先日の「関係あるのでは…(http://ameblo.jp/andrewoui/entry-12151535977.html )」では書きました、空自のU125事故…
昨日の産経新聞に…
以下、転載
空自の飛行点検機U125「フライトチェッカー」 墜落事故の悲報で注目を浴びた「黒子」の実力は…(http://www.sankei.com/premium/news/160420/prm1604200002-n2.html
)
航空自衛隊の飛行点検機「U125」の任務は、電波により航空機の安全な飛行を支援する「航空保安無線施設」の状態をチェックすることだ。実際に施設の上空をテスト飛行し、施設の電波が正常に機能しているかを確認することから「フライト・チェッカー」の愛称を持つ。埼玉県の空自入間基地をベースとする飛行点検隊に所属し、全国160カ所以上の陸海空3自衛隊の航空施設の点検を担っている。
空自幹部は「あまり表に出ることのない黒子的な存在だが、自衛隊にとって欠かせない任務だ」と説明する。
U125は、英国の旧ブリティッシュ・エアロスペース社のビジネスジェット「BAe125-800型」を母機とし、自動飛行点検装置などを追加搭載。これにより、低高度から高高度までの飛行点検が可能となった。全長、全幅とも約15・6メートル。最大速度は時速約860キロで、航続距離は約5500キロ。平成2年度予算から調達を開始し、これまで計3機を導入している。
空自の救難捜索機「U125A」も「BAe125」を母機としているが、外観は飛行点検機が赤と白のカラーリングなのに対し、救難捜索機は薄い青で統一されている。
4月6日、黒子に徹するはずのU125に、思わぬかたちでスポットライトが当たってしまう。飛行点検のため鹿児島県の海上自衛隊鹿屋航空基地を離陸した1機のU125が、突如としてレーダーから消え、通信も途絶えたのだ。
陸海空の各自衛隊はすぐにレーダーロストした地点を中心に捜索を開始したが、当日は悪天候だったこともあり、すぐには乗員の空自隊員や機体を発見することができなかった。
墜落か、空中分解か…。現地からの連絡を待つ防衛省内には、隊員の無事を祈りながらも重苦しい空気が広がっていった。インターネット上には「撃墜された」、「映画『戦国自衛隊』のように戦国時代にワープした」といった根拠のない臆測まで流れ始めた。
一夜明けた7日、鹿屋航空基地の北方にある御岳(おんたけ)で、6人の乗員のうち4人が心肺停止の状態で発見された。8日には残る2人も見つかり、機長を務めていた平岡勝3等空佐以下、乗員全員の死亡が確認された。付近からは機体の一部や、航空機搭載の無線機や点検機材なども発見された。
防衛省は機体回収現場の状況などから事故原因を墜落と判断。「航空自衛隊航空事故調査委員会」による調査を開始し、事故の原因究明と再発防止の検討を進めている。
この墜落事故は、別の課題も突きつけた。事故発生直後から防衛省内で情報の収集・整理にもたつきが目立ち、「6人全員を心肺停止状態で発見」と発表した内容を約2時間後に「1人」に訂正する失態まで犯した。
空自は「現場からの情報が伝達される途中で誤って伝わってしまった」と説明するが、陸自OBは「組織内で情報共有を徹底できなかったことを重く受けとめるべきだ。現場は懸命にやっていたのだろうが、有事での伝達ミスや情報共有の不徹底は致命傷につながる可能性もある」と警鐘を鳴らしている。
(政治部 石鍋圭)
以上、転載終わり
なるほど、三軍じゃなかった陸海空3自衛隊の航空施設を点検していたのですね。
これで海自基地から飛び立ったのが納得。
しかし…
ニュース、遅いのでは…
事故が起きたのは6日、昨日は20ですよ。
普通だったら、機体が回収されたとかフライトレコーダー見つかったとか、連日のように報道されてもよいはず…
たしか私が見た新聞では事故後2日目(8日)に乗員の遺体と機体の一部が発見された…、が最後と…
この記事では「防衛省内で情報の収集・整理にもたつき」を問題にしていますが…
他になんかあるんじゃない…、思ってしまいます。