好きなドレッシングは?
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これですね。私の年代でゼロ戦のプラモデル作ったことがない人はいないのでは、というくらい人気がありました。
いまは傑作か駄作か…、信者かアンチか…、になっていますが…
私、元ゼロ戦搭乗員とお話したことがありまして…
まず、零戦の読み方は「ゼロ戦」であり「れい戦」ではない。速度が速くなれば(たしか時速400キロとか言っていたような)操縦桿が重くなり、とくに急降下のときはコツを知らなければびくとも動かない…、など。
で、よくいわれるのが徹底した軽量化であの性能を引き出したと。まあ、そうなんですが実は本来13ないといけない安全率を11に引き下げて造られていました。
さらに開戦当初は無敵だったといわれていますが、米軍の資料では
1941年 ゼロ戦:米戦=1:1.7
1942年 ゼロ戦:米戦=1:6
1943年 ゼロ戦:米戦=1:8
終戦まで年 ゼロ戦:米戦=1:20
と全期間で米戦闘機より多く撃墜されています。
もちろん、性能的には米のグラマンF4FやカーチスP40より優れていましたが運用の差というやつらしいです。
で、グラマンF6やP51ムスタングなどが出てきて上記のように差が開いていったということです。
ゼロ戦ではありませんが、性能的に劣るといわれている陸軍の一式戦「隼」(私的には「隼」メーカーだった中島の方が飛行機造りでは良かったと思っています)がビルマ戦線で米英の最新戦闘機と互角に戦ったというのも運用ということになります。
また、「ゼロを見たら戦うな」というのも、なぜかあまり出てきませんが陸軍の四式戦「疾風」にも出ていましたし、独ではホッケウルフにも出ていましたので、新しいのが出てきたら様子見くらいの感じだったようです。
最後にゼロ戦の設計者堀越二郎を描いた宮崎駿氏の漫画「風立ちぬ」ですが…
これテーマ重いですね、男の永遠のテーマかもしれません、「メカは好きだけど戦争は嫌」。
見る機会があればそれを頭の片隅に置いてご覧になっていただければ…