4世紀最大の集落…、うちの近所じゃない…
以下、奈良新聞より転載
最大規模の集落 - 御所の中西遺跡で建物群(http://www.nara-np.co.jp/20150820095118.html
)
御所市室、條の中西遺跡で、古墳時代前期(4世紀前半)を中心とする竪穴(たてあな)建物群が見つかり、県立橿原考古学研究所が19日、発表した。遺構は北東側に広がる大規模な集落遺跡、秋津遺跡と一体となることが判明。全体は祭祀(さいし)空間と居住空間が区画されており、同研究所は「計画的に配置した古墳時代前期の集落では最大の規模」としている。
平成21年度から続けられている京奈和自動車道御所南インター建設に伴う発掘調査で、今回は7550平方メートルを調査した。
竪穴建物を26棟検出した。建物は標準サイズで一辺4メートル前後、最大で6・5メートル。これらは西南西―東北東方向の溝で北側と南側の群に区画され、北群は秋津遺跡へとつながる。
建物群や溝の方位も秋津遺跡の集落遺構と一致し、一体のものと判明した。竪穴建物は計81棟になる。集落全体の範囲は南北約400メートル、東西200メートル以上。さらに北側や西側に広がる可能性がある。
高杯や小型丸底壷などの大量の土器や、鏡形の石製模造品1点が出土していて、集落内の祭祀で使われたと考えられる。
秋津遺跡ではこれまでに、祭祀用と考えられる塀で囲まれた方形区画や独立棟持ち柱建物、居住用の竪穴建物などを検出。
中西遺跡も含めて集落内部は直線的な溝で祭祀空間と居住空間とに分けられており、同研究所は「空間を明確に区別して計画的に配置している。類例のない規模と構造だ」と話す。
秋津遺跡については、初期ヤマト政権が直営した祭祀施設や、5世紀に周辺地域を本拠とした葛城氏の居館との見方がある。
現地説明会は23日午前10時から午後3時まで。小雨決行。駐車場はない。現場はJR玉手駅から南西に徒歩約40分。
以上、転載終わり
ここは「独立棟持柱建物」が出た所です、これは伊勢神宮を思っていたたければよいかと…
で、この場所のすごいところは…、雪(あまり)振らない、台風(めったに)来ない、地震(ほとんど)揺らない…、と信じられない土地。
まあ、だから経験則からここに大規模な集落ができたのでしょうけど…
記事では大和王権との関係、書かれていますが、私的には…
だって、「河内国草香邑と孔舎衛坂(http://ameblo.jp/andrewoui/entry-11157447072.html
)」ですもの。