本日、4月26日…
チェルノブイリ原発事故が起こった日です。
1986年だから、もう30年前。
チェルノブイリ原発、正式名称は“Чернобыльская АЭС им. В.И.Ленина(V・I・レーニン共産主義記念チェルノブイリ原子力発電所)”とご大層な名です。
さて、チェルノブイリといえば「ニガヨモギ」の訳が有名。
が、これウクライナ語です。
ロシア語では…
“Чернобыль”、これで「チェルノブイリ」
まず、“Черно”
これは“черный(チョールニイ)”で「黒」
“Черно”はその副詞です。
ロシア語の“черный”「黒」には「悪い」「よくない」という意味もあります。
反対に
красный(クラースヌイ=赤)は「赤」だけはなく「よい」という意味も…
たとえば
Прекрасно(プリクラースナ=すばらしい)
だから
Красная площадь(クラースナヤ・プローシシャチ=赤の広場)
は、共産主義というだけでなく、「よい広場」という感じ…
で、
“быль”
これは「実話」や「過去に起こった出来事」…
と、いうことで…
“Чернобыль(チェルノブイリ)”は「過去に起こった悪いこと」
と、いう意味に解することも…
まあ、現役に船に「沈没船」とかいう名前があるとか…
「言霊」の日本人の感覚とはチト違うようですね。