今日は2026年10月30日、金曜日です。
今回から、ホツマツタヱ10アヤの解説を始めます。
今日はそのPart1をやります。
迷彩が多くて騙されやすいのですが、がんばって読み解いていただきたいと思います。
では、本文へ。
●一行訳1
| 10-1 | かしまたちつりたいのアや | カシマタチツリタイノアヤ 【カ、夏・シマ、島・タ、立・チ(分詞素)・ツ、釣・リ(分詞素)・タイ、鯛・ノ・ア〔敬〕ヤ、綾、夏島の独立、釣り鯛のアヤ】 |
| 10-1 | フソヰすゝ コソミゑとしの | フソヰスス コソミヱトシノ 【フ〔二〕ソ〔十〕ヰ〔五〕スス、鈴、二十五鈴】、【コ、去・ソ、年・ミ〔三〕ヱ、枝・トシ、歳・ノ、去年・三枝歳の】、 |
| 10-1 | さアゑなつ かぐゑしほみて | サアヱナツ カグヱシホミテ 【サアヱ・ナツ、夏、庚子の夏】、【カ、夏・グ、具・ヱ、兄・シホ、萎・ミ(分詞素)・テ(造格)、夏具のキミ(ここではアマテル)が崩御され】、 |
| 10-1 | フとまにの しちりハやもり | フトマニノ シチリハヤモリ 【フ〔文〕・ト(態)・マ、儘・ニ(分詞素)・ノ(生格)、手紙の意の通り】、【シチ、七・リ、里・ハ(主格)・ヤ、家・モ、盛・リ(分詞素)、七里飛脚は徴税が】、 |
| 10-2 | はげしくて つねすみのくに | ハゲシクテ ツネスミノクニ 【ハゲ、激・シ(分詞素)・ク(態)・テ(造格)、(徴税が)激しいと云うので】、【ツ、西・ネ、北・スミ、隅・ノ(生格)・クニ、国、北西の隅の国、サホコの端、出雲を】、 |
| 10-2 | みせしむる よこべかえりて | ミセシムル ヨコベカエリテ 【ミ、見・セ(使役)・シ(分詞素)・ム(完了)・ル(伝聞)、見に行かせました】。【ヨコ、査・ベ、部・カエ、帰・リ(分詞素)・テ(造格)、ヨコベが帰って】、 |
| 10-2 | もふさくハ いつもやゑがき | モフサクハ イツモヤヱガキ 【モフ、申・サ(再帰)・ク(分詞素)ハ(属格)、報告するには】、【イツ、出・モ、雲・ヤ、家・ヱ、衛・ガキ、垣、出雲の守護である】、 |
| 10-2 | おほなむち みつれハかくる | オホナムチ ミツレハカクル 【オ、大・ホ、穂・ナ、名・ムチ、貴、御大尽の家の貴人ですが】、【ミ、満・ツ(再帰)・レ(分詞素)・ハ(属格)カ、欠・ク(分詞素)・ル(伝聞)、満つれば欠ける】、 |
| 10-3 | ことはりか ぬかおたまかき | コトハリカ ヌカオタマカキ 【コト、理・ハ(再帰)・リ(分詞素)・カ(反語推量)、故事のように】、【ヌカ、額・オ(対格)・タマ、玉・カキ、垣、ミヤの正面を瑞垣で囲い】、 |
| 10-3 | うちみやと これコゝ※のゑに | ウチミヤト コレココノヱニ 【ウチ、内・ミヤ、宮・ト(接続格)、内宮と(呼ばせました)】、【コレ、此・コ〔九〕コ(類)・ノ(生格)・ヱ、重・ニ(与格)、と、(これは中央の)九重として】、 |
| 10-3 | くらふなり さきにみこもり | クラフナリ サキニミコモリ 【クラ、位・フ(分詞素)・ナ、也・リ(伝聞)、相応しくなった(と聞きました)】。【サキ、前・ニ(与格)・ミ(寧)コ、子・モ、守・リ(分詞素)、その(ずっと)前、御子(ここではオシホミミの)守り(摂政)の】、 |
| 10-3 | おもいかね しなのいなほら | オモイカネ シナノイナホラ 【オモ、思・イ(分詞素)・カ、兼・ネ(分詞素)、オモイカネは】、【シナ、信・ノ、濃・イ、伊・ナ、那・ホラ、洞、(生家である)信濃の伊那郷で】、 |
| 10-4 | アちのかみ よりてなゝよの | アチノカミ ヨリテナナヨノ 【ア〔敬〕、阿・チ、智・ノ(生格)・カミ、神、(崩御され)阿智一門の神になりました】。【ヨ、依・リ(分詞素)・テ(造格)・ナ、名・ナ、無・ヨ、代・ノ(生格)、こうして、(かつて)名も無い代から続いていた】、 |
