銅鐸、吊るし鳴らした - 「ひも」初確認/奈文研 | andrewさんのブログ

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銅鐸の謎、解明への手がかりになる発見が…


以下、奈良新聞より転載


銅鐸、吊るし鳴らした - 「ひも」初確認/奈文研(http://www.nara-np.co.jp/20150813091345.html


兵庫県南あわじ市(淡路島)で見つかった青銅祭器「松帆銅鐸(どうたく)」7個(弥生時代前期―中期)のうち2個で、上部のつり手部分にあたる「鈕(ちゅう)」と、音を鳴らす棒「舌(ぜつ)」にひもが残っていたと、奈良文化財研究所や同県教育委員会などが12日、発表した。銅鐸や舌を吊(つ)り下げるためのひもが確認されたのは全国で初めて。銅鐸の使用方法などを考える貴重な発見といえる。


ひもが残っていたのはエックス線CT検査で、内部に舌が確認された3、4号銅鐸。二つの銅鐸は大きい方の中に小さい方をはめ込んだ「入れ子」の状態で、7月下旬に3号の中から4号を取り出し内部の砂を除去、調査した。


3号は鈕の頂部付近に太さ約2ミリのひもと、ひもの痕跡が少なくとも計4本残存。舌には太さ約5ミリのひもを通し穴にくぐらせて縛って固定していた。


4号にも鈕の頂部で複数本のひもの痕跡が確認されたほか、舌の穴に太さ約4ミリのひもが残っていた。


ひもの素材はいずれも植物繊維とみられる。3号鈕は「よりひも」、4号舌は「組みひも」をそれぞれ使用し、他のひもの構造は不明。


銅鐸の鳴らし方についてはこれまで、両手で持って揺り動かすなどの説もあったが、細いひもを鈕に何重か掛けて木などに吊り下げた可能性が高くなった。


舌は銅鐸上部の穴を使って固定した1本のひもで吊り下げたと推定。磨耗状態から考えると、舌を銅鐸から少し出る程度の位置で吊り下げ、内側に当てて鳴らしたと見られる。


このほか、銅鐸の内部から草の葉とみられる植物を確認。同研究所などでは、ひもや植物の残存の放射線炭素年代測定を行い、銅鐸の埋納時期の実年代を調べる。


調査を行った奈良文化財研究所の難波洋三・埋蔵文化財センター長は「CT検査の段階でひもがある可能性を考えたが、実際に残っていたことに驚き感動した。鳴らす方法など今まで銅鐸の大きな謎とされてきた部分が、はっきりとする数十年に一度の発見だ」としている。

以上、転載終わり


風鈴のような感じでしょうか…


私的には現在神社にいって「ガラガラ」するじゃないですか、あれたぶん銅鐸の名残でしょう。


で、銅鐸を含め現在の「ガラガラ」は雷を表していると思います(注連縄に紙で折ったもの下げれていますがあれも雷では)。


今後の研究、楽しみです。