米海軍の南シナ海航行…、いま何故…、というところですが、中国側の反応は…
以下、サーチナニュースより転載
米イージス艦に対抗、中華イージス艦を投入 「警告だ」と中国国防部が猛反発(http://news.searchina.net/id/1592566?page=1
)
中国政府・国防部は27日夜、米海軍がイージス駆逐艦「ラッセン」を、の南沙(英語名スプラトリー)諸島で中国が埋め立てた人工島から12海里以内の海域を航行させたことに猛反発する楊宇軍報道官の発言を発表した。中国は警告のため、「中華イージス艦」と呼ばれる「蘭州」を投入したという。
楊報道官は、中国が南沙諸島での活動を、「主に各種の民間の需要に対するサービスであり、各国の共通の利益のためのサービス」と主張した。
米駆逐艦の“進入”については、「中国の主権の安全、島・岩礁に居る人員と施設の安全、わが漁民の正常な作業の安全、地域の平和と安全を損ねた」などとして、厳しく非難した。
さらに、米軍の行動は突発事態を招きかねないとして、「非常に無責任」と決めつけた。
また、南シナ海の一般的な国際航路から離れる中国側が守備する島(岩礁)に接近したことは「国際法の“航行の自由”の乱用だ」と非難した。
楊報道官は、中国国防部が米側に厳重に抗議すると共に、中国海軍がミサイル駆逐艦「蘭州」とフリゲート艦「台州」を投入して米国側に「警告」したと表明した。
蘭州は「052C型駆逐艦(蘭州級駆逐艦)」の1番艦として2004年10月に就役した。国産の、アクティブ・フェーズド・アレイレーダーや自国産のHQ-9(紅旗-9)」防空ミサイルを搭載しており、「中華イージス艦」と呼ばれる。ただし、防空能力は米イージス艦よりも劣るというのが一般的な見方だ。
台州は「053型H1型フリゲート艦(江滬-II型)」の1番艦。就役は1982年。「053型」シリーズのフリゲート艦は対艦ミサイルを主兵装とする。ただし、防空能力や対潜能力は「限定的」とされる。
米軍が派遣した「ラッセン」は弾道ミサイルにも対応するイージス艦。就役は2001年だ。
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◆解説◆
南沙諸島に対する米海軍の出動は、中国にとっては対応が難しい事態だ。習近平国家主席(共産党総書記、中央軍事委員会主席)は、強力な腐敗撲滅運動、抗日戦勝利70周年の大規模な軍事パレード、大国イメージを強調する外交活動などからみても「強力な指導者」のイメージづくりを極めて重視していることが分かる。
米軍の圧力に簡単に屈したのでは、イメージづくりに悪影響が出る。中国側の「作業」に影響が出ないとしても、米軍が同様の派遣を繰り返せば、中国国内で「いつまで許している。習近平は弱腰だ」との見方が出かねない。万一の「軍事衝突」が発生すれば、中国側は「大敗」すると考えねばならない。
もちろん、米国も中国との対立がエスカレートすることは望んでいない。中国との対立が経済に影響すれば米財界、さらに選挙民の支持を失うことになる。
そのため、米中双方は水面下で、「互いの面子が立てられる落としどころ」を探って、緊迫した交渉を続けていると考えるのが自然だ。
以上、転載終わり
詳しくはこちら、人民网(http://js.people.com.cn/n/2015/1028/c360300-26944004.html
)
う~ん、私的には話しついていると思うのですが…