| 10-4 | うなめこと たかぎねやすの | ウナメコト タカギネヤスノ 【ウ、大・ナ、嘗・メ(分詞素)・コト、事、(オホナムチの)大嘗祭(を執り行ったのでした)】。【タカ、高・ギ、儀・ネ、根・ヤ、野・ス、洲・ノ(生格)、オモイカネは野洲国の】 |
| 10-4 | いまみやに たがわかみやの | イマミヤニ タガワカミヤノ 【イマ、今・ミヤ、宮・ニ(与格)、今の宮に祀りました】。【タ、多・ガ、賀・ワカ、若・ミヤ、宮・ノ(生格)、多賀若宮の】、 |
| 10-4 | かふのとの たかみむすびの | カフノトノ タカミムスビノ 【カフ、頭・ノ(生格)・トノ、殿、頭の殿で】、【タカ、高・ミ、身・ムスビ、結・ノ(生格)、タカミムスビ(ここではタケミカツチ)が】、 |
| 10-5 | かみはかり いづもたゞすハ | カミハカリ イヅモタダスハ 【カミ、上・ハカ、諮・リ(分詞素)、諸侯会議をしました】。【イヅ、出・モ、雲・タダ、糾・ス(分詞)、ハ(属格)、出雲を糾すのは】、 |
| 10-5 | たれよけん ホヒのみことゝ | タレヨケン ホヒノミコトト 【タ、誰・レ(分詞素)・ヨ、良・ケ(分詞素)・ン(意思)、誰が良いだろう】、【ホ〔穂〕ヒ〔仁〕ノ(生格)・ミ(寧)、身・コト、事・ト(接続格)、アマテルの妻(モチコ)を継いだホヒによる人事(が良い)と】、 |
| 10-5 | みないえハ ホヒのみことに | ミナイエハ ホヒノミコトニ 【ミナ、皆・イ、言・エ(分詞素)・ハ(属格)、皆が言うので】、〔ホ〔穂〕ヒ〔仁〕・ノ(生格)・ミ(寧)コト、事・ニ(与格)、ホヒのお役目として】、 |
| 10-5 | むけしむる しかれとホヒハ | ムケシムル シカレトホヒハ 【ム、向・ケ(分詞素)・シ(使役)ム(分詞素)・ル(不完了)、向けさせました】。【シカ、然・レ(分詞)・ト(接続格)・ホ〔穂〕ヒ〔仁〕ハ(属格)、しかしホヒは】、 |
| 10-6 | くにかみに へつらいこびて | クニカミニ ヘツライコビテ 【クニ、国・カミ、上・ニ(与格)、国御上(ここでは、オホナムチ)・に】、【ヘツラ、諂・イ(分詞素)・コ、媚・ビ(分詞素)・テ(造格)、へつらい媚びて】、 |
| 10-6 | みとせまて かえことアらて | ミトセマテ カエコトアラテ 【ミ(寧)トセ、歳・マテ、迄、(その歳)、半年も】、【カエ、返・コト、言・ア〔敬〕、在・ラ(分詞素)・テ(造格)、報告もしないで】、 |
| 10-6 | おゝせいゝ みくまのやれハ | オオセイイ ミクマノヤレハ 【オオ、仰・セ(分詞素)・イ、唯、イ(分詞素)、々、(オホナムチの)言うがままでした】。【ミ(寧)・クマ、熊・ノ、野・ヤ、遣・レ(分詞素)ハ(属格)、(ホヒの子の)ミクマノを派遣したのですが】、 |
| 10-6 | ちゝがまゝ かえらねハまた | チチガママ カエラネハマタ 【チチ、父・ガ・ママ、儘(態)・父(ホヒ)と同様に】、【カエ、帰・ラ(分詞素)・ネ(否定)・ハ(属格)・マ、亦・タ(分詞素)、又、帰らなかったので、また】、 |
| 10-7 | かみはかり つかハすヒとハ | カミハカリ ツカハスヒトハ 【カミ、上・ハカ、諮・リ(分詞素)、諸侯会議に諮りました】。【ツカ、遣・ハ(使役)・ス(分詞素)・ヒ〔仁〕ト・ハ(属格)、(権威を示すべき)遣わす貴人は】、 |
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●連続訳1
夏(か)の島の独立、釣り鯛のアヤ
