト、捕・ル(分詞素)、最後に、生け捕りました】、 |
| 8-21 | ハたれかみ つゝがにおきて | ハタレカミ ツツガニオキテ 【ハ〔衣〕・タ、垂・レ(分詞素)・カミ、上、ハタレ御上を】【ツ、罰・ツ・ガ、咎・ニ(与格)・オ、置、キ(分詞素)・テ(造格)、牢屋に入れて】、 |
| 8-22 | ミチものま しむにアつけて | ミチモノマ シムニアツケテ 【ミ〔三〕・チ〔千〕・モノ、兵・マ、間、三千の傭兵達は】【シ、染・ム(分詞素)・ニ(与格)・アツ、預・ケ(分詞素)・テ(造格)、(それぞれの)一族に預けて】、 |
| 8-22 | もろかえりけり | モロカエリケリ 【モロ、諸・カエ、帰・リ(分詞素)・ケリ(伝聞)、皆帰って行きました】。 |
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●連続訳4
公僕達を照らす、アマテル御上は、佐久奈度(現滋賀県大津市大石中一丁目2-1付近)の、速川一族の背(ここではアキツヒメの父)に、身添ぎ(相談)して】、ハタレ御上を破るための、贈答等による懐柔の、情報を得て、配下に伝授しました。
諸守は、策を受け、これ(ハタレ御上)を討ちます。
ハタレ御上の一族は、その作戦行動として、山川に溢れるほど陣取り、沢山の反逆者達が、大変な剣幕で、威嚇してきました。
カナサキは、一旦、立ち帰って、中央のキミ、(ここではアマテル)に告げると、アマテルが、給ったのは、カダ・スス、鈴、カダガキ(楽器)とススキ打ちの楽曲と、蕨一門の助力でした。
カナサキはこれを受け、前線・の、諸守に授けて、アメヱ縁のススキ打ちのメロディで懐柔したので、ハタレ御上の将兵は、作戦を遂行できませんでした。
逃げようとしましたが、御上の軍勢は、勝って生け捕りにしました。
【ハ〔衣〕タ、垂・レ(分詞素)・マ、間・オ(対格)、ハタレ御上の傭兵達を、飢え渇く日照り状態に、放置して兵糧攻めとしたことで、最後に、生け捕りました。
ハタレ御上を、牢屋に入れて、三千の傭兵達はそれぞれの一族に預けて、皆帰って行きました。
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●解説4
ここでは「ハヤカハノセニ」とあり、「ハヤ、速・カハ、川・ノ(生格)・セ、瀬・ニ(与格)」と読めますので、ホツマツタヱの読者なら誰でも、これは、「速川の瀬」に「ハヤアキツヒメの父」が掛かっていると読むでしょう。
今、6-5に「ハヤアキツ アキコハシホノ ヤモアイコ」とありますので、ハヤアキツヒメはシホカマの未亡人であることから、アマテルは、この御家に入り込むことを考えたのです。
跡取り媛の御家に入るには、父の承諾をうけることが必要になりますので、アキコの父に身添ぎをしたのですね。
こういったチャンスは多く、大多数の御家が女系だったのでしょう。

これは淀川の、琵琶湖を出て少し行ったところの佐久奈度神社です。
これより少し上流にはアマテルのミヤコ、「大日のヤマト」、さらに上流にはセオリツ媛の故地である瀬降津もあり、歴史のエキスが濃い地域だということが判ります。
このあたりは、川の流れが直角に曲がっていることもあり、流れが急になることから「さくなたり」と呼ばれているそうです(ホントかね?)
「カワクヒデリニ」と云うくだりは、「なんて残酷な仕打ちをする!」と思ってはダメなのですね。
これは、ハタレマ(傭兵達)が報酬を受け取れないようにしただけです。
金主(きんしゅ)が変われば、傭兵達は引き上げて行くでしょう。(ご祝儀くらい貰ったかも)
このように、ホツマに出てくる「マ(間)」と云うのは、基本的に、雇用関係にあると考えれば、腑に落ちるでしょう。
決して、日蓮宗徒が考えるような「魔」ではないのです。
さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのトが対応します。
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