二十五鈴、去年・三枝歳の、庚子の夏、夏具のキミ(ここではアマテル)が崩御され、手紙の意の通り、七里飛脚は徴税が、激しいと云うので、北西の隅の国、サホコの端、出雲を、見に行かせました。
ヨコベが帰って、報告するには、出雲の守護である、御大尽の家の貴人(つまりオホナムチ)ですが、満つれば欠ける、故事のように、ミヤの正面を瑞垣で囲い、
内宮と呼ばせましたこれは中央の九重として、相応しくなったと聞きました。
そのずっと前、御子(ここではオシホミミ)の摂政の、オモイカネは、生家である信濃の伊那郷で、崩御され阿智一門の神になりました。
こうして、かつて名も無い代から続いていた、オホナムチの大嘗祭を執り行ったのでした。
オモイカネは野洲国の今の宮に祀りました。
多賀若宮の、頭の殿で、タカミムスビ(ここではタケミカツチ)が、諸侯会議をしました。
出雲を糾すのは、誰が良いだろう、アマテルの妻(モチコ)を継いだホヒによる人事が良いと、皆が言うので、ホヒのお役目として、向けさせました。
しかしホヒは、国御上(ここでは、オホナムチ)に、へつらい媚びて、その歳、半年も、報告もしないで、オホナムチの言うがままでした。
ホヒの子のミクマノを派遣したのですが、父(ホヒ)と同様に、帰らなかったので、また、諸侯会議に諮りました。
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●解説1
「カグヱシホミテ」は、「夏具の宮の御上」、すなわち、「天香久山で生まれたアマテル御上」が崩御された、と言っているのです。
ここでは二十五鈴といっておりますので、すでに世はアスカホノアカリの時代になっているのですが、読者の混乱を呼ぶため、ずっと前の話をしています。
作者が言いたいことは、時のタカミムスビがタケミカツチである、と云うことだけなのです。
■歴代アマツヒツギは以下の通りです。
20鈴 オモタルの世
21鈴 イサナギの世
22鈴 アマテルの世
23鈴 オホナムチの世
24鈴 オシホミミの世
25鈴 アスカホノアカリの世
26鈴 ニニキネの世
27鈴 ムメヒトの世
28鈴 サクラギの世
29鈴 ウツキネの世
ここでは、オホナムチが践祚した話をして、時間の感覚を撹乱(かくらん)しています。
つまり、二十五鈴現在の、出雲の政策を改めさせたかったので、諸侯会議をひらいたのです。
たしかに、二十五鈴にアマテルが崩御したのは衝撃的なことかもしれませんが、すでに世は、孫の時代に移っているのです。
これから起こることは、タカミムスビの政治力にかかっているのですね。
●一行訳2
| 10-7 | かみはかり つかハすヒとハ | カミハカリ ツカハスヒトハ 【カミ、上・ハカ、諮・リ(分詞素)、諸侯会議に諮りました】。【ツカ、遣・ハ(使役)・ス(分詞素)・ヒ〔仁〕ト、人・ハ(属格)、(権威を示すべき)遣わす貴人は】、 |
| 10-7 | アまくにの アめわかヒこと | アマクニノ アメワカヒコト 【ア〔天〕マ、間・クニ、邦・ノ(生格)、アマクニタマ(オホナムチ)の子の】、【ア〔天〕メ、天・ワカ、若・ヒ〔仁〕コ、彦・ト(態)、アメワカヒコに】、 |
| 10-7 | きわまりて たかみむすひが | キワマリテ タカミムスヒガ 【キワ、極・マ(再帰)・リ(分詞素)・テ(造格)、決まったので】、【タカ、高・ミ、身・ムス、結・ヒ(分詞素)・ガ(主格)、(直々に)タカミムスビが】、 |
| 10-7 | かこゆみと はゝやたまひて | カコユミト ハハヤタマヒテ 【カ、夏・コ、去・ユミ、弓・ト(並立)、(夏の邦の権威を示す)カコユミと】【ハハ、母・ヤ、矢・タマ、給・ヒ(分詞素)・テ(造格)、ハハ矢(不戦のシンボル)を(アメの使者の印として)授けて】、 |
| 10-8 | むけしむる このかみもまた | ムケシムル コノカミモマタ 【ム、向・ケ(使役)・シ(分詞素)・ム(不完了)・ル(伝聞)、(イツモを)向けさせました】。【コ、此・ノ・カミ、上・モ(例示)・マ、亦・タ(分詞素)、(しかし)この御上もまた】、 |
| 10-8 | まめならす たかてるヒめお | マメナラス タカテルヒメオ 【マ、間・メ、面・ナ、也・ラ(分詞素)・ス(否定)、忠実では無く】、【タカ、高・テ、照・ル(分詞素)・ヒ〔仁〕メ、媛・オ(対格)、(妹の)タカテルヒメを】、 |
| 10-8 | めとりつゝ アしはらくにお | メトリツツ アシハラクニオ 【メト、娶・リ(分詞素)・ツツ(同時)、妻として娶りながら】、【ア〔敬〕シ、悪・ハラ、腹・クニ、国・オ(対格)、賄賂が有効な国を】、 |
| 10-8 | のらんとて やとせふるまて | ノラントテ ヤトセフルマテ 【ノ、告・ラ(分詞素)・ン(意思)・ト(態)テ(造格)、宣言して】、【ヤ、屋・トセ、歳・フ、経・ル(不完了)・マテ、迄、長いこと】、 |
| 10-9 | かえらねハ なゝしのきゞす | カエラネハ ナナシノキギス 【カエ、帰・ラ(分詞素)・ネ(否定)・ハ(属格)、帰らなかったので】、【ナ、名・ナ、無・シ(分詞素)・ノ(生格)・キ、聞・ギ(分詞素)・ス、為、(タカミムスビは自分で行って)名も無いキギスに】、 |
| 10-9 | といくたす アめわかヒこが | トイクタス アメワカヒコガ 【ト、問・イ(分詞素)・クタ、下・ス(分詞素)、問い下しました】。【ア〔天〕メ、天・ワカ、若・ヒ〔仁〕コ、彦・ガ(生格)、アメワカヒコの】、 |
| 10-9 | かどのまえ かつらのすえに | カドノマエ カツラノスエニ 【カド、門・ノ(生格)・マエ、前、門の前の】、【カツラ、桂・ノ(生格)・スエ、末・ニ(与格)、桂の木の梢に(登らせ、呼ばわらせました)】。 |
| 10-9 | しわざみて ほろゝほろゝと | シワザミテ ホロロホロロト 【シ、為・ワザ、業・ミ、見・テ(分詞素)、(サクメが)これを見ると】、【ホロロ(態)・ホロロ(態)・ト(態)、淡々と】、 |
| 10-10 | なくおきゝ さくめがつげに | ナクオキキ サクメガツゲニ 【ナ、鳴・ク(分詞素)・オ(対格)・キ、聞・キ(分詞素)、呼ばわるのを聞いて】、【サク、作・メ、女・ガ(主格)・ツ、告・ゲ(分詞素)・ニ(与格)、下女が、(ワカヒコに)告げた・ので】、 |
| 10-10 | なもなくて アめおなくやと | ナモナクテ アメオナクヤト 【ナ、名・モ(例示)・ナ、無・ク(分詞素)・テ(造格 )、名も無いくせに】、【ア〔天〕メ、天・オ(対格)・ナ、薙・ク(分詞素)・ヤ(反語疑問)・ト(接続格)、アメである私を愚弄するのか?と】。 |
| 10-10 | わかヒこが はゝやおいれハ | ワカヒコガ ハハヤオイレハ 【ワカ、若・ヒ〔仁〕コ、彦・ガ(主格)、ワカヒコが】、【ハハ、母・ヤ、矢・オ(対格)・イ、射・レ(分詞素)・ハ(属格)、(不戦の印である)ハハ矢を射ると】、 |
| 10-10 | むねとほり とびてたかみの | ムネトホリ トビテタカミノ 【ムネ、胸・トホ、通・リ(分詞素)、(音に)驚いて】、【ト、跳・ビ(分詞素)・テ(造格)・タカ、高・ミ、身・ノ(生格)、跳び上がって、タカミムスビの】、 |
| 10-11 | まへにおち けんけんもなく | マヘニオチ ケンケンモナク 【マ、間・ヘ、辺・ニ(与格)・オ、落・チ(分詞素)、前に落ち】、【ケン、喧・ケン、々・モ(例示)・ナ、無・ク(態)、声も無く死んでしまったので】、 |
| 10-11 | ちのはゝや たかみむすびハ | チノハハヤ タカミムスビハ 【チ、因・ノ(生格)・ハハ、母・ヤ、矢、原因となったハハ矢に】、【タカ、高・ミ、身・ムス、結・ビ(分詞素)・ハ(主格)、タカミムスビは】、 |
| 10-11 | これおみて とがむかえしや | コレオミテ トガムカエシヤ 【コ、此・レ(分詞素)・オ(対格)・ミ、見・テ(分詞素)、これを見て】、【トガ、咎・ム(分詞素)カエ、報・シ(分詞素)・ヤ、矢、(因果の)報いの返し矢を射ました】。 |
| 10-11 | わかヒこが むねにアたりて | ワカヒコガ ムネニアタリテ 【ワカ、若・ヒ〔仁〕コ、彦・ガ(主格)、(この矢が)ワカヒコの】、【ムネ、胸・ニ(与格)・ア〔敬〕タ、当・リ(分詞素)・テ(造格)、胸に当たって】、 |
| 10-12 | うせにしお かえしやおそる | ウセニシオ カエシヤオソル 【ウ、失・セ(分詞素)・ニ(与格)・シ(分詞素)オ(対格)、死んでしまったのは】、【カエ、報・シ(分詞素)・ヤ(反語推量)・オソ、恐・ル(分詞素)、因果は恐ろしいという】、 |
| 10-12 | もとおりや たかてるヒめの | モトオリヤ タカテルヒメノ 【モト、基・オ、居・リ(分詞素)・ヤ、也、故事の基なのです】。【タカ、高・テ、照・ル(分詞素)・ヒ〔仁〕メ、媛・ノ(生格)、タカテルヒメの】、 |
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●連続訳2
権威を示すべき遣わす貴人は、アマクニタマ(オホナムチ)の子の、アメワカヒコに、決まったので、直々にタカミムスビが、夏の邦の権威を示すカコユミとハハ矢(不戦のシンボル)をアメの使者の印として授けて、イツモを向けさせました。
しかし、この御上もまた、忠実では無く、妹のタカテルヒメを、妻として娶りながら、賄賂が有効な国を、宣言しつつ、長いこと、帰らなかったので、タカミムスビは自分で行って、名も無いキギス(聞き糾すだけの執行官)に、問い下させました。
アメワカヒコの、門の前の、桂の木の梢に登らせ、呼ばわらせました。
サクメがこれを見ると、淡々と、呼ばわるのを聞いて、ワカヒコに告げたので、名乗りのせずに、アメの使者である私を愚弄するのか?と怒りなした。
ワカヒコが、不戦の印であるハハ矢を射ると、音に驚いて、跳び上がって、タカミムスビの、前に落ち、声も無く死んでしまったので、原因となったハハ矢に、タカミムスビは、これを見て、因果の報いの返し矢を射ました。
この矢がワカヒコの、胸に当たって、死んでしまったのは、因果は恐ろしいという、故事の基なのです。
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●解説2
このシーンは丸々、記紀に神話となってコピーされていますが、タカミムスビが自分から出向いたなんてことは知らされていないので、天上まで、血のついた矢が飛んでいった、と考えたのですね。
これは、不戦の証であるハハヤ(嚆矢、こうし)を与えたにうもかかわらず、キギスを死なせてしまった、ということを、タカミムスビが告発し、自分で決済して、実弾で射殺したということなのです。
この時、タカミムスビ(ここではタケミカツチ)は武装して行ったことは間違いのない事実で、アメワカヒコは現場で誅殺されてしまったことになります。
ただし、二代前のアマツヒツギであるオホナムチの実子であるアメワカヒコを処分しなければならなかった理由は、出雲を賄賂が効果を発揮する豊かな国であった(アメリカみたいな?)からではありません。
アメワカヒコは、重大なフォークロア違反をしていたのです。
男系の御家にあっては、実の妹を妻にしてはならないのです。
ここで、「男系の御家であった」、と云ううのは、「アシハラクニオノラントス」という一文にかかっているのです。
「宣り」をしたと云うのはすなわち、男系の御家である、ということなのです。
これで、タカミムスビが自分の部下である執行官を死なせたことを問題にしているのではなく、「不戦であるアメの使者が不都合な行為をした結果、現場で処分された」理由となるのです。
オホナムチの子は、アメワカヒコ、タカコヒメ、ステシノアチスキタカヒコネ、オクラヒメの4人ですが、この後のシーンで、タカヒコネは同じようにオクラヒメを娶っていますが、まったくの「お構い無し」で、何も処分されていません。
これは「ステシノ」という一語に尽きるのですが、これは「捨て嗣の」という表現で、「生家の相続を放棄した」という意味です。
タカヒコネは美濃(岐阜)の生まれながら、幼いころに出雲の王子として移送され、この時まで出雲で過ごしてきました。
兄、アメワカヒコが罷った場合でも、跡目は継がない、ということが決まっていたからなのです。
結果として、タカヒコネは妹であるオクラヒメの家にはいり、物部氏の本流として、後にアメ族の故地、日光(にっこう、当時の呼び名はフタアレ、つまり「二荒れ」)で実力を発揮しているのです。
現場で処分した、と云うことは、辺野古転覆事件を見ればわかるように、官憲によるどんなに不自然な犯行も、正されることは無い、と云うことなのでしょう。
左翼思想を持った牧師や観光客である左翼学生がコロコロされても、我が国では話題にさえ上がることは無いのかもしれません。
国家権力などと云うものはそういうものです。
いまだに、誰ひとり、フランスの高校生が(生活苦はあっても)社会的未来が絶たれていることを指摘しないのです。
もっと身近な、消費税は良くない性格の税であることを知っても、やがてコロコロされてしまうとまでは、言葉にだすことはないのでしょう。
父母から与えられた遺産に根拠の無い相続税を掛けられて家をうばわれても、革命に気づかない愚か者が、日本人なのでしょう。
そして、日本人はムスリムを憎み、大中華を憎み、争うように誘導されているのですね。
日本人が親族を送るのに、土葬をしなくなったのは、つい最近のことなのに、日本の習慣に逆らうな!嫌ならでて行け!と叫ぶのはなぜなのでしょうか?
これは、単に社会的ヒステリーにすぎないのではないでしょうか。(すべては誰かに誘導されているのですが・・・)
フランス人は、かつて王侯貴族の首を切りまくりましたが、市庁舎を焼いたムスリムに罪をなすりつけているのだとしたら、それは滑稽な図にしか、見えないでしょう。

これはロイターが報じた記事を産経新聞が買ったのでしょうか?
そのまま貼ってしまおう、ご苦労なこった。
インターネットに配信された記事は著作物であっても、その権利は消えるのですね。
消えるのが嫌なら、DRMを掛ければ良いのですから。
桂の木の梢に執行官を登らせて、アメの使者を呼ばわると云うエキセントリックな行為は、タカミムスビの殺意を如実に示しているではありませんか。
ギロチンというのは「恐怖政治」と呼ばれますが、刃が落ちてくる瞬間の恐怖が、人の罪を浄化するのだ、というのが当時の信仰だったと言われています。
いつの日か、「ヤバイ政治」と云う政治体制をあらわすようになってしまったのですね。
言い出しっぺのオギュスト・ギヨタンも首を失い、ロベスピエールも首を失いましたが、現代人は皆、貴重な記憶をコロコロされてしまったのでしょうか。
明日は世界革命が総てを清めてくれることを天神地祇に祈りましょう。
さて、ホツマツタヱに関するご意見ご要望、いちゃもん、文句、NGのあるかたは掲示板のほうに書いていただければ、うちのトが対応します。
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